瀬戸内の小さな島たちへ女子旅に行こう。おすすめの島とその魅力

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毎日うだるような暑さが続く日本の夏。都会の喧騒を忘れて、どこかのんびりできる場所でゆっくりしてみたいとは思いませんか？休日はクーラーの効いた部屋で寝転んでばかり…なんて方も、一度外に出てみましょう。

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夏に出かけたくなるのが海の見える場所。どこか海外の南の島もいいけれど、瀬戸内海には南国リゾートとは一味違う独特の魅力があります。瀬戸内海には数え切れないほどの島々がありますが、それぞれ違ったユニークなものを見ることができ、近年注目が集まっているんです。

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瀬戸内海の島々の中で特に注目されているのが、島全体でアートに力を入れている「直島」や「豊島」です。最近ではSNS上でその魅力が拡散され、一気に人気スポットに。ですが、瀬戸内海にはまだまだそのほかにも訪れるべき島々がたくさんあるんです。

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現代アートと島の豊かな自然、のどかな空気感、親しみやすい島の人々……。今回はそんな魅力の詰まった島々の中から6つの島をピックアップし、その島でできること、その島の魅力、そして、この夏リラックスできる女子旅のヒントをご紹介していきます。

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最初にご紹介するのはやっぱりここ、瀬戸内海に浮かぶ島々の中でももっとも人気の「直島」。島中を歩き回れば、屋外でも屋内でもあちらこちらでアート作品に出会うことができます。特に草間彌生氏のこの水玉の「黄かぼちゃ」は有名ですよね。ほかにも、自転車をレンタルして島を巡るだけでいろんな発見がありますよ。

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日本の有名な建築家といえばまず名前が挙がるのが、安藤忠雄氏。安藤忠雄氏が手かげた建築物はコンクリートと光を巧みに利用した空間演出が特徴ですが、直島にある「地中美術館」にもそんな彼の作品があります。打ちっ放しのコンクリートの空間へ差し込む光と、ウォルター・デ・マリア氏の作品である球体が組み合わさった空間は、不思議と心を落ち着かせてくれます。

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「地中美術館」の作品の中には、モネの描いた大きな「睡蓮」もあります。作品自体も圧巻ですが、「地中美術館」にはそのモネの睡蓮をイメージした池もあり、神秘的でありとっても美しいんですよ。モネの絵画の世界に浸れる貴重な場所です。

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「I♥湯」は直島にある銭湯で、その見た目の可愛さから国内外に関わらずここを訪れる人が後を立ちません。異国情緒溢れるヤシの木や鮮やかなタイル張りの外観に、きっと目を奪われるはず。中はちゃんと入浴できるようになっていて、タオルやシャンプーなどのアメニティセットの販売もしているので、手ぶらでも入浴できるんです。

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瀬戸内海の島々の中でも「小豆島」は2番目に大きな島です。そんな小豆島で一度は訪れてほしいのが「道の駅 小豆島オリーブ公園」。広い敷地内ではたくさんのオリーブが育てられていて、歩くだけでのどかな心持ちになります。でもこちらに訪れる人のほとんどの目的は、きっと写真のこれ。高台に真っ白い風車が建っていて、目の前には青い空と緑が広がっているんです。まるでエーゲ海のような雰囲気を醸し出しているんですよ。

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「エンジェルロード」は島内でも有名な観光スポットで、天使の散歩道ともいわれています。砂浜は潮の満ち干きで現れたり消えたりするので、ぜひ潮が引くタイミングを見計らって行ってみてくださいね。ちなみに、「大切な人と手をつないで渡ると、願いが叶う」ともいわれているんですよ。

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「中山千枚田」は「日本の棚田百選」にも選ばれた場所で、700以上の棚田を見下ろすことができます。昼下がりの緑の風景はもちろん、夕日で赤く染まる棚田も感動的な美しさ。この風景を何も考えずにただただ眺めて、心の充足感を高めてくださいね。

出典：iiさんの投稿

「豊島美術館」はとても不思議な美術館。コンクリートをドーム型にした空間には独特の空気が漂い、やさしい静けさに包まれています。天井の一部がぽっかりと空いていて外からの光が直に差し込み、地面からは少しずつ水が湧き出ています。その水はコンクリートに浸透せず、まるで生きているかのように移動しながらまた開口部へと落ちていきます。

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「島キッチン」は豊島で採れる豊かな食材を使用したカフェで、建物自体もアート作品。木造の日本家屋の空間がとっても落ち着きます。野菜もお肉もお米も豊島の新鮮な食材ですが、メニューは「丸ノ内ホテル」のシェフ監修と本格的。ランチを取るならぜひ「島キッチン」へ足を運んでみてはいかがでしょうか？

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島内にはたくさんのアート作品があるので、ぜひ自転車をレンタルして回ってみてくださいね。小さな島なので自転車で回ることも全然問題なし。こちらは「遠い記憶」という作品で、集落の集会場に板材を貼り合わせたトンネル状のアートが続いています。

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「豊島横尾館」は煙突のような筒状の建造物が目印で、壁面には赤い色板が並んでいます。横尾忠則氏の作品が見られるこちらは空間全体がアート。古民家の母屋と倉と納屋を改装し、奇妙な色彩に彩られた庭や色板を通して見る不思議な光景がユニークで女子旅にも人気なんですよ。

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瀬戸内海の小さな島「女木島」は、鬼ケ島伝説の島としても知られていて、洞窟には昔鬼が住んでいたという逸話も残っています。そのため「鬼ヶ島大洞窟」の中には、鬼の作品が数多くあるんです。ちょっと不気味ですが、ほかでは見られない珍スポットですよ。

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港の堤防に等間隔で並ぶカモメたち。遠くから見ると本物？と思ってしまいますが、こちらもアート作品のひとつ。風が吹けば、それに合わせてこのカモメたちも方向を変えるんです。いっしょにのんびり海を眺めてみたり写真を撮ってみたり…。インスタ映えも間違いなしですね○

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船で港に降り立つとすぐに見えるのがこの「男木交流館」です。屋根にはさまざまな文字が組み合わさっています。その文字が水面に写る姿はとても美しいもの。帰りなら船が来るまでこの中に入ってひと休みすることもできますよ。

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「男木島」にもさまざまなアート作品がありますが、こちらの「記憶のボトル」はその中でもおすすめのひとつ。ボトルの中には年代の異なるたくさんの人々の写真が入っているんです。ひとつひとつをゆっくり眺めてみると温かい気持ちになりますよ。

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「歩く方舟」と名付けられたこのきのこのようなオブジェは、「男木島」の港にポツンとあるなんとも不思議なアート作品。旧約聖書に登場する「ノアの方舟」に着想を得ているといいます。またこのあたりには猫が多いので、猫好きの女子にも人気です。

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「犬島精錬所美術館」は、近代化産業遺産である製錬所を再生させた美術館です。こちらには、製錬所のレンガを活かしながら三島由紀夫をモチーフにした作品が数多く並びます。蔦のあるレンガの外観はまるで、ジブリ映画「天空の城ラピュタ」のようなんです。

出典：yasu_07さんの投稿

「A邸」の「リフレクトゥ」は荒神明香氏作。鮮やかな赤、黄、オレンジ、紫といった色の造花の花びらを、ガラス越しに見ることができます。円形になっていて内側に入ることもできるんですよ。女子旅にうれしい、フォトジェニックな空間ですね。

出典：yasu_07さんの投稿

同じく荒神明香氏作である「S邸」と呼ばれる「コンタクトレンズ」は、透明アクリルの壁に大小さまざまな円形レンズが無数に点在しています。そのレンズに、周囲の景色がさまざまな形や大きさで映し出されるんです。近づいてみたり離れてみたり、いろんな構図で写真に収めておきたい場所ですよ。

出典：nANASYEさんの投稿

夏の瀬戸内海の島々には女子旅にぴったりの魅力がたくさん。今回ご紹介した島々は近隣にあるので2、3日でゆっくり見て回ることができます。のどかな空気とアートの空間が融合する瀬戸内海の島々は、女子旅に最適の場所。この夏はぜひ、瀬戸内海で島時間を感じる女子旅をしてみてくださいね。