宮城県道8号仙台松島線
宮城県の道路
(利府街道から転送)
宮城県道8号仙台松島線(みやぎけんどう8ごう せんだいまつしません)は、宮城県仙台市宮城野区と同県宮城郡松島町とを結ぶ県道(主要地方道)である。通称利府街道。
主要地方道 | |
---|---|
宮城県道8号 仙台松島線 主要地方道 仙台松島線 | |
利府街道 | |
実延長 | 27.5 km |
起点 | 仙台市宮城野区原町三丁目【北緯38度16分3秒 東経140度54分43.6秒 / 北緯38.26750度 東経140.912111度】 |
主な 経由都市 |
宮城郡利府町 |
終点 | 宮城郡松島町愛宕【北緯38度23分35.7秒 東経141度4分1.3秒 / 北緯38.393250度 東経141.067028度】 |
接続する 主な道路 (記法) |
国道45号 国道4号 宮城県道35号泉塩釜線 宮城県道3号塩釜吉岡線 宮城県道40号利府松山線 宮城県道9号大和松島線 |
■テンプレート(■ノート ■使い方) ■PJ道路 |
概要
編集当道は、仙台市宮城野区原町三丁目(坂下[1])交差点(国道45号交点)から利府町を経て松島町愛宕交差点(国道45号交点)とを結ぶ。仙台都市圏の仙塩地区にとって国道45号(塩竈街道/石巻街道)は仙台と日本三景・松島とを結ぶ道路という意味があるが、高度経済成長によりモータリゼーションが進展したため国道45号の渋滞が頻発するようになった。その迂回路として当道の整備が進み、まず1974年(昭和49年)4月30日に利府町主要部を迂回する「利府バイパス」が供用開始された[2][3]。
現在は仙台市内から利府町の区間で概ね片側2車線に整備され、当道の西端付近では北四番丁に直通する形になっている。沿道の利府町には、イオンモール新利府をはじめとしたロードサイド店舗が集積し、宮城スタジアムや宮城県総合運動公園総合体育館(セキスイハイムスーパーアリーナ)を初めとした大規模集客施設が集まる宮城県総合運動公園がある。
路線データ
編集歴史
編集路線状況
編集別名
編集- 松原街道(東仙台付近)
- 利府街道(全線)
- 利府バイパス(利府町内の区間)
有料道路
編集重複区間
編集- 宮城県道3号塩釜吉岡線:利府町利府塩釜IC入口 - 利府ペアガーデン付近
24時間交通量
編集令和3年度[9]
- 仙台市宮城野区燕沢東一丁目 - 27,188台
- 仙台市宮城野区岩切洞ノ口 - 45,989台
- 宮城郡利府町利府八幡崎前 - 36,459台
松並木
編集藩政時代には東仙台付近を通る区間の両端に松が植えられたことで長い並木道となっており、この区間は『松原街道』と呼ばれていた。
第二次世界大戦時には輸送船の材料の他、航空燃料として使う松根油を生産するため、街道沿いの松は樹齢300年以上のものまですべて伐採された[10]。しかし搬出に手間取り多くの松は街道沿いに放置されたまま終戦を迎え、塩竈の造船所などで使われたという[10]。
地理
編集通過する自治体
編集交差する道路
編集- 国道45号(仙塩街道)
- 宮城県道140号東仙台停車場線
- 国道4号(陸羽街道)
- 宮城県道141号今市福田線
- 宮城県道35号泉塩釜線
- 宮城県道270号利府岩切停車場線
- 宮城県道259号加瀬沼公園線
- 宮城県道3号塩釜吉岡線
- 宮城県道260号利府停車場総合運動公園線
- 三陸自動車道・利府中インターチェンジ
- 宮城県道271号利府中インター線
- 宮城県道40号利府松山線
- 宮城県道144号赤沼松島線(長老坂)
- 宮城県道9号大和松島線
沿線の施設等
編集脚注
編集- ^ 通称および原町三丁目の旧地名
- ^ こうほうりふ No.384(利府町 2007年5月)
- ^ 利府町40年の歩み 「黎明期・胎動期」(利府町)
- ^ “仙台市市道路線認定網図”. 仙台市. 2023年10月16日閲覧。
- ^ “令和5年度宮城県管理道路現況調書(みやぎの道路)”. 宮城県. 2024年8月27日閲覧。
- ^ s:道路法第五十六条の規定に基づく主要な都道府県道及び市道 - 平成五年五月十一日建設省告示第千二百七十号、建設省
- ^ 平成5年10月19日宮城県公報第491号宮城県告示第1018号
- ^ 『平成5年度「みやぎの道路」』宮城県、43頁。
- ^ “令和3年度 全国道路・街路交通情勢調査”. www.mlit.go.jp. 2024年8月27日閲覧。
- ^ a b 地元学の会『松原街道にそったまち ひがしせんだい 東仙台一丁目〜五丁目・松岡町』みやぎの区民協議会(仙台市宮城野区役所 刊)、2005年