ピーター・ケアリー
ピーター・ケアリー(Peter Carey、1943年5月7日 - )は、オーストラリアの小説家。
ピーター・ケアリー Peter Carey | |
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誕生 |
Peter Philip Carey ピーター・フィリップ・ケアリー 1943年5月7日(81歳) オーストラリア、ビクトリア州Bacchus Marsh |
職業 | 小説家 |
国籍 | オーストラリア |
活動期間 | 1974 - 現在 |
代表作 |
『オスカーとルシンダ』 『ケリー・ギャングの真実の歴史』 |
主な受賞歴 | ブッカー賞(1988,2001) |
ウィキポータル 文学 |
略歴
編集ビクトリア州バッカスマーシュ(Bacchus Marsh)に生まれた。モナシュ大学で有機化学と動物学を専攻。その後、メルボルンの広告代理店でコピーライターの仕事につき、1974年に短篇集『The Fat Man in History』で作家デビューした。
ブッカー賞を2度受賞したが、この賞を2度受賞したのは、彼と南アフリカ出身でノーベル文学賞を受賞したJ・M・クッツェー、ヒラリー・マンテル、マーガレット・アトウッドの4人だけである。
受賞作品『オスカーとルシンダ』は、1997年に映画化されている。
受賞歴
編集- ブッカー賞(1988年)("'Oscar and Lucinda"(『オスカーとルシンダ』 )に対して)
- 同(2001年) ("True History of the Kelly Gang"(『ケリー・ギャングの真実の歴史』)に対して)
- コモンウェルス作家賞(2001年)("True History of the Kelly Gang"に対して)
日本語訳された作品
編集単行本
編集- 『イリワッカー〈上〉〈下〉』(新しいイギリスの小説)、小川高義訳、白水社、1995年
- 『オスカーとルシンダ』 宮木陽子訳、DHC、1999年
- 『ジャック・マッグズ』 宮木陽子訳、DHC、2000年
- 『ケリー・ギャングの真実の歴史』 宮木陽子訳、早川書房、2003年
- 『シドニー 迷走紀行』(Writer & Cityシリーズ)、宮木陽子訳、DHC、2005年
アンソロジー
編集作品
編集長編
編集- Bliss (1981年)
- Illywhacker(『イリワッカー』) (1985年)
- Oscar and Lucinda(『オスカーとルシンダ』)(1988年)
- The Tax Inspector (1991年)
- The Unusual Life of Tristan Smith (1994年)
- Jack Maggs(『ジャック・マッグズ』)(1997年)
- True History of the Kelly Gang(『ケリー・ギャングの真実の歴史』)(2000年)
- My Life as a Fake (2003年)
- Theft: A Love Story (2006年)
- His Illegal Self (2008年)
- Parrot and Olivier in America (2009年)
短編
編集- Peeling
- The Fat Man in History(「デブ連歴史に登場」)
- Conversations with Unicorns
- American Dreams(「アメリカの夢」)
- Do You Love Me?(「“Do You Love Me?”」)
- Crabs
- Room No. 5 (Escribo)
- A Windmill in the West
- Life and Death in the South Side Pavilion
- Report on the Shadow Industry(「影製造産業に関する報告」)
- The Chance
- Exotic Pleasures
- War Crimes
- The Puzzling Nature of Blue
- The Last Days of a Famous Mime(「著名なマイム師、最後の日々」)
ノンフィクション
編集- A Letter to Our Son (1994)
- 30 Days in Sydney: A Wildly Distorted Account(『シドニー 迷走紀行』) (2001)
- Letter From New York (2001)
- Wrong about Japan (2005)