サンフレッチェ広島レジーナ
サンフレッチェ広島レジーナ(サンフレッチェひろしまレジーナ、英語: Sanfrecce Hiroshima Regina)は、広島県広島市をホームタウンとする、WEリーグに加盟する女子サッカークラブである。
サンフレッチェ広島レジーナ | |
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原語表記 | サンフレッチェ広島F.C[1] |
呼称 | サンフレッチェ広島レジーナ |
愛称 | レジーナ |
クラブカラー | バイオレット[2] |
創設年 | 2021年 |
所属リーグ | 日本女子プロサッカーリーグ |
ホームタウン | 広島県広島市 |
ホームスタジアム | エディオンピースウイング広島 |
収容人数 | 28,520 |
運営法人 | 株式会社サンフレッチェ広島 |
代表者 | 仙田信吾 |
監督 | 吉田恵 |
公式サイト | 公式サイト |
■テンプレート(■ノート)■サッカークラブPJ |
サンフレッチェ広島F.C | ||
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サッカー (男子) |
サッカー (女子) |
サッカー (アカデミー) |
異競技連携 |
種類 | 株式会社 |
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市場情報 | 非上場 |
略称 | S.FC |
本社所在地 |
730-0051 広島市中区大手町1-4-14上田ビル2F[3] |
設立 | 1992年4月24日 |
業種 | サービス業 |
事業内容 | サッカー事業[3] |
代表者 |
取締役会長 久保允誉 代表取締役社長 仙田信吾 |
資本金 | 2億2000万円[4] |
売上高 | 34億2,400万円(2018年1月期)[4] |
営業利益 | ▲1,400万円 (2018年1月期)[4] |
経常利益 | ▲100万円 (2018年1月期)[4] |
純利益 | 100万円 (2018年1月期)[4] |
純資産 | 12億1,100万円 (2018年1月期)[4] |
総資産 | 16億2,500万円 (2018年1月期)[4] |
従業員数 | 48人 (2021年12月現在)[3] |
決算期 | 1月期 |
主要株主 |
エディオン 46.96%、 マツダ 16.67%、 中国電力 3.42%、 広島銀行 2.99%、 広島県 2.50%、 広島市 2.50% 含め64株主 |
関係する人物 |
竹下虎之助(広島県(公選5代)知事) 古田徳昌(マツダ7代社長) 久保允誉(旧デオデオ2代目社長) |
外部リンク | https://www.sanfrecce.co.jp/ |
特記事項:取締役会長の久保允誉はエディオン社長を兼務。 |
概要
編集2020年10月15日、サンフレッチェ広島F.Cの運営会社である株式会社サンフレッチェ広島が新しく女子サッカーチームを創設し、同チームが2021年秋より発足する日本女子プロサッカーリーグへ参加することが決定した[5]。チーム名については、男子チームと区別のために愛称を付ける予定だが、同時点では具体名は未定とされた[6]。また、広島県には日本女子サッカーリーグ(なでしこリーグ)に参加する既存チームとしてアンジュヴィオレ広島が存在していたが、サンフレッチェ側では「我々がチャレンジしていくために、1からチームを作る必要がある」として、アンジュヴィオレのトップチームを引き受けるのではなくあえて新規チームを作ることにしたとしている[7][6]。このような経緯から、前身となるチーム及び(下位リーグとなる)既存リーグでの参加実績を持たずそのままプロリーグに参加する新設チームとしては国内初の事例となり、そしてWEリーグ初年度ではその事例において唯一のチームとなった[8][9]。
2021年2月15日にトップチームが始動。サッカー日本女子代表経験者の近賀ゆかり・福元美穂ら約20選手が参加しての練習開始となった[10]。
2021年3月8日の「国際女性デー」にチーム名が「サンフレッチェ広島レジーナ」と発表された[11]。「レジーナ」は、イタリア語で「女王」を意味する単語で、「サンフレッチェ」の語源である三本の矢に込められた想いを大切にし、「女王」に輝くチームを目指したいという意志を込めている[11]。また、RESPECTの「RE」、GIRLSの「GI」、NAVIGATORの「NA」という3つのコンセプトも含んでいる[11]。
2023年、2023-24 WEリーグカップでグループステージを4勝1分無敗で通過し、等々力陸上競技場で行われるアルビレックス新潟レディースとの決勝に進出。PK戦の末、チーム史上初となるタイトルを獲得した[12]。
年度別成績・歴代監督
編集年度 | リーグ | チーム数 | 試合数 | 勝点 | 勝 | 分 | 敗 | 得点 | 失点 | 得失差 | 順位 | リーグ杯 | 皇后杯 | 監督 |
2021-22 | WEリーグ | 11 | 20 | 25 | 7 | 4 | 9 | 24 | 26 | -2 | 6位 | - | ベスト8 | 中村伸 |
2022-23 | 11 | 20 | 24 | 6 | 6 | 8 | 21 | 27 | -6 | 5位 | GS敗退 | ベスト8 | ||
2023-24 | 12 | 22 | 31 | 9 | 4 | 9 | 26 | 25 | +1 | 5位 | 優勝 | ベスト4 | ||
2024-25 | 12 | 吉田恵 |
タイトル
編集国内タイトル
編集スタジアム
編集2024年3月以降の主催公式戦はエディオンピースウイング広島で行われる。
- 2024年3月 - 現在: エディオンピースウイング広島
- 2021年 - 2024年1月: 広島広域公園第一球技場
-
広島広域公園第一球技場
シーズン別入場者数
編集- スタジアム欄の太字はホームスタジアムに登録されている競技場。
- 入場者数の太字は、所属リーグ毎の歴代最多
- 入場者数の斜字は、所属リーグ毎の歴代最少
- 試合数および入場者数データはリーグ戦のみ。
シーズン | 所属 | 合計 入場者数 |
最多入場者数 | 最少入場者数 | 平均 入場者数 |
試合数 | ホームゲーム 開催スタジアム | ||||||||
動員数 | 相手 | 会場 | 動員数 | 相手 | 会場 | リーグ戦 | カップ戦 | ||||||||
2021-22 | WE | 12,330 | 2,153 | マイ仙台 | 広域第一 | 790 | 東京NB | 広域第一 | 1,233 | 10 | 広域第一(10) | (開催無し) | |||
2022-23 | 10,891 | 1,811 | 浦和L | 636 | 大宮V | 1,089 | 10 | 広域第一(10) | 広域第一(2) | ||||||
2023-24 | 31,980 | 6,305 | C大阪 | Eピース | 813 | 浦和 | 2,907 | 11 | Eピース(7)、広域第一(4) | 広域第一(2) |
在籍選手・スタッフ
編集- 2024-25シーズン[13]
スタッフ
編集役職 | 氏名 | 生年月日 (年齢) | 前職 | 在職年 | 備考 |
監督 | 吉田恵 | 1973年4月13日(51歳) | サンフレッチェ広島レジーナ アカデミーアドバイザー | 2024年 - | 新任 |
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ヘッドコーチ | 鈴木俊 | 1974年4月29日(50歳) | ちふれASエルフェン埼玉 GM | 2021年 - | |
コーチ | 髙畑志帆 | 1989年11月12日(35歳) | ASハリマアルビオン 選手 | 2021年 - | |
GKコーチ | 河野直人 | 1985年9月9日(39歳) | サンフレッチェ広島アカデミー GKコーチ | 2021年 - |
選手
編集背番号変遷
編集1-10
編集1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | |
2024-25 | 木稲瑠那 | 近賀ゆかり | 呉屋絵理子 | 中村楓 | 市瀬千里 | 左山桃子 | - | 小川愛 | 上野真実 | 瀧澤千聖 |
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2023-24 | - | |||||||||
2022-23 | 松原優菜 | 木﨑あおい | 川島はるな | 増矢理花 | 近賀ゆかり | |||||
2021-22 | ||||||||||
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
11-20
編集11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | |
2024-25 | 中嶋淑乃 | サポーターズ ナンバー |
髙橋美夕紀 | 松本茉奈加 | 藤生菜摘 | 早間美空 | - | 渡邊真衣 | 吉野真央 | 島袋奈美恵 |
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2023-24 | 大内梨央 | |||||||||
2022-23 | 谷口木乃実 | 山口千尋 | 小川愛 | 久保田晴香 | 松原志歩 | 齋原みず稀 | ||||
2021-22 | ||||||||||
11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 |
21-30
編集21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | |
2024-25 | 巻胡花 | 藤田七海 | 柳瀬楓菜 | - | 塩田満彩 | 立花葉 | 森宙舞 | 古賀花野 | 笠原綺乃 | 李誠雅 |
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2023-24 | ||||||||||
2022-23 | 内田好美 | 渡邊真衣 | 吉野真央 | - | ||||||
2021-22 | - | - | ||||||||
21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
31-40
編集31 | 32 | 33 | 34-40 | |
2024-25 | 福元美穂 | - | - | - |
---|---|---|---|---|
2023-24 | 瀧澤千聖 | |||
2022-23 | ||||
2021-22 | - | |||
31 | 32 | 33 | 34-40 |
ユニフォーム
編集
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| ||||||||||||||||||||
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クラブカラー
編集- バイオレット[2]
ユニフォームスポンサー
編集掲出箇所 | スポンサー名 | 表記 | 掲出シーズン | 備考 |
胸 | エディオン | EDION | 2021-22シーズン - | |
---|---|---|---|---|
鎖骨 | ICHIKAWA | ICHIKAWA | 2022-23シーズン後半 - [14] | 左側に表記 |
良和ハウス | 良和ハウス | 2021-22シーズン - | 右側に表記 | |
背中上部 | フォーレスト | Forestway | 2023-24シーズン -[15] | |
背中下部 | 合人社グループ | 合人社G. | 2023-24シーズン -[16] | |
袖 | イズミ | you me |
2023-24シーズン -[17] | 左側に表記 |
パンツ前面 | メディカルサービス明和 | msm メディカルサービス明和 |
2021-22シーズン - | |
パンツ背面 | 旭電機商事 | ASAHI-EC | 2022-23シーズン後半 -[14] |
ユニフォームサプライヤー
編集- 2021年 - 現在:ナイキ
歴代ユニフォームスポンサー
編集年度 | 胸 | 鎖骨左 | 鎖骨右 | 背中上部 | 背中下部 | 袖 | パンツ前面 | パンツ背面 | サプライヤー |
2021-22 | EDION | - | 良和ハウス | marimo | TERAL | -/ RAND R& -ランド- |
msm メディカルサービス明和 |
- | NIKE |
2022-23 | -/ ICHIKAWA |
- | -/ ASAHI-EC | ||||||
2023-24 | ICHIKAWA | Forestway | 合人社G. | -/ you me |
ASAHI-EC | ||||
2024-25 | you me |
トレーニングウェア
編集掲出箇所 | スポンサー名 | 表記 | 備考 |
胸 | 村上農園 | 村上農園 | |
---|---|---|---|
鎖骨 | ツルハグループドラッグ&ファーマシー西日本 | ウォンツ Wants |
左側に表記 |
背中 | - | ||
左袖 | ダイヤホーム | ダイヤホーム | |
右袖 | チチヤス | チチヤス | |
パンツ前面 | 福山臨床検査センター | FML福山臨床 | |
ビブス | センタークリーナー | CENTER CLEANER |
アカデミー
編集関連情報
編集脚注
編集- ^ “WEリーグ規約”. 日本女子プロサッカーリーグ. 2024年3月6日閲覧。
- ^ a b “サンフレッチェ広島レジーナ クラブプロフィール”. 日本女子プロサッカーリーグ. 2021年7月13日閲覧。
- ^ a b c d “中国新聞LEADERS倶楽部”. 中国新聞 (2022年1月1日). 2022年1月21日閲覧。
- ^ a b c d e f g “2017年度(平成29年度)Jクラブ個別情報開示資料”. 日本プロサッカーリーグ. 2018年8月7日閲覧。
- ^ 『日本初の女子プロサッカーリーグ「WEリーグ(Women Empowerment League)」参入決定のお知らせ』(プレスリリース)サンフレッチェ広島、2020年10月15日 。2022年5月9日閲覧。
- ^ a b 『WEリーグ参入記者会見を行いました!』(プレスリリース)サンフレッチェ広島、2020年10月15日 。2022年5月9日閲覧。
- ^ 2022年シーズン終了とともに休部・解散
- ^ “特報!WEリーグにゼロから立ち上げ参入するサンフレッチェ広島、関東から兵庫から岡山から注目のセレクション2次審査で合格者は…”. ひろスポ!. (2021年1月24日) 2021年12月14日閲覧。
- ^ 男子のJリーグ在籍チームを含む。また、当チーム以外のWEリーグ初年度在籍チームは全て前年度まで日本女子サッカーリーグに在籍していたチームである。当初は大宮も新設とされていたが、後にFC十文字VENTUS(なでしこ2部)を継承して参加すると発表された。
- ^ “WEリーグ・広島、9月開幕に向け本格始動 36歳近賀が気合「立て直す仕事もしたい」”. スポーツニッポン. (2021年2月16日) 2021年2月25日閲覧。
- ^ a b c 『「サンフレッチェ広島レジーナ」女子プロチーム呼称決定のお知らせ』(プレスリリース)サンフレッチェ広島、2021年3月8日 。2022年5月9日閲覧。
- ^ “激闘を制したのはサンフレッチェ広島レジーナ! アルビレックス新潟レディースを下し、WEリーグカップ制覇”. サッカーキング. (2023年10月14日) 2023年11月5日閲覧。
- ^ 『2024-25シーズン サンフレッチェ広島レジーナ チーム体制決定のお知らせ』(プレスリリース)サンフレッチェ広島、2024年7月12日 。2024年7月12日閲覧。
- ^ a b 『『株式会社ICHIKAWA』、『旭電機商事株式会社』 新規ユニフォームパートナー契約締結のお知らせ』(プレスリリース)サンフレッチェ広島レジーナ、2023年2月10日 。2023年2月10日閲覧。
- ^ 『『フォーレスト株式会社』様 新規ユニフォームパートナー契約締結のお知らせ』(プレスリリース)サンフレッチェ広島レジーナ、2023年7月6日 。2023年7月6日閲覧。
- ^ 『『株式会社合人社グループ』様 新規ユニフォームパートナー契約締結のお知らせ』(プレスリリース)サンフレッチェ広島レジーナ、2023年7月6日 。2023年7月6日閲覧。
- ^ 『『株式会社イズミ』様 サンフレッチェ広島レジーナ新規ユニフォームパートナー契約締結のお知らせ』(プレスリリース)サンフレッチェ広島F.C.、2024年3月2日 。
- ^ 『Perfume「Challenger」がサンフレッチェ広島レジーナの応援ソングに決定』(プレスリリース)サンフレッチェ広島、2021年9月13日 。2022年5月9日閲覧。
- ^ 『2022-23シーズン「サンフレッチェ広島レジーナ電車」の運行について』(プレスリリース)広島電鉄、2022年10月14日 。2023年2月19日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- 公式ウェブサイト (サンフレッチェ広島公式サイト内)
- サンフレッチェ広島レジーナ (@sanfrecceREGINA) - X(旧Twitter)
- サンフレッチェ広島レジーナ (@sanfrecce.regina.official) - Instagram
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