ペルージャ・カルチョ
アッソチアツィオーネ・カルチスティカ・ペルージャ・カルチョ(Associazione Calcistica Perugia Calcio S.r.l.)は、イタリア・ペルージャを本拠地とするサッカークラブである。2023-24シーズンはセリエCに所属している。
ペルージャ・カルチョ | ||||
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原語表記 | Associazione Calcistica Perugia Calcio S.r.l. | |||
愛称 | Biancorossi, Grifoni | |||
クラブカラー | 白と赤 | |||
創設年 | 1905年 | |||
所属リーグ | セリエC | |||
所属ディビジョン | 3部 | |||
ホームタウン | ペルージャ | |||
ホームスタジアム | スタディオ・レナト・クーリ | |||
収容人数 | 23,625 | |||
代表者 | ハビエル・ファローニ[1] | |||
監督 | アレッサンドロ・フォルミサーノ | |||
公式サイト | 公式サイト | |||
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■テンプレート(■ノート)■サッカークラブPJ |
歴史
編集日本では、中田英寿が海外移籍を果たした際に最初に所属したチームとして知られている[2]。 ルチアーノ・ガウッチ(在任1991-2004)は名物会長として有名で、カダフィ大佐の三男アル・サーディ・カダフィを入団させたりと話題づくりでクラブの宣伝にも長けていた。 しかし、ガウッチ一族が脱税により訴追・没落するとともに、2005年夏にクラブは破産、セリエC1に降格し経営陣も一新され、チーム名もACペルージャ(Associazione Calcio Perugia SpA)からペルージャ・カルチョ(Perugia Calcio SpA)に変更された。
降格してから長い間セリエC1とレガ・プロ・プリマ・ディヴィジオーネで戦いプレイオフにまでは勝ち残るも昇格出来ずにシーズンを過ごす。
そして経営が悪化していた2010年7月21日に事実上のクラブ破綻となった[3]。プロフェッショニスティ連盟からセリエD(アマチュア)降格が通告され、クラブ消滅の危機も囁かれたがロベルト・ダマスキがペルージャを買い取り新会長に就任した。スポーツ・マネージャにはアルヴァロ・アルチプレーティ、監督にはピエルフランチェスコ・バッティスティーニ、助監督にワルテル・ノヴェッリーノがそれぞれ就任し、名前をASDペルージャ(Associazione Sportiva Dilettantistica Perugia )として新生ペルージャがスタート。
セリエDは1年目で優勝を果たし、レガ・プロ・セコンダ・ディヴィジオーネに昇格した2011年夏には現在のACペルージャ・カルチョ(Associazione Calcistica Perugia Calcio)に改称。新たなプロクラブとして再出発を切った。2014-15シーズンにセリエBに復帰。
1978-79シーズンのセリエAにおいては30試合11勝19分という成績でシーズン無敗記録を残しているが、このシーズンはACミランが優勝し、最終順位は2位であった。2003年にはUEFAインタートトカップを獲得した。
タイトル
編集国内タイトル
編集- セリエB:1回
- 1974-75
- セリエC:1回
- 2020-21 (グループB)
- スーペルコッパ・ディ・レガ・ディ・プリマ・ディヴィジオーネ:1回
- 2013-14
- スーペルコッパ・ディ・レガ・ディ・セコンダ・ディヴィジオーネ:1回
- 2011-12
- コッパ・イタリア・セリエD:1回
- 2010-11
国際タイトル
編集- UEFAインタートトカップ:1回
- 2003
過去の成績
編集シーズン | ディビジョン | コッパ・イタリア | ||||||||
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リーグ | 試 | 勝 | 分 | 敗 | 得 | 失 | 勝ち点 | 順位 | ||
1996-97 | セリエA | 34 | 10 | 7 | 17 | 48 | 62 | 37 | 16位 | 2回戦敗退 |
1997-98 | セリエB | 38 | 16 | 14 | 8 | 46 | 37 | 62 | 4位 | ベスト32 |
1998-99 | セリエA | 34 | 11 | 6 | 17 | 43 | 61 | 39 | 14位 | 1回戦敗退 |
1999-00 | セリエA | 34 | 12 | 6 | 16 | 36 | 52 | 42 | 10位 | ベスト16 |
2000-01 | セリエA | 34 | 10 | 12 | 12 | 49 | 53 | 42 | 11位 | 2回戦敗退 |
2001-02 | セリエA | 34 | 13 | 7 | 14 | 38 | 46 | 46 | 8位 | ベスト16 |
2002-03 | セリエA | 34 | 10 | 12 | 12 | 40 | 48 | 42 | 10位 | ベスト4 |
2003-04 | セリエA | 34 | 6 | 14 | 14 | 44 | 56 | 32 | 15位 | ベスト8 |
2004-05 | セリエB | 42 | 21 | 11 | 10 | 56 | 34 | 74 | 3位[4] | GS敗退 |
2005-06 | セリエC1 ・ジローネB | 34 | 14 | 8 | 12 | 35 | 37 | 50 | 6位 | — |
2006-07 | セリエC1 ・ジローネB | 34 | 15 | 9 | 10 | 40 | 29 | 54 | 6位 | 1回戦敗退 |
2007-08 | セリエC1 ・ジローネB | 34 | 15 | 8 | 11 | 35 | 34 | 53 | 5位 | — |
2008-09 | レガ・プロ・プリマ・ジローネB | 34 | 11 | 10 | 13 | 33 | 30 | 43 | 8位 | 2回戦敗退 |
2009-10 | レガ・プロ・プリマ・ジローネA | 34 | 12 | 6 | 16 | 31 | 38 | 11位[5] | 2回戦敗退 | |
2010-11 | セリエD・ジローネE | 34 | 22 | 8 | 4 | 51 | 24 | 74 | 1位 | — |
2011-12 | レガ・プロ・セコンダ・ジローネB | 40 | 26 | 9 | 5 | 65 | 29 | 87 | 1位 | — |
2012-13 | レガ・プロ・プリマ・ジローネB | 30 | 18 | 5 | 7 | 48 | 29 | 2位 | 3回戦敗退 | |
2013-14 | レガ・プロ・プリマ・ジローネB | 32 | 19 | 9 | 4 | 52 | 28 | 66 | 1位 | 1回戦敗退 |
2014-15 | セリエB | 42 | 16 | 18 | 8 | 49 | 40 | 66 | 6位 | 4回戦敗退 |
2015-16 | セリエB | 42 | 14 | 13 | 15 | 40 | 40 | 55 | 10位 | 3回戦敗退 |
2016-17 | セリエB | 42 | 15 | 20 | 7 | 54 | 40 | 65 | 4位 | 4回戦敗退 |
2017-18 | セリエB | 42 | 16 | 12 | 14 | 67 | 58 | 60 | 8位 | 4回戦敗退 |
2018-19 | セリエB | 36 | 14 | 8 | 14 | 49 | 49 | 50 | 8位 | 2回戦敗退 |
2019-20 | セリエB | 38 | 12 | 9 | 17 | 38 | 49 | 45 | 16位 | ベスト16 |
2020-21 | セリエC ・ジローネB | 38 | 23 | 10 | 5 | 67 | 30 | 79 | 1位 | 3回戦敗退 |
2021-22 | セリエB | 38 | 14 | 16 | 8 | 40 | 32 | 58 | 8位 | 2回戦敗退 |
2022-23 | セリエB | 位 |
欧州の成績
編集年度 | 大会 | ラウンド | 対戦相手 | 試合結果 |
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1975-76 | ミトローパ・カップ | - | ヴェレス・モステル | 2-4, 0-0 |
- | FKアウストリア・ウィーン | 0-0, 1-0 | ||
1977-78 | ミトローパ・カップ | - | FKパルチザン | 2-1, 0-4 |
- | ツブロチョフカ・ブルノ | 0-0, 1-0 | ||
1979-80 | UEFAカップ | 1回戦 | NKディナモ・ザグレブ | 1-0, 0-0 |
2回戦 | アリス・サロニカ | 1-1, 0-3 | ||
1999 | インタートト・カップ | 2回戦 | FKポベダ | 1-0, 0-0 |
3回戦 | トラブゾンスポル | 1-3, 2-1 | ||
2000 | インタートト・カップ | 2回戦 | スタンダール・リエージュ | 1-2, 1-1 |
2002 | インタートト・カップ | 3回戦 | VfBシュトゥットガルト | 2-1, 1-3 |
2003 | インタートト・カップ | 3回戦 | ACアリアンシ | 2-0, 2-0 |
準決勝 | FCナント | 1-0, 0-0 | ||
決勝 | VfLヴォルフスブルク | 1-0, 2-0 | ||
2003-04 | UEFAカップ | 1回戦 | ダンディーFC | 1-0, 2-1 |
2回戦 | アリス・サロニカ | 2-0, 1-1 | ||
3回戦 | PSVアイントホーフェン | 0-0, 1-3 |
現所属メンバー
編集- 2023年2月1日現在
注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。
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括弧内の国旗はその他の保有国籍を、星印はEU圏外選手を示す。
レンタル移籍
編集- in
注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。
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- out
注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。
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歴代監督
編集- イラーリオ・カスタニェール 1974-1980, 1993-1995, 1998-1999
- ヴヤディン・ボシュコヴ 1999
- カルロ・マッツォーネ 1999-2000
- セルセ・コズミ 2000-2004, 2020
- ステファノ・コラントゥオーノ 2004-2005
- マウリツィオ・サッリ 2008-2009
- クリスティアーノ・ルカレッリ 2013
- ピエルパオロ・ビーゾリ 2015-2016
- クリスティアン・ブッキ 2016-2017
- フェデリコ・ジュンティ 2017
- ロベルト・ブレーダ 2017-2018
- アレッサンドロ・ネスタ 2018-2019
- マッシモ・オッド 2019
- ファビオ・カゼルタ 2020-2021
歴代所属選手
編集GK
編集- アレクサンダル・コツィッチ 1996-1998
- アンジェロ・パゴット 1997-1998. 1998-2000
- アンドレア・マッツァンティーニ 1998-2002
- オスカル・コルドバ 2002
- セバスティアーノ・ロッシ 2002-2003
- ジェリコ・カラッツ 2002-2005
- アントニオ・ロサーティ 2015-2018
- ガブリエウ 2018-2019
DF
編集- マルコ・マテラッツィ 1995-1996, 1997-1998, 1999-2001
- アルベルト・ディ・キアーラ 1996-97
- サルヴァトーレ・マトレカーノ 1996-1999
- ゼ・マリア 1998-1999, 2000-2004
- マウロ・ミラネーゼ 1999-2003, 2004-2005
- アレッサンドロ・カローリ 1999-2000
- トライアノス・デラス 2001-2002
- ラフマン・レザイー 2001-2003
- ジャンルカ・コモット 2013-2016
- ノルベルト・ギェンベール 2018-2020
- アレアンドロ・ロージ 2019-
MF
編集- レナト・クーリ 1974-1977
- イラーリオ・カスタニェール 1974-1980
- サルバトーレ・バーニ 1977-1981
- アンジェロ・ディ・リービオ 1987-1989
- ジュゼッペ・ドッセーナ 1991-92
- フェデリコ・ジュンティ 1991-97
- ダヴィデ・バイオッコ 1994-1996, 1998, 2000-2002, 2004-2005
- ジェンナーロ・ガットゥーゾ 1995-1997
- レナト・オリーヴェ 1998-2000
- ジャンルカ・ペトラーキ 1998-1999
- ジョヴァンニ・テデスコ 1998-2004
- 中田英寿 1998-2000
- マッシミリアーノ・カッピオーリ 1999-2000
- ファビオ・ガッティ 1999-2002, 2003-2004, 2008-2010
- ドミトリー・アレニチェフ 1999-2000
- ファビオ・リヴェラーニ 2000-2001
- マヌエレ・ブラージ 2000-2003
- クリスティアン・オボド 2001-2004
- ファビオ・グロッソ 2001-2004
- パウル・コドレア 2004
- エウゼビオ・ディ・フランチェスコ 2004–2005
- ロドリゴ・タッデイ 2014-2016
- ステファノ・グベルティ 2015-2017
- マッテオ・ブリーギ 2016-2018
- ラッファエレ・ビアンコ 2017-2019
FW
編集- パオロ・ロッシ 1979-1980
- ファブリツィオ・ラヴァネッリ 1986-1989, 2004-2005
- クリスティアーノ・ルカレッリ 1993-1995
- ミラン・ラパイッチ 1996-1999
- アレッサンドロ・メッリ 1997-2000
- ルイス・アントニオ・コレイア・ダ・コスタ 1997
- クリスティアン・ブッキ 1998-1999, 2000-2001
- イバン・カビエデス 1999
- ニコラ・アモルーゾ 1999-2000
- マッシミリアーノ・エスポジート 1999-2000
- ジシス・ヴリーザス 2000-2003
- アリ・サメレー 2001-2002
- ファブリツィオ・ミッコリ 2002-2003
- ジェイ・ボスロイド 2003-2004
- アル・サーディ・カダフィ 2003-2005
- アントニオ・フローロ・フローレス 2004-2005
- マッテオ・ポリターノ 2012-2013
脚注
編集- ^ “l’imprenditore argentino Javier Faroni è il nuovo Presidente”. (2024年9月7日) 2024年9月12日閲覧。
- ^ “語り継がれる中田英寿の伝説。あの日セリエAでイタリア人の度肝を抜いた”. (2020年9月13日) 2022年1月30日閲覧。
- ^ “一時はセリエAを席巻したが――。かつては中田英寿が活躍、知られざるペルージャの今”. (2014年5月11日) 2022年1月30日閲覧。
- ^ 破産により3部へ降格
- ^ 破産により5部へ降格
外部リンク
編集- 公式ウェブサイト
- ペルージャ・カルチョ (ACPerugiaCalcio) - Facebook
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