「本当に何を言いたいのかわからない」 山形の〝地元民しか行かない温泉〟の張り紙が暗号すぎる件
「山形の地元民しか行かない温泉の注意書き、本当に何を言いたいのかわからない」
そんなポストがX上に投稿され、話題になっている。
![@shishi_zibieさんの投稿より](https://cdn.j-town.net/thumbnail/2025/02/town20250206030216_large.jpg)
Xユーザーの@shishi_zibieさんが2024年1月15日に投稿したのは、白い紙に赤い文字で記された「注意書き」。
丸っぽい何かに貼られたそれにはこう書かれている。
「うっかがらないで下さい。もっかえっから。」
......うっかがらないで下さい? もっかえっから?
まるで暗号のような文面に、戸惑いが止まらない。
Xユーザーからも
「老母が最上地方出身なのだがこれは難易度高め」
「山形県民だけど、これは流石にわからなかったw 住んでる地域違うだけでこんな違うんかw」
「温泉ヒントがあるんだろうけど... わからんw」
「九州の言葉に似てる?」
「まじわかんね」
といった声が寄せられていた。
@shishi_zibieさんに尋ねたところ、張り紙は山形県河北町の海老鶴温泉で発見したもの。入口付近にある壺のようなものに貼られていたという。
リプライツリーで「大学に山形の同期がいたので、山形の方言理解はしてた」と述べていた@shishi_zibieさんも「文字にされると一気にわからなくなる」と困惑したとのこと。
「観光客がほぼ来ない地元の温泉なのでこれでも通じるみたいで、日本語は奥が深いなあと思いました」(@shishi_zibieさん)
日本国語大辞典を引いてみると、「寄りかかる。もたれかかる」という意味の方言として「おっかかる/おかかる/うっかかる/うかかる」が載っていた。山形や青森、岩手、宮城といった東北地方のほか、茨城、埼玉、新潟、長野でも使われているようだ。また、宮崎、福岡といった九州地方でも使用する場合があるらしい。九州の言葉との類似性を指摘するリプライにも納得だ。
また、「もっかえる」については山形県の方言として「倒れる」の意味であると記されていた。
つまり、「寄りかからないで下さい。倒れますから」という意味なのだろう。
@shishi_zibieさんも「寄りかかると倒れて危ないよって意味かなあと推測しました」と述べている。
山形を訪れたときに事故を起こさないよう、ぜひ覚えておきたい方言だ。(ライター:Met)
![@shishi_zibieさんの投稿より](https://cdn.j-town.net/thumbnail/2025/02/town20250206030216_large.jpg)
山形の地元民しか行かない温泉の注意書き、本当に何を言いたいのかわからない pic.twitter.com/14MrtOXrun
— ゙゙゙゙゙ (@shishi_zibie) January 15, 2025