冬の積丹、磯と港とハシゴイカ
さてさて、年末の釣り納め、年始の初釣り、ともに無反応だったので、何とかイカ大皇様の反応を探りに出撃することに。
今回は久しぶり、自由きままのひとり旅。
海の状況がよさそうなので、イカ確率の高い裏積丹の磯を目指す。
日中のドライブで余市、仁木を通り、稲穂峠から先は天候が一変、雪が結構降っている。
除雪車も出動している状況で、FFのフィットは駐車場所がちょっと心配。
現地の脇道に入ると、雪がそこそこ積もってて深いわだちも掘れてるけど、何とか奥まで入れれた。
駐車スペースには10台ほどの先行者。
トイレは冬季閉鎖中で、冬に妻は連れてこれない場所と確認。
雪は相変わらず降っててちょっと心配だけど、波と風の状態はよさそう。
万全の着ぶくれ防寒対策と、足元スパイク、ライフジャケットの安全装備で磯におりた。
ちょうど3人組さんが帰るところで「どうでしたか」と訊いてみると全然ダメとのこと。
タックルを見るとエギではなくてルアーっぽい。
サクラねらいだろうか。
3人組のあとに入ろうとすると、その先の釣り人が何だか茶色い長いのをぶら下げている。
見せてもらうと、いい型のヤリイカ。
がぜん、ヤル気が出てきた。
準備万端で海を見たら、何だか茶色いでっかいのが浮かんでいる。
よく見ると、いい型のトド。
・・・ヤル気がそがれた。
何とか気を取り直して、15時にスタートフィッシング。
しかしトドに動揺したせいか、手前で根掛かり、振り切れなど、何だかゼンゼン調子が出ない。
横の人は小さいのをポツポツ掛けている。マメイカっぽい。
私は基本、ヤリイカねらいで2.2~3号のエギで責める。
16:30過ぎ、沖目の底でやっと反応をキャッチ。
久しぶりのマメイカ。
マメにしては大きめのもポツポツ混じり、なかなかの引き。
しかし、ねらいはヤリイカ。
3号エギにサイズアップして、しゃくったあとのカーブフォール中にギューンとひったくるアタリが!
やっぱりマメとは重み、引きが違う。
念願の磯ヤリイカゲット!
よーし、ここからと気合いを入れるけど、ヤリは続かず、マメイカがチャンスタイムに入ったのか、群れに当たったのか、同じポイントで連発。
そーゆーことなら、エギを3.5号にサイズアップ。すると一発で、よし乗った!
・・ところがマメイカ。
しかも3.5号で3連発。
どんだけ食いしん坊やねん!とツッコミ入れながら釣り続けるけど、その間も雪が降り積もって、いよいよ車が心配に。
18:30すぎにいったん撤収。
・・気付いたら、ほかのみなさんはすでに撤収済み。
駐車場は私のフィット1台になっていた。
いよいよ、ここで埋まったら面倒だぞと、勢いを付けて走らせたけど、雪が深くてすぐに止まってしまった。
ヤバイ!とすかさずバックして切り返し、コースを変えてなんとか脱出。あぶなかったぁ。
場所を変えて、近くの漁港に移動。
ここから先は誰もいない貸し切り状態。
今度はULのメバルロッド1本で責めてみた。
まずは1.8Dのエギでボトムを探り、無難にマメイカゲット。
しかし、ここでもねらいはヤリイカ。
2.5号エギでがんばると、中層下あたりでいきなりギュイーンときた。
ドラグを鳴らし、ロッドを大きく曲げる連続噴射をいなし、引きを存分に楽しみつつヤリイカゲット!
楽しすぎ!
水くみバケツに入りきらない、まずまずのサイズ。
その後もマメイカチャンスタイムが来て連発。
マメイカの合間にヤリイカを2杯追加。
マメはおもに底で掛かるのでそんなに難しく考えなくていいけど、ヤリは中層で来るのでタナの見極めがよく分からん。
それでも真冬にこれだけ釣れたら、文句ありません、ハイ。
冷え切った体をカップ麺とコーヒーであっためて帰途に就いた。
帰宅後に計数計量したら、ヤリイカは外套長(胴長)26cm前後、110~190gサイズが4ハイ、マメイカはいい型混じりで計22ハイだった。
たぶんマメイカねらいに徹したら、もっと数は出たと思うけど、ヤリイカの魅力にはかなわない。
ヤリにはエギ王Qライブサーチ490グローのストロボシルバーが、マメにはナオリーレンジハンターのオールピンク夜光がやっぱり強い。
ヤリはイカめしで、マメはおでんに入れて美味しくいただきました。