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アメリカの若者の半数が「ほぼ常にオンライン」であるという調査結果、若者はどんなSNSやプラットフォームを利用しているのか?


アメリカのシンクタンクであるピュー研究所が、アメリカの13~17歳の若者を対象にソーシャルメディアやオンラインプラットフォームの利用傾向についてまとめた調査レポートを公開しました。若者の半数近くが「ほぼ常にオンライン」だと回答しているほか、YouTubeが依然として強い人気を誇っていることなどがわかるレポートとなっています。

Teens, Social Media and Technology 2024 | Pew Research Center
https://www.pewresearch.org/internet/2024/12/12/teens-social-media-and-technology-2024/

Teens Spent Less Time on the Top Social Apps This Year, With Two Exceptions | PCMag
https://www.pcmag.com/news/teens-spent-less-time-on-the-top-social-apps-this-year-with-two-exceptions

Nearly half of US teens are online almost constantly, Pew study finds | TechCrunch
https://techcrunch.com/2024/12/12/nearly-half-of-us-teens-are-online-almost-constantly-pew-study-finds/

近年は若者によるソーシャルメディアの使用について懸念が高まっており、オーストラリアでは16歳未満のソーシャルメディア利用を禁止する法案が提出されたほか、Metaは10代によるInstagramの利用を一時制限すると発表しています。

そんな中で、ピュー研究所は2024年9月18日~10月10日にかけて、アメリカに住む13~17歳の若者1391人を対象にオンラインで調査を実施しました。以下のグラフは、「ほぼ常にオンラインである」と回答した若者の割合を人種別に示したもので、アメリカの若者全体では46%、白人の若者の37%、黒人の若者の53%、ヒスパニック系の若者の58%がほぼ常にインターネットを使用していることがわかります。


SNSやプラットフォーム別に見るとYouTubeを利用している若者は90%で、TikTokが63%、Instagramが61%、Snapchatが55%、Facebookが32%、WhatsAppが23%、X(旧Twitter)が17%、Redditが14%、Threadsが6%となりました。

以下のグラフは、調査で尋ねられたさまざまなSNSやプラットフォームを使用している若者の割合を調査年ごとに示したもの。Facebookを使う割合が2014~15年の71%から2024年には32%と大幅に減少していることや、Xを使う割合も同期間で33%から17%に減っていることがわかります。一方、Snapchatは同期間に41%から55%に増加し、Instagramは52%から61%に増えています。


また、調査ではYouTube・TikTok・Instagram・Snapchat・Facebookという5つのプラットフォームについて、「どれくらいの頻度で利用するのか」についても尋ねました。その結果、若者の73%が毎日YouTubeを視聴していることや、約60%がTikTokに毎日アクセスしていること、InstagramやSnapchatを毎日使用する若者は約50%であることがわかりました。一方、毎日Facebookを使う若者は20%程度にとどまりました。

以下のグラフは、YouTube・TikTok・Instagram・Snapchat・Facebookを毎日使う若者の割合を示したもので、水色が「1日約1回アクセスする」割合、青色が「1日に何度かアクセスする」割合、紺色が「ほぼ常にアクセスしている」割合を表しています。5つのプラットフォーム全体をまとめると、若者の約3分の1はこれらのうち少なくとも1つをほぼ常に利用しているとのことです。


以下のグラフは、TikTok・YouTube・Snapchat・Instagram・Facebookを「ほぼ常に」利用している若者の割合を男女別に示したもの。TikTokでは男性より女性の方がほぼ常に利用している割合が高く、YouTubeでは逆に男性の方がほぼ常に利用している割合が多いことがわかります。


若者がインターネットにアクセスするデバイスの割合を示したグラフが以下。複数回答可能で、スマートフォンが95%、デスクトップ/ノートPCが88%、ゲーム機が83%、タブレットが70%となっています。


なお、NTTドコモ モバイル社会研究所が2024年1月に実施したSNS利用率の調査では、10代の若者のうちLINEを利用する割合は92.1%、Instagramは78.7%、Xは72.9%、TikTokは55%、Threadsは17.9%、Facebookは13.4%となっていました。

【サービス】10代のSNS:LINE9割、Instagram8割、TikTok6割、Threads2割:4年でTikTok利用率が増加(2024年4月22日)|レポート|NTTドコモ モバイル社会研究所
https://www.moba-ken.jp/project/service/20240422.html

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in モバイル,   ネットサービス, Posted by log1h_ik

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