わしづ、あらいまち、べんてんじま、まいさか。とうかいどうせんでとよはしからはままつにいくとき、どんなとこかもわからんえきがつづく。ところでまいさかがしゅくばまちだってしって、いってみることにした。
〔でんしゃでまいさかまで〕
〔まいさかまちあるき〕
◇ ◇
でんしゃでまいさかまで
あさ7じちょうど、ふるい。にしおせんさやいきふつうのあっかいでんしゃにのる。2りょうへんせいきんぎょばち。たちきゃく2わり。
みなみあんじょうでひとせきあいて、すわれた。ほんなにようけのってこん。
きたあんじょうでとなりのせきのひとがおりたけど、あいたせきにすわってくるひとはない。なんにんかのってきて、たちきゃく6わりになる。
せなかにあさひをあびて、あんじょうへいやをきたにいく。
7じ10ぷん、しんあんじょうは3ばんのりばについて、でんしゃをおりる。かいだんをあがって、かいさつよこのじはんきでしるこをかってのむ。
5、6ばんのりばにおりていくと、6ばんのりばからちょうどこおろぎとっきゅうがでていくのがみえる。きゅうこうなのにとっきゅうでんしゃをつかっとるっていう、とよかわいなりいききゅうこうだ。ほのあとにひがしおかざきいきふつう4りょうへんせいのあっかいでんしゃがはいってきて、まちあい。
5ばんのりばにはいってきた、しんあんじょう7じ18ぷんのとよはしいきとっきゅうにのる。8りょうへんせいのこおろぎとっきゅうで、2ごうしゃ3えーにすわっていく。ひだりまどがわはしらまえ。となりはおらん。ほかもだいたいふたせきにひとりがけしとる。
ひがしおかざきでなんにんかおりる。
こうで、ひだりにこおろぎとっきゅう。しんあんじょうでみおくったとよかわいなりいききゅうこうだ。ここでおいつくのか。
いなで、ひだりにいぬやまいきふつうのあっかいでんしゃがでまち。ふつうでんしゃはとよはしにはいっていくことができんくて、ここでおりかえすだ。ぎゃくせんはっしゃになる。
ひだりかみにいしまきやまをみて、とよがわをわたる。
7じ48ぷん、とよはしは3ばんのりばについて、でんしゃをおりる。
かいだんをのぼりおりして5、6ばんのりばにうつる。
6ばんのりばにはいってきた、はままついきふつうにのりこむ。4りょうへんせい313けいすてんれすでんしゃで、しゃりょうばんごうせんとう「くもは313-1002」。ここしはつじゃなくて、なごやほうめんからのちょくつうでんしゃだ。
8じ6ぷん、みなみにむけてえきをでる。たちきゃく3わり。
ぎゃっこうのなか、かもつれっしゃとすれちがい。いーえふ210-9。
とよはしいきふつうの313けいすてんれすでんしゃとすれちがい。
ひがしむきにふたがわについて、なんにんかおりる。
しんじょはらてまえ、ひだりにこうかこうぞうぶつ。いまはとぎれとるけど、とうかいどうせんをななめにこえてくるかたちになっとる。むかしはこんなせんがあったのか。
しんじょはらにつく。ようけおりて、たちきゃくなくなったぞ。
やまをぬけてしょうめんとおくにうみ。はまなこだ。
とよはしいきふつうの313けいすてんれすでんしゃとすれちがい。でんしゃはほとんどがとよはしとはままつのあいだをいったりきたりで、なごやほうめんからちょくつうしてきたこのでんしゃがれいがいだ。
わしづにつく。
ぎゃっこうのなか、かもつれっしゃとすれちがい。
だだっぴろいこうないのあらいまちは3ばんのりばにつく。
えきをでるとこで、とよはしいきふつうの313けいすてんれすでんしゃとすれちがい。
だい3はまなてっきょうをわたる。はまなこはたいへいようとつながっとるだけど、ふたつをつなぐすいろにかかるてっきょうだ。
にしべんてんじまにあがる。ふたつをつなぐすいろにうかぶとびいしだ。
だい2はまなてっきょうをわたる。
ふたつめのとびいし、ひがしべんてんじまにあがって、すぐにべんてんじまのえきにつく。いや、ばかばかしいほどのひろさののりばだ。とびいしのなかにこんなにひろいのりばのえきがいるのか。
だい1はまなてっきょうをわたって、はまなこのむこうぎしにあがる。
かもつれっしゃとすれちがい。いーえふ210-173。
8じはん、まいさかについて、でんしゃをおりる。いきほうこうのりばがりょうめんのりばで、はんたいのりばがかためんのりば。きょうじょうかいさつのでっかいえきだ。
のってきたでんしゃがでていくのをみおくり。
きたぐちからえんてつばすがでていくのをみて、きょうじょうかいさつからみなみぐちにおりる。みなみぐちがえきまえになる。
まいさかまちあるき
まいさかえきはみなみぐちにおりて、あったかいな。しずおかけんはあったかいだ。こっちがえきまえのはずだけど、じゅうたくがいがひろがるだけでぜんぜんみせがない。ゆいつあるのがふるはしさけてん。
えきをふりかえると、とよはしほうめんに「さは373-3」がでていくのがみえる。373けいすてんれすでんしゃはとっきゅうようでんしゃなのに、ふつううんようしとるのか。
じゅうたくがいをみなみにいって、とうかいどうにでる。でたとこからにしにむかってまつなみきがはじまる。
まつなみきにはいっていって、みぎにえんてつまごおりばすてい。まいさかえきをふくむこのあたり、まごおりってちめいなだ。まいさかじゃない。まいさかでもないとこにつくったえきをまいさかえきっていっとるだ。
まつなみきはつづく。
ひだりにいちまいねぎばたけ。おじさんがほーすでみずまきしとる。
まんだつづくまつなみき。あいさのところどころに、とらのこくだのうのこくだののおきもんがあって、ふうふづれのたびびともたのしんでいく。ところでまつなみきってさぶいな。えきまえにおりたときはあったかいっておもっただけど、まつなみきがあさひをさえぎっとるってことか。
ひだりにいしぶみ。「とうかいどうごじゅうさんつぎのうち|まいさか|さんじゅうのしゅく|1991ねん」ってかいてある。
うらめんにせつめいがき。「とうかいどうのりくろはまいさかでいちどきれて、ここからあらいじゅくまでかいじょう1りはんふねをたよりとしてわたることになる。はまなこはたんすいこであったが、1498ねんのじしんによりきれていりうみとなった。そのきれぐちをいまぎれとよぶ。じしんによるひさいからふっこうしていまぎれのわたしのはっちゃくちとなり、まいさかはこうつうのようちとなった」とのこと。いや~、さっきでんしゃで、はまなこはたいへいようをつなぐすいろをみっつのはまなてっきょうでわたってきたとこだけど、むかしはりくろでつながっとっただ。ほれがじしんできれちゃっていまぎれのわたしにかわっただ。ほんなにおおむかしでもない1498ねんに、ほんなてんぺんちいがおこっただ。
みぎにまたいしぶみ。「1712ねん、まいさかじゅくのひがしはし、みつけいしがきからまごおりざかいまで920めーとるのみちのりょうがわのつつみに、1,420ぽんのまつがあった。いまは700めーとるのくかんに330ぽん」とのこと。まごおりってのがまいさかじゃないことがこれではっきりわかる。まごおりからはでたけど、まんだまいさかじゅくにははいっとらんだ。いや、いまでも700めーとるもつづくまつなみきのみごとなこと。
まいさかばしあとをとおる。いまはなんのこんせきもない。
ひだり、ちいさなこうえんのなかにまいさかのちず。いしのだいざにのったせきばんのちず。たしかにこのままとうかいどうをまっすぐいくと、まいさかじゅくのおわりでいまぎれにおちる。
なみこぞうのどうぞうもある。じびきあみりょうがさかんなえんしゅうなだで、うみがあれたり、かぜがつよくなったりすることを、うみのそこにおるなみこぞうが、たいこをたたいてしらせてくれるっていう。じびきあみにかかっちゃったなみこぞうをころすこともせんでたすけてやったおれいだっていう。
ちいさなこうえんからすぐのしんまちこうさてんで、ひだりななめにこくどう1ごうせんをよこぎっていく。まつなみきはここまでだ。
しばらくじゅうたくがいをすすんでいったとこで、みぎひだりにいしがき。みつけのいしがきだ。ここがまいさかじゅくのいりぐちになる。
こっからは、みぎひだりがはっきりかいどうのふぜいにかわる。
ひだりにいちりづかとしんまちじょうやとう。いちりづかはにほんばしから68り。しんまちじょうやとうは1809ねんのおおかじをうけて、1815ねんしょうがつこんりゅう。これをふくめて、まいさかじゅくにはみっつのじょうやとう。
はんたいがわに、せきばんののきべつえず。1862ねんのもんで、「やすけ」だの「じろきち」だのってなまえがかきこんである。みょうじはなかったのか。
すすんで、ひだりにしんまちいこいのいえとしんまちじちかいかん。
このあたりからかいどうのふぜいがつよまる。
みぎにうおちゅう。
みぎにのり、しらすぼし、かつおぶしのほりうちしょうてん。
ひだりにしらすぼし、のりのほりえしょうてん。このみせにはいって、しんのりをかう。つぎからつぎにきゃくがはいってくるみせだ。
ひだりにいりょうひんまるぜん。まんだじかんがはやいせいか、ここはしゃったーがおりとる。
みぎにまるとくやっきょく、あらくまたばこはんばいてん。このあたりからみちのさきがひらけてくる。
ひだりにすずきにくや、ひらのはなや、なかまちこうみんかん、あさのせいこついん、さんともせつび、あだちふどうさん。
よつつじをすぎて、ひだりになかまちじょうやとう。まいさかじゅくふたつめのじょうやとうだ。ここは1813ねん5がつこんりゅう。
なかまちじょうやとうのおくにほうじゅいん。
なかまちじょうやとうのはんたいがわにでんかのみやき。
すすんで、ひだりになかまちいこいのいえ。
すすんで、みぎにおちゃのじょうらくえん。りーすきんはまな。
みぎてーじのおく、ちょこっとくだっていったとこにまいさかしょうがっこう。
みぎにすずきじてんしゃてん。
とうかいどうをはずれてひだりにはいっていって、こだかいもりのなかにきさのみや。
もどるとこでごこくじんじゃのぽすたーをみて、ふゆかいにおもう。
またすずきじてんしゃてんのとこからとうかいどうをにしにいく。
ひだりにしょっぷふじた、すずきじどうしゃはんばい。
みぎにかていにちようひんかすがや。しらすぼし、たたみいわし、のりのほりえさぶろうしょうてん。
だんだんとみせもへってくる。
みぎにさかやうろこや。にしまちじちかい。だい1く2はん1くみちょうのうち。
みぎにほんじんあとのいしぶみ。いまはこじんのじゅうたく。
まひだりにわきほんじん。きづくりにかいだてで、げんかんうえにからはふやねがくっついとる。
ひだり、よつつじのひがしみなみかどににしまちじょうやとう。こいでまいさかじゅくみっつのじょうやとうをぜんぶみた。ここは1813ねんこんりゅう。
おんなじよつつじのにしみなみかどに、「ほんがんげ」あとのせつめいがき。がんげってのはふなつきばのかいだんのことだ。まいさかじゅくにはみっつがんげがあって、ほのまんなかにあるここのがんげがほんがんげってわけだ。せつめいがきのうしろはにしまちこうみんかん。まいさかじゅくをひがしからにしに、しんまち、なかまち、にしまちってとおってきた。
うみにでた! よつつじからにしにおりていまぎれにでた。とうかいどうはここではまなこにおちて、いまぎれのわたしになる。いまぎれのむこうはあらいじゅく。
ほんがんげからはとばをみなみにいく。
ふねのいっぱいとまっとるはとばをみなみにいく。
はとばからひがしにあがったみずのみやのうらに「みなみがんげ」あとのせつめいがき。
ほんがんげからはとばをきたにいったとこに「きたがんげ」。ここはいしだたみがみずぎわまでいっとって、いちばん「がんげ」っぽい。きづくりのじょうやとうもある。せつめいがきにみっつのがんげのやくわりぶんたんがかいてある。「だいみょう、やくにんがつかったのがきたがんげ。たびびとがつかったのがほんがんげ。にもつをあつかったのがみなみがんげ」。
あとはかえるだけ。こっからだとひがしべんてんじまにわたって、べんてんじまえきにいったほうがはやい。
にしに、あっかいらんかんのついた、べんてんばしをわたる。
わたるとちゅうでひだり45ど、はまなこのなかにあかどりいがみえる。べんてんじまかんこうのしょうちょうらしい。
べんてんじまえきからかえりのでんしゃ。
(2024ねん12がつ16にち、げつようび、へいじつ)