厳選された小豆で作られたつぶ餡としぐれ餡を組み合わせたお菓子です。
「潮音堂」とは、中国宋時代に名僧無準禅師によって書かれた書のことです。元来京都の東福寺の普門院の額字でありましたが、その後小堀遠州が所持するところとなりました。ある時、遠州の茶会に招かれた酒井忠勝(庄内藩三代藩主)が、この書を見てあまりのすばらしさに懇望の末、一字千金すなわち三千両で譲り受けたと伝えられております。現在は、山形県鶴岡市の致道博物館に保管され、国の重要文化財に指定されている、禅宗墨跡中の王座に位するものといわれる書です。
そんな歴史ある書の名を、庄内藩酒井家の子孫にあたる酒井氏の好意で用いている名づけられました。
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