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{{出典の明記|date=2023年1月1日 (日) 10:05 (UTC)}}
[[画像:Cross-country skiing Schwedentritt.jpg|thumb|400px]]
'''クロスカントリースキー'''(
== 概要 ==
雪上に設営されたコースで[[スキー板|スキー]]と[[ストック (スキー)|スキーポール]]を用い、多様な地形での総合的走力を競う競技[[スキー]]であり、[[ノルディックスキー]]に分類される。スキー本来の用途である雪上での生活移動手段から自然発生的に競技となったものであり、全スキー競技の原点といえる種目である。<br />
[[国際スキー連盟]]
競技は確定した距離で争われるが、開催地別に大きく異なるコース地形と雪質、および時季と天候による雪の状態の違いにより、公認される世界記録や大会 (コース) 記録の類は存在しない。<br>
[[オリンピッククロスカントリースキー競技|オリンピック]]実施競技である。[[ノルディックスキー世界選手権|世界選手権]]はノルディックスキーとしてオリンピックを挟んだ隔年に、年間シリーズ戦(FIS[[クロスカントリースキー・ワールドカップ]])は毎年実施されている。また大衆クロスカントリーの年間シリーズ戦([[ワールドロペット]]/FISマラソン・カップ)も毎年実施されている。▼
▲[[オリンピッククロスカントリースキー競技|オリンピック]]実施競技である。[[ノルディックスキー世界選手権|世界選手権]]はノルディックスキーとしてオリンピックを挟んだ隔年に、年間シリーズ戦
== 歴史 ==
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== コース ==
市街地の公道から公園の林間まで、天然ないし人工で積雪しているあらゆる場所がコースとして設定される。古くは集落間の生活道路で行われており、この形態を守りながら継続されている国際競技会が幾つか存在している。<br />
路面は圧雪され、コースカッターと呼ばれる器具でトラック
国際大会開催には国際スキー連盟、国内公式大会開催には全日本スキー連盟、それぞれのコース基準を満たし公認されていなければならない。
* 常設コース
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== 走法 ==
=== クラシカル走法 ===
古くから伝統的に用いられてきた走法技術のみが認められ、スケーティングによる推進は認められない。大きく[[摺り足]]する様にスキーを左右交互に滑らせる'''交互滑走'''
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File:Lina Andersson 2006.jpg|交互滑走
File:MS 2009 Relay Woman start.JPG|推進滑走
File:Baena cesar.jpg|開脚登行
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== 競技形式 ==
=== インターバル・スタート ===
出走選手が個別に一定時間差
距離は
=== マス・スタート ===
出走選手全員が一斉にスタートし、予め決められたフィニッシュ線での着順で決勝する。スタートラインは出走方向へ切妻形を成しており、選手の優先順位に基づき頂角から順番に左右へスタート位置を占位する。
距離は
=== 大衆クロスカントリー ===
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前半のクラシカル走法と後半のフリー走法を連続して行う。出走選手全員が前半を一斉にスタート、前後半の中継地点に設けられたピットボックスで機材をクラシカル用からフリー用へ交換、後半のフィニッシュ着順で決勝する。
距離は前半後半それぞれ
2013年のノルディックスキー世界選手権、2014年のソチオリンピックではパシュートに代わって実施競技に採用された。
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前半のクラシカル走法と後半のフリー走法を分割して行う。前半は出走選手が個別に一定時間差を以て順次スタートし、予め決められたフィニッシュ線までの所要時間を計測して終了する。後半は前半の高順位者から所要時間差を以て順次スタートし、予め決められたフィニッシュ線での着順で決勝する。
距離は前半について規定は無く、後半は
=== リレー ===
1チーム構成を3名と4名のいずれか、走法をクラシカルとフリーのいずれか、大会個別に選択される。4名の場合は2走法採り入れることができるほか、男女混合形式もある。チーム第1走者が全員一斉にスタートし、順次中継区間で次走者の身体に触れ、責任を受け渡し、チーム最終走者のフィニッシュ着順で決勝する。
1名の責任距離は2.
=== 個人スプリント ===
=== チーム・スプリント ===
1チーム2名で構成される。
== 機材 ==
一般に入手可能でかつ国際スキー連盟が定める基準に適合していればいかなる機材も使用可能であるが、事実上クロスカントリーの競技性に最も適した形態と特徴を有した専用機材のみが使用されている。なお、国際スキー連盟基準内で各国個別に使用制限を設けている場合がある。
=== スキー ===
競技者の身長と同程度から1割増し程度までのものが多用される
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File:SkiSkatingXC.jpg
</gallery>
* '''クラシカル用'''
:フリー走法用よりも少し長く軽い場合が多い。トップの反り上がり
:'''グリップワックス'''
:スキー競技の中でもクロスカントリー・クラシカル走法特有のワックスであり、大衆クロスカントリーを除くほぼすべての競技機材に用いられる。交互滑走には踏み込み時にスキーを雪面に留める必要がある為、敢て雪に食い付く成分で配合されている。雪の温度や状態により多様な選択肢がある半面、選択を誤るとグリップ不足や滑走性を損なうなど競争力低下を招く場合がある。
* '''フリー用'''
:クラシカル走法用よりも少し短く重い場合が多い。幅が中央部に対し前後が数
=== スキーポール ===
極めて軽量である。グリップが肩の高さに対しクラシカル走法では少し低く、フリー走法では少し高くなる長さのものが用いられる。ストラップはポール後方押し出し時に掌を確保し伸びや変形によるパワーロスを極力抑える特殊な形状となっている。バスケットは雪面に引っかからないよう後方にのみ広がる形状であり、圧雪に貫入しない最小限の大きさとなっている。石突
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File:Ski Poles Suntrail.jpg
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=== ビンディング ===
スキーとは靴の先端部のみ又は補助的に靴底とも接続する構造であり、踵は解放されている。競技用としては事実上2メーカー
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Fijación fondo.jpg
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* '''フリー用'''
:靴の復元力が強い。高い捻じれ剛性を持ち、プレートをスキーとの間に挟みシステム全体を嵩上げする場合もあり、全体に重い。
=== スキー靴 ===
一般的なスポーツシューズと同様に甲部を紐で締める
* '''クラシカル用シューズ'''
:踝から上の動きを妨げないローカット形状である。
軽く、シンプルなシューズ
* '''フリー用ブーツ'''
:脹脛直下まで立ち上がった高剛性のカフを備えたブーツ形状である。甲部のシューレーシングに加えて、カフをベルクロストラップで締め、サイドキックでのパワーロスを極力抑える構造となっている。クラシカル用に比較して靴底が硬い。
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== 外部リンク ==
*[
*[
*[http://www.ski-japan.or.jp/games/crosscountry/ クロスカントリー] - 全日本スキー連盟
*[
*[
*[
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{{スキー競技}}
{{Normdaten}}
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{{DEFAULTSORT:くろすかんとりいすきい}}
[[Category:クロスカントリースキー|*]]
[[Category:ノルディックスキー]]
[[Category:オリンピック競技]]
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