統合セキュリティソリューションの提供
keynoteでGoogle Unified Securityが発表されました。
https://cloud.google.com/security/google-unified-security
Google Unified Securityは脅威インテリジェンス、セキュリティオペレーションプラットフォーム
クラウドセキュリティ、Mandiantの専門知識などを統合したセキュリティソリューションであるとのこと。
Google Security Operations、Security Command Centerなどの既存のGoogle Cloudが持つセキュリティサービスを統合したものとなります。
※本記事とは無関係ですが、keynoteにはトマス・キュリアンさんも登壇されてました。
高まり続けるセキュリティへのニーズに対応
生成AIの積極的導入により、システムの構築、開発、運用面での効率化は加速度的に進んでいきます。
そこでさらに重要視される、時間を割くべきことはセキュリティ対応になると考えています。
それらを踏まえた上で、Google Unified Securityのサービス群による事前防御と脅威インテリジェンスの活用、クラウド環境のセキュリティ確保という観点でセキュリティ対応の効率化に期待が持てます。
また、そもそもの生成AIの導入、活用に関するセキュリティ対策という点でもkeynote内で
事例としてVodafoneのVertex AIとGoogle Unified Securityに含まれるであろうセキュリティサービスを使用して、AIセキュリティガバナンスの確立をしたという言及もしており
抜かりは無いなという印象でした。
複雑化しがちなセキュリティを1本化
セキュリティ製品、Saasは非常に多く、担当者は選定と運用に悩まされることは多々あると思います。
今回はエンドポイントセキュリティも含まれていますが、個人的に弊社の業務における割合が多めのクラウドセキュリティを含んだ形で統合的に把握、管理でソリューションがGoogle Cloudから出たのは非常にありがたいです。
特定のSaasの組み合わせ、複雑な運用方針になりがちなセキュリティ運用を、Google Cloudで1本化しつつ
CloudArmorなども組み合わせた対策も取れるという点で、シンプル化が見込めるので、お客様への提供、引き継ぎ等も明確化できます。
今後はセキュリティ構築、運用整備の事例を更に力を入れて作っていきたいところです!