ナポリ国立考古学博物館
ナポリ国立考古学博物館[1][2][3](ナポリこくりつこうこがくはくぶつかん、伊: Museo Archeologico Nazionale di Napoli、略称: MANN)は、イタリアのナポリにある国立考古学博物館。ポンペイ・ヘルクラネウムの出土品やギリシア美術・ローマ美術の収蔵で世界的に知られる[2]。
ナポリ国立考古学博物館 Museo Archeologico Nazionale di Napoli | |
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ファサードの写真 | |
施設情報 | |
専門分野 | 考古学 |
開館 | 1777年 |
所在地 | ナポリ Piazza Museo 19 |
位置 | 北緯40度51分13秒 東経14度15分2秒 / 北緯40.85361度 東経14.25056度座標: 北緯40度51分13秒 東経14度15分2秒 / 北緯40.85361度 東経14.25056度 |
外部リンク | 公式ウェブサイト |
プロジェクト:GLAM |
主な収蔵品
編集主な収蔵品に、『ファルネーゼの雄牛』『ファルネーゼの皿』などからなるファルネーゼ・コレクションや[2]、アレクサンドロス大王を描いたポンペイのモザイク画『アレクサンドロスのモザイク』[1][2][4]などがある。
1階にファルネーゼ・コレクション、中2階と2階にポンペイ・ヘルクラネウムの出土品、地下に古代エジプトの出土品が主に展示されている[2]。
展示室「秘密の小部屋」には、ポンペイ・ヘルクラネウム出土のエロティック・アートが集められている[2]。
ギャラリー
編集歴史
編集建物は、1585年に騎兵隊兵舎として建てられ[2]、1615年からナポリ大学の建物となった[3]。
1734年、ブルボン朝のカルロ(スペイン王としてはカルロス3世)がナポリ国王になると、母方のファルネーゼ家のコレクションの展示場としてカポディモンテ美術館を構想した[3]。合わせて、同時代に発掘が始まったポンペイ・ヘルクラネウムの出土品の展示場として、ポルティチ宮殿に考古学博物館を開くことを構想した[3]。
1777年[2]、カルロの子フェルディナンド4世が構想を継ぎ、ポルティチ宮殿の代わりにこの建物に考古学博物館を開いた[3]。1816年、両シチリア王国成立に伴い「ブルボン王立博物館」となった[3]。1860年、イタリア統一に伴い、国立博物館となった[3]。以降現代まで、考古学の拠点として発展を続けている[3]。