三池敏夫
日本の美術監督
みいけ としお 三池 敏夫 | |
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生年月日 | 1961年5月26日(63歳) |
出生地 | 日本・熊本県 |
民族 | 日本人 |
ジャンル | 特撮美術 |
略歴
編集大学在学中の1983年に、特撮業界を志し上京[6]。東映プロデューサーの平山亨や特撮研究所の矢島信男らと面会する[6]。
1984年、九州大学工学部卒業[6]。同年、特撮研究所に入社し、特殊美術助手となる[出典 3]。
1989年、東宝制作の映画『ガンヘッド』に参加するため特撮研究所を退社し、フリーランスとなる[出典 4]。東宝特撮映画では、操演と美術を兼任した[9][10]。平成ガメラシリーズで特撮美術を担当[出典 5]。
2008年、特撮研究所に復帰[出典 6][注釈 1]。2024年、アニメ特撮アーカイブ機構理事[13]。
映画においては、予定通りに進むことの方が少ないため、臨機応変に対処することが必要であると語っている[1]。
参加作品
編集テレビ
編集- スーパー戦隊シリーズ
- 超電子バイオマン(1984年)[1]
- 特捜戦隊デカレンジャー(2004年) - パイロット版特撮美術(ノンクレジット)[14]
- 獣拳戦隊ゲキレンジャー(2007年) - 特殊造型
- メタルヒーローシリーズ
- 兄弟拳バイクロッサー(1985年1月10日)
- 仮面ライダーBLACK RX(1988年10月23日)
- 五稜郭(1988年12月30日・31日)
- 電光超人グリッドマン(1993年4月3日 - 1994年1月8日) - 特殊美術
- ウルトラマンメビウス(2006年4月8日)[3]
- 黒部の太陽(2009年3月21日・3月22日)
- 大魔神カノン(2010年4月2日) - 特技監督[15]
- 牙狼<GARO>〜MAKAISENKI〜(2011年 - ) - ミニチュア美術
映画
編集- 宇宙刑事シャイダー(1984年7月14日)
- ガンヘッド(1989年7月22日)[出典 7]
- 帝都大戦(1989年9月15日)[15]
- 孔雀王 アシュラ伝説(1990年2月)[15]
- ゴジラシリーズ
- ゴジラvsビオランテ(1989年12月16日) - 操演助手[15][5][注釈 2]
- ゴジラvsキングギドラ(1991年12月14日) - 操演助手[1][16][注釈 3]
- ゴジラvsモスラ(1992年12月12日) - 操演助手[18][3][注釈 3]
- ゴジラ×メガギラス G消滅作戦(2000年12月16日) - 特美助手[19]
- ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃(2001年12月15日)[9][11]
- ゴジラ×メカゴジラ(2002年12月14日) - 特美[9]
- ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS(2003年12月13日) - 特美[9]
- ゴジラ FINAL WARS(2004年12月4日) - 特美[12][3]
- シン・ゴジラ(2016年7月29日) - B班美術[3][5]
- ゼイラム(1991年12月21日)
- 平成ガメラシリーズ[1][15]
- ガメラ 大怪獣空中決戦(1995年3月11日)[3]
- ガメラ2 レギオン襲来(1996年7月13日)
- ガメラ3 邪神覚醒(1999年3月6日)[19]
- ウルトラシリーズ
- ウルトラマンティガ THE FINAL ODYSSEY(2000年3月11日) - 美術サブスタッフ
- ウルトラマンサーガ(2012年3月24日) - 特技監督[15][3]
- ウルトラマンギンガ 劇場スペシャル ウルトラ怪獣☆ヒーロー大乱戦!(2014年3月15日) - カメオ出演
- シン・ウルトラマン(2022年5月13日) - CGビルアセット監修、特撮班特殊美術
- クロスファイア(2000年6月10日)
- Kill Bill: Vol.1(2003年10月)
- デビルマン(2004年10月9日)
- 戦国自衛隊1549(2005年6月11日)
- 男たちの大和/YAMATO(2005年12月17日)[3]
- 日本沈没(2006年7月15日)[3]
- 俺は、君のためにこそ死ににいく(2007年5月12日)
- 西遊記(2007年7月14日)
- 茶々 天涯の貴妃(2007年12月22日)
- 隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS(2008年5月10日)
- ハッピーフライト(2008年11月15日)
- 私は貝になりたい(2008年11月22日)
- 巨神兵東京に現わる(2012年7月10日) - 美術監督[15][3]
- のぼうの城(2012年11月2日)[3]
- 進撃の巨人 ATTACK ON TITAN(2015年8月1日) - 美術(特撮セカンドユニット)[15][3]
- 進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド(2015年9月19日) - 美術(特撮セカンドユニット)[3]
- Fukushima 50(2020年3月6日) - 特撮・VFX監督[12]
- シン・エヴァンゲリオン劇場版(2021年3月8日、アニメ映画) - プリヴィズ制作協力・特殊技術素材/パネル美術撮影(美術)
- シン・仮面ライダー(2023年3月18日) - 特殊美術
ビデオ
編集- ウルトラマンVS仮面ライダー(1993年7月21日)
- ウルトラマンパワード(1993年12月5日 - 1994年8月25日ビデオ発売。全13話、7巻。)
- 獣拳戦隊ゲキレンジャーVSボウケンジャー(2008年)
その他
編集脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ a b c d e f g h FCGMG 2002, p. 60, 「INTERVIEW06 三池敏夫」
- ^ a b VSビオランテコンプリーション 2015, p. 37, 「GODZILLA VS BIOLLANTE staff Message 三池敏夫」、3式機龍コンプリーション 2016, pp. 46–47, 「STAFF MESSAGE 三池敏夫」、VSギドラコンプリーション 2020, p. 23, 「STAFF MESSAGE 三池敏夫」、GMKコンプリーション 2022, p. 50, 「STAFF MESSAGE 三池敏夫」、FWコンプリーション 2023, p. 57, 「STAFF MESSAGE 三池敏夫」
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s ジ・アート・オブ シン・ゴジラ 2016, pp. 363–365, 「インタビュー / 三池敏夫」
- ^ a b c d シン・ゴジラGENERATION 2017, pp. 64–65, 「美術インタビュー 三池敏夫」
- ^ a b c 野村宏平、冬門稔弐「5月26日」『ゴジラ365日』洋泉社〈映画秘宝COLLECTION〉、2016年11月23日、143頁。ISBN 978-4-8003-1074-3。
- ^ a b c d e f g h 「矢島信男を語る 三池敏夫」『宇宙船』vol.167(AUTUMN 2020.冬)、ホビージャパン、2019年12月28日、116-117頁、ISBN 978-4-7986-2100-5。
- ^ 『電光超人グリッドマン VOL.2』(DVD)円谷プロダクション、東映ビデオ、2013年1月21日。ASIN:B009LIJPJY、EAN:4988101167814。 封入解説書「MAKING of GRIDMAN」特殊美術 三池敏夫インタビューより。
- ^ a b 3式機龍コンプリーション 2016, pp. 46–47, 「STAFF MESSAGE 三池敏夫」、VSギドラコンプリーション 2020, p. 23, 「STAFF MESSAGE 三池敏夫」、GMKコンプリーション 2022, p. 50, 「STAFF MESSAGE 三池敏夫」、FWコンプリーション 2023, p. 57, 「STAFF MESSAGE 三池敏夫」
- ^ a b c d e 3式機龍コンプリーション 2016, pp. 46–47, 「STAFF MESSAGE 三池敏夫」
- ^ a b VSギドラコンプリーション 2020, p. 23, 「STAFF MESSAGE 三池敏夫」
- ^ a b c GMKコンプリーション 2022, p. 50, 「STAFF MESSAGE 三池敏夫」
- ^ a b c d FWコンプリーション 2023, p. 57, 「STAFF MESSAGE 三池敏夫」
- ^ アニメ特撮アーカイブ機構、新理事に浅沼誠氏、岩上敦宏氏、高橋望氏、三池敏夫氏らアニメーションビジネス・ジャーナル2024/2/27
- ^ 「デカレンジャー徹底解剖 3監督インタビュー3 特撮監督佛田洋」『宇宙船』Vol.112(2004年5月号)、朝日ソノラマ、2004年5月1日、33頁、雑誌コード:01843-05。
- ^ a b c d e f g h i j VSビオランテコンプリーション 2015, p. 37, 「GODZILLA VS BIOLLANTE staff Message 三池敏夫」
- ^ 平成ゴジラ大全 2003, p. 132, 「破之弐 『ゴジラVSキングギドラ』」
- ^ 平成ゴジラ大全 2003, p. 147, 「破之弐『ゴジラVSキングギドラ』 操演部のリハーサル」
- ^ 平成ゴジラ大全 2003, p. 168, 「破之参 ゴジラVSモスラ」
- ^ a b 「STAFF INTERVIEW 三池敏夫(特美助手)」『ゴジラ×メガギラス G消滅作戦』東宝 出版・商品事業室〈東宝SF特撮映画シリーズ SPECIAL EDITION〉、2000年12月16日、67頁。
- ^ a b 「円谷英二ミュージアム」『宇宙船』vol.163(WINTER 2019.冬)、ホビージャパン、2018年12月29日、102-105頁、ISBN 978-4-7986-1842-5。
出典(リンク)
編集参考文献
編集- 『ゴジラ×メカゴジラ』朝日ソノラマ〈ファンタスティックコレクション〉、2002年12月30日。ISBN 4-257-03668-0。
- 『平成ゴジラ大全 1984-1995』編著 白石雅彦、スーパーバイザー 富山省吾、双葉社〈双葉社の大全シリーズ〉、2003年1月20日。ISBN 4-575-29505-1。
- コンプリーションシリーズ(ホビージャパン)
- 『ゴジラVSビオランテ コンプリーション』ホビージャパン、2015年12月16日。ISBN 978-4-7986-1137-2。
- 『ゴジラ×3式機龍〈メカゴジラ〉コンプリーション』ホビージャパン、2016年12月21日。ISBN 978-4-7986-1353-6。
- 『ゴジラVSキングギドラ コンプリーション』ホビージャパン、2020年3月31日。ISBN 978-4-7986-2176-0。
- 『ゴジラ モスラ キングギドラ 大怪獣総攻撃 コンプリーション』ホビージャパン、2022年3月31日。ISBN 978-4-7986-2779-3。
- 『ゴジラ FINAL WARS コンプリーション』ホビージャパン、2023年4月4日。ISBN 978-4-7986-3135-6。
- 『ジ・アート・オブ シン・ゴジラ』企画・責任編集 庵野秀明、企画・編集・発行:カラー 販売:グラウンドワークス、2016年12月30日。ISBN 978-4-905033-08-0。
- 『シン・ゴジラ GENERATION』ホビージャパン〈ホビージャパンMOOK〉、2017年7月31日。ISBN 978-4-7986-1417-5。