学びデスク
学びデスク(学びデスク)とは、ベネッセコーポレーションの商品[[Benesse Educational Interior]ラインナップ]の学習机通信販売商品。他にも成長チェア、整頓ワゴン、組み合わせ本棚、優しさライト、ここちのよいベッド、マイワードローブなどがある。
概要
2004年、子どもの学びをサポートするベネッセが、子どもにとって本当に良い学習環境とはなんだろうと「理想の学習机を作ろうプロジェクト」を発足。小・中・高生の子どもたちとその親、約5000人へのアンケートを実施し、学習机の実態や不満・要望などを調査。 続いて、教師や研究者など専門家へ、学習習慣や学習時間と学力の関係、理想の学習環境についてへのヒヤリング。子どもにとって一番理想的な学習環境とは何かをまとめ、それを実現させる家具メーカー「カリモク」(刈谷木材工業株式会社)に、学習机、学習椅子、収納ワゴン、本棚の製造を依頼した。
2005年、子どもにとって最高の学びの環境を提供する学習机学びデスク」が完成。進研ゼミ会員を中心に販売を展開。販売初年度で約4000台を販売し好評を得、翌2006年には、購入者の声を反映させてリニューアルし販売数約5000台にまで数を延ばしている。
2006年には、サポートの範囲を「学習環境」から「学習・生活環境」へ拡大し、ここちのよいベッドとマイワードローブをラインナップに追加。勉強だけでなく子どもが育つ環境のすべてをサポートするという意味で、家具ラインナップを「Benesse Educational Interior」と称している。
特長
体の成長に合わせて天板の高さを調整、また学習スタイルなどに合わせて形を変えられる、可変型の「学習机」である。 高さは、小学校低学年・高学年・中学生・高校生の平均身長に合わせて4段階に設定できる。机の高さ変更に伴い、椅子(成長チェア)の座面も可変できるようになっており、常に正しい姿勢で勉強できる、が一番の特長となっている。
机本体は、天板・側板・後板+基板などで構成されており、側板を一番上まで上げればブース型にでき集中できる環境として整えられる。側板を下げれば、そばで大人が勉強を見守れる形にでき、片側板を下げた机を2台並べることで、きょうだいでの学習環境を作ることができる。それぞれ、「集中型」「見守り型」「仲良し型」と称して提案している。
愛着がわいて大人になるまで使えることを謳っているため、徐々に変わっていく学習状況にも着目し、コンセントが机に内蔵されパソコンを置いても机の上が乱雑にならないように工夫されている。またパソコンとの距離も視野にいれ、引き出しがキーボード台に変更できる、キーボードコードが外を這わないなどの考慮がされている。
優しさライトの設置可能箇所は左右2箇所。右利き用/左利き用として配慮されている。
引き出しの中の仕切りについても、学校で配布されるプリントやテストが折らずに収納できるサイズに設定されていたり、小分けトレーによって整理整頓ができるようになっている。
ブックエンドが後板に設置できるようになっているが、これも天板の高さがあがるにつれて向きが変えられ、また足元板にも設置できるようになっており無駄部品にならない。
他の学習机との違いで大きな点は、前棚がないことである。これは「理想の机を作ろうプロジェクト」で調査した際に、前棚があることで目の前の視野がさえぎられ、またそこにおかれているものに集中力を妨げられてしまうことが多いことから取り除かれたもの。学習に関係のないものを机の上に置かせない、ということからも集中力を養う工夫がなされている。 近年見られる「可変型学習机」の先駆けともいえる。
販売自体はベネッセが行っているが、製造は「カリモク」。完全な受注生産方式をとっており、注文してから製造が始まる。そのため、商品が到着するのは約50日後になっている。
色は(ナッツシェル/メローオーク/モカブラウン)の3色、 サイズは、天板幅110㎝と100㎝の2種類がある。
ラインナップ
学びデスク幅110㎝と100㎝の2タイプ×3色 ナチュラルな白木ベースの「ナッツシェル」 中間色の「メローオーク」 大人にも合う落ち着いた色の「モカブラウン」
価格は机単体で、110cmが77,800円、100cmが76,800円。色によって価格の違いはない。
実績
発売2年で約9000台を販売。購入者の満足度は99%でかなり高い。