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ウィキペディアにおいて特筆性とは、対象となる主題について記事を立てるにふさわしいかどうかを判断するために用いられる指標(テスト)です。 ウィキペディアの情報は検証可能でなければなりません。信頼できる第三者による情報源を見つけることができない主題は、独立した記事として持つべきではありません。 ウィキペディアの特筆性の概念は、この検証可能性という基本的な規範を、主題についての情報を無差別に収集しないことに適用したものです。 記事の主題は、著名であるか、または「注目に値し」なければなりません。 特筆性の判断は、名声、重要性、人気などには必ずしも依存しませんが、それらの要素は以下に説明する目安を満たしやすいものにするでしょう。

次の2点を満たす主題は、記事にするにふさわしいと推定されます。

ただしこのことは、主題を別々の、単独ページとして取り扱うことを保証するものではありません。 二つまたはそれ以上の関連する主題を統合、ないしグループ化して、一つの記事にまとめた方が適切な場合もあります。

このような特筆性の目安は、どのような主題が記事として作成されるにふさわしいかについて述べているだけであって、記事の内容について制限するものではありません。 記事内容に関する方針としては、Wikipedia:中立的な観点Wikipedia:検証可能性Wikipedia:独自研究は載せないWikipedia:ウィキペディアは何ではないか及びWikipedia:存命人物の伝記を参照してください。

一般的な目安

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もし対象と無関係な信頼できる情報源により有意な言及がなされているならば、その主題は単独の記事にふさわしいと推定されます。

  • ここでいう「有意な言及」とは、対象とする主題について直接的かつ詳細に述べていて、独自研究的な解釈に拠らなくともその内容が読み取れることを意味します。有意な言及とは、取るに足らないような記載にはとどまらないものですが、特集記事の中心主題とまでいかなくてもよいものです[注釈 1]
  • 「信頼できる」とは、Wikipedia:信頼できる情報源に述べるとおり、特筆性が検証可能な形で評価され得る編集上の完全性が情報源に必要であることを意味します。情報源とは、あらゆる形態や媒体、言語で公表されたものを指し得ます。対象について言及している二次情報源が見つかるかどうかは、特筆性の良い指標となります。
  • 「情報源」[注釈 2]は、二次情報源でなければなりません。特筆性のもっとも客観的な証拠となるのは二次情報源だからです。必要とされる情報源の数は、言及している質や深さによって異なるために決まっていませんが、一般的には情報源が複数あることが望ましいです[注釈 3]。情報源はオンラインで利用可能でなくともよく、また、外国語でもかまいません。同じ著者または組織から刊行された複数の出版物は、特筆性を確立する目的から、通常は単一の情報源とみなされます。
  • 「対象と無関係な」とは、記事が扱う対象そのもの、もしくは何かしらの連携・協力関係にあるものによる情報を除外するための条件です。例えば、広告、プレスリリース、自伝やその対象自身が持つウェブサイトは、対象と無関係とは見なされません[注釈 4]

特筆性の目安は、記事の内容には適用されない

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記事の作成や保持に適用される基準は、記事の内容に適用されるものと同じではありません。 特筆性の目安は、記事の内容には適用されません。 記事の中に含まれる内容(つまり、記事に記載するのに何が十分特筆に値するのか)は、その記載の重みとその他の記事の内容についての方針の原則に基づいて決まります。

特筆性は記事の内容で決定されない

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特筆性は、ウィキペディアの記事ではなく、記事が対象とするものについての特性です。 ウィキペディアの記事内容に量的な改善がなされたからといって、その対象がウィキペディアの外部で扱われていなければ、突然特筆性を持つわけではありません。 その反対に、情報源となる資料が存在するならば、ウィキペディアの記事の中で非常に貧しい記述や参照方法がなされていたとしても、その対象の特筆性が減じることはありません。

特筆性は客観的な証明を必要とする

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記事の主題に「特筆性がある」という主張を支えるためには、独立した情報源による、その対象が有意に注目を集めていると証明できる、客観的な証拠がなければなりません。これは、この特筆性のガイドライン全般における共通テーマです。 ただし、記事に出典がないことは情報源が存在しないこととは異なり、記事の対象に特筆性がないことを意味しません。

対象がただ存在しているだけでは、自動的または本質的に特筆性があることにはなりません。 特筆性の証拠は、主題について有意で独立した言及や認知があることを示さなければなりません。そしてその言及や認知は、単に短い期間の関心でないこと、#自己宣伝や無差別な広告の結果でないこと、それ以外の理由からも主題が不適当とされないことが必要です。 証拠となる情報源には、査読によって認められた出版物、信頼性や権威のある書籍、評判のよいメディアソース、その他の一般に信頼できる情報源が含まれます。

特筆性を評価しようとする場合、記事に現在明示されている情報源だけでなく、明示されていないが特筆性を示す情報源が存在する可能性についても考慮すべきです。 特筆性が要求するのは、適切で独立した検証可能な情報源が存在していることであって、それを出典として直接示すことではないからです。 ウィキペディアの記事は最終稿ではありません。もしそのような情報源が存在する場合は、たとえその情報源が記事中に明示されていなかったとしても、特筆性を認めることができます。 もし、独立した情報源による有意な言及が見つかりそうなときは、特筆性を欠くことを理由とした記事の削除は不適切です。 しかし、記事の特筆性にいったん疑問が出された場合、時間が経っても裏付けが明らかにされない場合はとくに、隠れた情報源が存在するとただ主張するだけではあまり説得力はありません。

特筆性は一時的なものではない

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特筆性は一時的なものではありません。記事の主題が一般的な特筆性の目安に従って「有意な言及」の対象になったことがあるなら、その言及が継続している必要はありません。

特筆性そのものは一時的ではありませんが、ときには、特筆性の証拠の再評価や既存の記事が適切かどうかについて、削除依頼が提起されたり、これとは逆に新たな証拠に基づいて、過去に不適当と考えられていた記事が立てられることがあるかもしれません。 このように、以前に特筆性がある(もしくはない)とされた記事であっても、数ヶ月あるいは数年後に削除の提起や記事の再作成がなされることがあります。

とくに、一つの出来事の中でのみ信頼できる情報源によって触れられている人物で、さもなければその人物がほとんど注目されない一個人である場合、一般的にはWikipedia:存命人物の伝記にしたがって記事の作成を避けるべきです。

ウィキペディアは、特筆性の「遅行指数」です。 景気動向指数でいう遅行指数(en:Economic indicator#Lagging indicators)が経済の過去の動向を指し示すのとちょうど同じように、ウィキペディアの外部ですでに「注目済み」の場合にだけ、記事の主題はウィキペディア用語で「特筆性がある」と見なされます。 したがって、短期間に爆発的なニュース報道がなされたとしても、その報道が続いている間は、特筆性を満たすのに十分とはいえない場合があります。

一般的な状況

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自己宣伝と無差別の広告

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出版された信頼できる情報源だからといって、常にそれが特筆性の十分な証拠になるとは限りません。

ウィキペディアは宣伝の媒体ではありません。 自己宣伝、有料の素材、自伝、およびプロダクトプレイスメントは、百科事典の記事への有効な筋道ではありません。 特筆性の基準(バロメーター)は、記事の主題そのもの(及びそのメーカー、作者、著者、発明者または販売会社)とは無関係な人々によって十分に注目に値すると考えられ、瑣末な形でなく焦点を当てて記述、出版されたかどうかによるのであって、その主題につながる人々によって誘因されたり宣伝その他の影響を受けていてはなりません。

また、中立的な情報源は記事の中立性を担保するためにも必要です。記事の主題そのもの、および関係者が自ら発表した情報源によって書かれた記事は、中立的とは見なされません。このような情報源の中立性への懸念についての関心と議論については、Wikipedia:自分自身の記事を作らないを参照して下さい。 製品に付属した技術マニュアルのような、たとえ宣伝ではないとしても、当事者および関係者が自ら発表した情報源は、「主題が受けた注目」を測るものではなく、まだ特筆性の証拠とはいえません。

出来事

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ウィキペディアはニュース速報の場ではありません。記事の主題について「有意な言及」がなされたと見なすためには、単発の出来事についての定型文的なニュース報道だけでは足りません。 例えば、プレス発表、公告、スポーツ中継やゴシップ情報などの定型文的なニュース報道は、「有意な言及」とはいえません。 また、大量の報道がなされたとしても、その出来事について批評的な分析を加えていないものは「有意な言及」とは見なされません。 姉妹プロジェクトのウィキニュースは、そのような最新のニュース的な事柄について扱っています。 ときには、論争の的となっているもの(例えば本など)の特筆性については、対象そのものに特筆性があるのか、または起こっている論争に出来事としての特筆性があるのか、その両方を考慮する必要がある場合があります。

ただし、出来事の影響が非常に大きく、世界的に注目を浴びているような事件においては、たとえそれが進行中であったとしても、ウィキペディアの記事が必要とされていることをまず考えるべきです。 2011年3月の東日本大震災において、当時投稿が始まっていた「東北地方太平洋沖地震」のページは白紙化保護とすべきとの意見が出されました。これに対するウィキペディアの創設者ジンボ・ウェールズの発言を以下に掲載します。

「私はこの日本語版でこれといった権限がありませんが、皆さんに謝意と助言をお伝えしたいと思います。 まず、Wikipedia がまさに必要とされている今、Wikipedia を正確で有益なものにしようと努める皆さん全てに感謝します。 その上で助言があります。このページは半保護にすべきで、白紙にすべきでありません。信頼すべき情報源が強く求められている事に応じるべきです。そして、流言飛語を繰り返し投稿する人を直ちに厭わずブロックすべきです。何が起こったのかについて、人々が明確なサマリーを確かに把握できるよう、Wikipedia は助けになることができるでしょう。」

— ノート:東北地方太平洋沖地震/過去ログ1でのジンボ・ウェールズのコメント

特筆性のガイドラインを満たしていない記事

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記事の主題が本ガイドラインの条件を満たさない場合、独立した記事として存続することはできません。そうした記事はたいていの場合、記事の主題に関連の深い特筆性を満たす記事や一覧があればそれらのページに統合されることになりますし、適した統合先がない場合には削除されることになります。ただしそのような判断を下す前には誠実な調査を行ってください。

特筆性の有無がはっきりしない記事については、削除は最後の手段であるべきです。

もし、記事の対象の特筆性を証明するに足る情報源がその記事に出典として示されていないときは、以下のように対処することができます。

  • まずはあなた自身が出来る範囲で、そのような記事の情報源を探してみてください。見つかった場合、記事に加筆するか、ノートなどに情報を提供してください。少なくとも一般的な検索エンジンによる簡単な調査くらいは、他の手段をとる前に行うようにしてください。
  • {{特筆性}}テンプレートを貼って、他の編集者に通知してください。
  • 記事の主な執筆者や、関連するウィキプロジェクトの参加者などに、情報源の調査や記事の改善を依頼してみてください。Wikipedia:加筆依頼プロジェクト:検証も利用できます。とくに専門的な主題では、専門家がオンラインでは見つけられない情報源を知っているもしれません。場合によっては、ウィキペディアンでない専門家や、記事主題の当事者や関係者に連絡を取って、情報源の有無を問い合わせてもよいかもしれません[注釈 6]

上記のように情報源を誠実に探したにもかかわらず(必要な調査の量と質は場合によりますが、ただテンプレートや加筆依頼等で呼びかけを行ったが協力者が現れなかったということだけを根拠として判断を下した場合、通常は不充分とみなされます。調査過程の少なくとも一部には、積極的な情報源の探索が含まれるようにしてください。)適切な情報源が見つけられなかった場合には、その記事の検証可能な情報を、より広範なテーマについて扱っている別の適切な記事に統合することを検討してみてください[注釈 7]。内容を転記するべきでない、もしくはその必要がないと判断された場合[注釈 8]には、リダイレクト化を検討してください[注釈 9]。もしそれもかなわず、記事を削除するのであれば[注釈 10]Wikipedia:削除依頼#依頼の基本手順に則って削除依頼を提出することができます。

記事の対象が明らかに特筆性に欠ける場合には、有用な内容を保存するために削除以外の対処方法が役に立つこともあるかもしれませんが、削除が最も適切な対応であることがほとんどです。

関連項目

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注釈

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  1. ^ 例えば、IBMに関するソーブル著の360ページの本やブラック著の528ページの本は明らかに「取るに足らないようなもの」ではありません。しかし、ビル・クリントンが高校時代に作っていたバンド「Three Blind Mice」についてウォーカーがガーディアン紙に述べた1行の文は「取るに足らないようなもの」でしょう。
  2. ^ 新聞、書籍及び電子書籍、雑誌、テレビやラジオのドキュメンタリー番組、政府機関の報告書、学術誌を含みますが、これらには限定されません。また、複数の情報源がない状態でその情報源のみを利用する場合は、その情報源が中立的な観点に基づいているかを検証でき、信頼でき、記事を包括的なものにするために十分詳細な情報を提供している必要があります。
  3. ^ 複数の情報源がないことは、その主題はより広い事象を説明している記事へ統合した方が適切かもしれないことを示唆しています。複数の新聞や雑誌が同じ話を、ときには多少の変更や見出しを変えるなどして発表することはふつうに見られますが、一つの話は複数の情報源にはなりません。いくつかの雑誌が同時に異なる記事を公表したとしても、その著者が同じ情報源に頼っていて同じ情報を繰り返しているだけであることもあり、常に複数の情報源となるわけではありません。同様に、同じ著者による、または同じ定期刊行物に属する一連の出版物は、通常一つの情報源と見なされます。
  4. ^ .記事の対象それ自身やその対象と強いつながりのあるものによって公表されたものは、特筆性の強い証拠とは考えられません。
  5. ^ さらに言えば、信頼できる情報源におけるすべての言及が、記事を作成するための特筆性の証拠になるとは限りません。例えば、名簿やデータベース、広告、広報欄、マイナーな新聞記事などは、信頼できる情報源としてあったとしても、実際には特筆性を示す証拠にはならないでしょう。
  6. ^ ただし、当事者や関係者による情報源は特筆性の根拠にはなりません。また、協力を受けた場合でも、客観的な立場からの執筆を心掛けてください。
  7. ^ 例えば、ある作品の中であまり重要な役割を果たしていない登場人物の記事は、その作品そのものか「○○○○の登場人物一覧」といった記事に統合できるかもしれません。学校であれば、その学校がある地方自治体や地域の記事に統合できるかもしれません。有名人の親戚であれば、その有名人の記事に統合できるでしょう。特定のグループや出来事に関係していることによってのみ知られている人物の記事は、そのグループや出来事に関する主要な記事に統合できるでしょう。
  8. ^ 統合前の記事の質や検証可能性が著しく低い場合や、法的リスクの懸念がある場合、統合先候補の記事にすでに充分な解説がある場合など。
  9. ^ 適切な情報源は見つかるものの百科事典の記事として発展する見込みが薄い場合にも、統合やリダイレクト化を検討してください。
  10. ^ ウィキペディアにおいては、不十分な調査に基づく削除依頼は却下されてきました。ここでいう「調査」とは、その特筆性を証明するための情報源や他の方法で示せそうな情報を探そうとするということを含みます。

以下対訳

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On Wikipedia, notability is a test used by editors to decide whether a topic can have its own article. Information on Wikipedia must be verifiable; if no reliable third-party sources can be found on a topic, then it should not have a separate article. Wikipedia's concept of notability applies this basic standard to avoid indiscriminate inclusion of topics. Article and list topics must be notable, or "worthy of notice". Determining notability does not necessarily depend on things such as fame, importance, or popularity—although those may enhance the acceptability of a subject that meets the guidelines explained below.

ウィキペディアにおいて特筆性とは、対象となる主題について記事を立てるにふさわしいかどうかを判断するために用いられる指標(テスト)です。 ウィキペディアの情報は検証可能でなければなりません。信頼できる第三者による情報源を見つけることができない主題は、独立した記事として持つべきではありません。 ウィキペディアの特筆性の概念は、この検証可能性という基本的な規範を、主題についての情報を無差別に収集しないことに適用したものです。 記事や一覧記事の主題は、著名であるか、または「注目に値し」なければなりません。 特筆性の判断は、名声、重要性、人気などには必ずしも依存しませんが、それらの要素は以下に説明する目安を満たしやすいものにするでしょう。

A topic is presumed to merit an article if all of the following are true:

次の2点を満たす主題は、記事にするにふさわしいと推定されます。

  • It meets either the general notability guideline below or the criteria outlined in a subject-specific guideline listed in the box on the right.
  • It is not excluded under the What Wikipedia is not policy.

下記の「一般的な目安」か、または#関連項目にリストされている分野ごとの特筆性の目安を満たすこと。(翻訳者注:英語版ではリストが画面右にボックス化されている)

Wikipedia:ウィキペディアは何ではないかの方針によって除外されないこと。

This is not a guarantee that a topic will necessarily be handled as a separate, stand-alone page. Editors may use their discretion to merge or group two or more related topics into a single article.

ただしこのことは、主題を別々の、単独ページとして取り扱うことを保証するものではありません。 二つまたはそれ以上の関連する主題を統合、ないしグループ化して、一つの記事にまとめた方が適切な場合もあります。

These notability guidelines only outline how suitable a topic is for its own article or list. They do not limit the content of an article or list. For Wikipedia's policies regarding content, see Neutral point of view, Verifiability, No original research, What Wikipedia is not, and Biographies of living persons.

このような特筆性の目安は、どのような主題が記事や一覧記事として作成されるにふさわしいかについて述べているだけであって、記事の内容について制限するものではありません。 記事内容に関する方針としては、Wikipedia:中立的な観点Wikipedia:検証可能性Wikipedia:独自研究は載せないWikipedia:ウィキペディアは何ではないか及びWikipedia:存命人物の伝記を参照してください。

一般的な目安

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General notability guideline

If a topic has received significant coverage in reliable sources that are independent of the subject, it is presumed to be suitable for a stand-alone article or list.

もし対象と無関係な信頼できる情報源により有意な言及がなされているならば、その主題は単独の記事や一覧記事にふさわしいと推定されます。

  • "Significant coverage" addresses the topic directly and in detail, so that no original research is needed to extract the content. Significant coverage is more than a trivial mention but it need not be the main topic of the source material.[1]

ここでいう「有意な言及」とは、対象とする主題について直接的かつ詳細に述べていて、独自研究的な解釈に拠らなくともその内容が読み取れることを意味します。 有意な言及とは、取るに足らないような記載にはとどまらないものですが、特集記事の中心主題とまでいかなくてもよいものです[注 1]。

  • "Reliable" means sources need editorial integrity to allow verifiable evaluation of notability, per the reliable source guideline. Sources may encompass published works in all forms and media, and in any language. Availability of secondary sources covering the subject is a good test for notability.

「信頼できる」とは、Wikipedia:信頼できる情報源に述べるとおり、特筆性が検証可能な形で評価され得る編集上の完全性が情報源に必要であることを意味します。 情報源とは、あらゆる形態や媒体、言語で公表されたものを指し得ます。 対象について言及している二次情報源が見つかるかどうかは、特筆性の良い指標となります。

  • "Sources"[2] should be secondary sources, as those provide the most objective evidence of notability. There is no fixed number of sources required since sources vary in quality and depth of coverage, but multiple sources are generally expected.[3] Sources do not have to be available online and do not have to be in English. Multiple publications from the same author or organization are usually regarded as a single source for the purposes of establishing notability.

「情報源」は、二次情報源でなければなりません。特筆性のもっとも客観的な証拠となるのは二次情報源だからです。 必要とされる情報源の数は、言及している質や深さによって異なるために決まっていませんが、一般的には情報源が複数あることが望ましいです。 情報源はオンラインで利用可能でなくともよく、また、外国語でもかまいません。 同じ著者または組織から刊行された複数の出版物は、特筆性を確立する目的から、通常は単一の情報源とみなされます。

  • "Independent of the subject" excludes works produced by the article's subject or someone affiliated with it. For example, advertising, press releases, autobiographies, and the subject's website are not considered independent.[4]

「対象と無関係な」とは、記事が扱う対象そのもの、もしくは何かしらの連携・協力関係にあるものによる情報を除外するための条件です。 例えば、広告、プレスリリース、自伝やその対象自身が持つウェブサイトは、対象と無関係とは見なされません。

「推定される」とは、信頼できる情報源において有意な言及がなされているときに、その対象には特筆性があると仮定するという意味であり、特筆性を保証するものではありません。 より深く検討した結果、ウィキペディアは何ではないかの方針、特にウィキペディアは情報を無差別に収集する場ではありませんの項に抵触しそうな主題については、実際には単独の記事にふさわしくないとされることがあります[5]。

If a topic does not meet these criteria but still has some verifiable facts, it might be useful to discuss it within another article.

主題がこれらの目安を満たしていない場合でも、検証可能な事実がまだあるときは、別の記事の中での議論に活かすことができるかもしれません。

1.^ Examples: The 360-page book by Sobel and the 528-page book by Black on IBM are plainly non-trivial. The one sentence mention by Walker of the band Three Blind Mice in a biography of Bill Clinton (Martin Walker (1992-01-06). "Tough love child of Kennedy". The Guardian. "In high school, he was part of a jazz band called Three Blind Mice." ) is plainly trivial.

2.^ Including but not limited to newspapers, books and e-books, magazines, television and radio documentaries, reports by government agencies, and academic journals. In the absence of multiple sources, it must be possible to verify that the source reflects a neutral point of view, is credible and provides sufficient detail for a comprehensive article.

3.^ Lack of multiple sources suggests that the topic may be more suitable for inclusion in an article on a broader topic. It is common for multiple newspapers or journals to publish the same story, sometimes with minor alterations or different headlines, but one story does not constitute multiple works. Several journals simultaneously publishing different articles does not always constitute multiple works, especially when the authors are relying on the same sources, and merely restating the same information. Similarly, a series of publications by the same author or in the same periodical is normally counted as one source.

4.^ Works produced by the subject, or those with a strong connection to them, are unlikely to be strong evidence of notability. See also: Wikipedia:Conflict of interest for handling of such situations.

5.^ Moreover, not all coverage in reliable sources constitutes evidence of notability for the purposes of article creation; for example, directories and databases, advertisements, announcements columns, and minor news stories are all examples of coverage that may not actually support notability when examined, despite their existence as reliable sources.

1.^ 例えば、IBMに関するソーブル著の360ページの本やブラック著の528ページの本は明らかに「取るに足らないようなもの」ではありません。しかし、ビル・クリントンが高校時代に作っていたバンド「Three Blind Mice」についてウォーカーがガーディアン紙に述べた1行の文は「取るに足らないようなもの」でしょう。

2.^ 新聞、書籍及び電子書籍、雑誌、テレビやラジオのドキュメンタリー番組、政府機関の報告書、学術誌を含みますが、これらには限定されません。また、複数の情報源がない状態でその情報源のみを利用する場合は、その情報源が中立的な観点に基づいているかを検証でき、信頼でき、記事を包括的なものにするために十分詳細な情報を提供している必要があります。

3.^ 複数の情報源がないことは、その主題はより広い事象を説明している記事へ統合した方が適切かもしれないことを示唆しています。複数の新聞や雑誌が同じ話を、ときには多少の変更や見出しを変えるなどして発表することはふつうに見られますが、一つの話は複数の情報源にはなりません。いくつかの雑誌が同時に異なる記事を公表したとしても、その著者が同じ情報源に頼っていて同じ情報を繰り返しているだけであることもあり、常に複数の情報源となるわけではありません。同様に、同じ著者による、または同じ定期刊行物に属する一連の出版物は、通常一つの情報源と見なされます。

4.^ 記事の対象それ自身やその対象と強いつながりのあるものによって公表されたものは、特筆性の強い証拠とは考えられません。Wikipedia:利益相反も参照してください。(翻訳者注:en:Wikipedia:Conflict of interestが未翻訳のため、この一文は省略でいいかもしれない)

5.^ さらに言えば、信頼できる情報源におけるすべての言及が、記事を作成するための特筆性の証拠になるとは限りません。例えば、名簿やデータベース、広告、広報欄、マイナーな新聞記事などは、信頼できる情報源としてあったとしても、実際には特筆性を示す証拠にはならないでしょう。

特筆性の目安は、記事の内容には適用されない

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Notability guidelines do not apply to content within an article

The criteria applied to article creation/retention are not the same as those applied to article content. The notability guidelines do not apply to article or list content (with the exception that some lists restrict inclusion to notable items or people). Content coverage within a given article or list (i.e., whether something is noteworthy enough to be mentioned in the article or list) is governed by the principle of due weight and other content policies. For additional information about list articles, see Notability and lists and Lead and selection criteria.

記事の作成や保持に適用される基準は、記事の内容に適用されるものと同じではありません。 特筆性の目安は、記事や一覧記事の内容には適用されません(ただし、一部の一覧記事では、特筆性のある項目や人々について含むことを制限する場合があります)。 記事や一覧記事の中に含まれる内容(つまり、記事や一覧記事に記載するのに何が十分特筆に値するのか)は、その記載の重みとその他の記事の内容についての方針の原則に基づいて決まります。 一覧記事についてのさらなる情報については、#単独の一覧記事及びWP:LSC(未翻訳)を参照してください。

特筆性は記事の内容で決定されない

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Article content does not determine notability

Notability is a property of a subject and not of a Wikipedia article. If the subject has not been covered outside of Wikipedia, no amount of improvements to the Wikipedia content will suddenly make the subject notable. Conversely, if the source material exists, even very poor writing and referencing within a Wikipedia article will not decrease the subject's notability.

特筆性は、ウィキペディアの記事ではなく、記事が対象とするものについての特性です。 ウィキペディアの記事内容に量的な改善がなされたからといって、その対象がウィキペディアの外部で扱われていなければ、突然特筆性を持つわけではありません。 その反対に、情報源となる資料が存在するならば、ウィキペディアの記事の中で非常に貧しい記述や参照方法がなされていたとしても、その対象の特筆性が減じることはありません。

特筆性は客観的な証明を必要とする

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Notability requires verifiable evidence

The common theme in the notability guidelines is that there must be verifiable, objective evidence that the subject has received significant attention from independent sources to support a claim of notability. The absence of citations in an article (as distinct from the non-existence of sources) does not indicate that the subject is not notable.

記事の主題に「特筆性がある」という主張を支えるためには、独立した情報源による、その対象が有意に注目を集めていると証明できる、客観的な証拠がなければなりません。これは、この特筆性のガイドライン全般における共通テーマです。 ただし、記事に出典がないことは情報源が存在しないこととは異なり、記事の対象に特筆性がないことを意味しません。

No subject is automatically or inherently notable merely because it exists: The evidence must show the topic has gained significant independent coverage or recognition, and that this was not a mere short-term interest, nor a result of promotional activity or indiscriminate publicity, nor is the topic unsuitable for any other reason. Sources of evidence include recognized peer reviewed publications, credible and authoritative books, reputable media sources, and other reliable sources generally.

対象がただ存在しているだけでは、自動的または本質的に特筆性があることにはなりません。 特筆性の証拠は、主題について有意で独立した言及や認知があることを示さなければなりません。そしてその言及や認知は、単に短い期間の関心でないこと、#自己宣伝や無差別な広告の結果でないこと、それ以外の理由からも主題が不適当とされないことが必要です。 証拠となる情報源には、査読によって認められた出版物、信頼性や権威のある書籍、評判のよいメディアソース、その他の一般に信頼できる情報源が含まれます。

Editors evaluating notability should consider not only any sources currently named in an article, but also the possibility of notability-indicating sources that are not currently named in the article. Notability requires only the existence of suitable independent, reliable sources, not their immediate citation. Wikipedia articles are not a final draft, and an article's subject can be notable if such sources exist, even if they have not been named yet. However, once an article's notability has been challenged, merely asserting that unspecified sources exist is seldom persuasive, especially if time passes and actual proof does not surface. If it is likely that significant coverage in independent sources can be found for a topic, deletion due to lack of notability is inappropriate.

特筆性を評価しようとする場合、記事に現在明示されている情報源だけでなく、明示されていないが特筆性を示す情報源が存在する可能性についても考慮すべきです。 特筆性が要求するのは、適切で独立した検証可能な情報源が存在していることであって、それを出典として直接示すことではないからです。 ウィキペディアの記事は最終稿ではありません。もしそのような情報源が存在する場合は、たとえその情報源が記事中に明示されていなかったとしても、特筆性を認めることができます。 もし、独立した情報源による有意な言及が見つかりそうなときは、特筆性を欠くことを理由とした記事の削除は不適切です。 しかし、記事の特筆性にいったん疑問が出された場合、時間が経っても裏付けが明らかにされない場合はとくに、隠れた情報源が存在するとただ主張するだけではあまり説得力はありません。 (翻訳者注:最後の2文を入れ替えてみた)

特筆性は一時的なものではない

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Notability is not temporary

Notability is not temporary; once a topic has been the subject of "significant coverage" in accordance with the general notability guideline, it does not need to have ongoing coverage.

特筆性は一時的なものではありません。記事の主題が一般的な特筆性の目安に従って「有意な言及」の対象になったことがあるなら、その言及が継続している必要はありません。

While notability itself is not temporary, from time to time, a reassessment of the evidence of notability or suitability of existing articles may be requested by any user via a deletion discussion, or new evidence may arise for articles previously deemed unsuitable. Thus, articles may be proposed for deletion or recreated months or even years after being earlier considered.

特筆性そのものは一時的ではありませんが、ときには、特筆性の証拠の再評価や既存の記事が適切かどうかについて、削除依頼が提起されたり、これとは逆に新たな証拠に基づいて、過去に不適当と考えられていた記事が立てられることがあるかもしれません。 このように、以前に特筆性がある(もしくはない)とされた記事であっても、数ヶ月あるいは数年後に削除の提起や記事の再作成がなされることがあります。

In particular, if reliable sources cover the person only in the context of a single event, and if that person otherwise remains, or is likely to remain, a low-profile individual, we should generally avoid having a biographical article on that individual.

とくに、一つの出来事の中でのみ信頼できる情報源によって触れられている人物で、さもなければその人物がほとんど注目されない一個人である場合、一般的にはWikipedia:存命人物の伝記にしたがって記事の作成を避けるべきです。(翻訳者注:WP:BLP1Eは未翻訳のため、この段落ごと除外? それともWP:NPFで代用できるか?)

Wikipedia is a lagging indicator of notability. Just as a lagging economic indicator indicates what the economy was doing in the past, a topic is "notable" in Wikipedia terms only if the outside world has already "taken notice of it". As such, brief bursts of news coverage may not be sufficient signs of notability, while sustained coverage would be, as described by notability of events.

ウィキペディアは、特筆性の「遅行指数」です。 景気動向指数でいう遅行指数(en:Economic indicator#Lagging indicators)が経済の過去の動向を指し示すのとちょうど同じように、ウィキペディアの外部ですでに「注目済み」の場合にだけ、記事の主題はウィキペディア用語で「特筆性がある」と見なされます。 したがって、特筆性 (出来事)のところで述べているように、短期間に爆発的なニュース報道がなされたとしても、その報道が続いている間は、特筆性を満たすのに十分とはいえない場合があります。(翻訳者注:en:Wikipedia:Notability (events)は未翻訳のため、この言及は除いて「短期間に」以下を残すか。)

単独記事を作成するかどうか

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Whether to create standalone pages

Further information: Wikipedia:Summary style, Wikipedia:Content forking, Wikipedia:Article size and Wikipedia:Merging

詳細は、Wikipedia:サマリースタイルWikipedia:内容の分岐(未翻訳)、 Help:ページサイズ及びWikipedia:ページの分割と統合を参照のこと。

When creating new content about a notable topic, editors should consider how best to help readers understand it. Sometimes, understanding is best achieved by presenting the material on a dedicated standalone page, but it is not required that we do so. There are other times when it is better to cover notable topics, that clearly should be included in Wikipedia, as part of a larger page about a broader topic, with more context. A decision to cover a notable topic only as part of a broader page does not in any way disparage the importance of the topic. Editorial judgment goes into each decision about whether or not to create a separate page, but the decision should always be based upon specific considerations about how to make the topic understandable, and not merely upon personal likes or dislikes. Wikipedia is a digital encyclopedia, and so the amount of content and details should not be limited by concerns about space availability.

特筆性のある主題について新しい内容を作成するときは、どうしたら読者がその主題をよく理解できるのか、最善の方法を検討する必要があります。 ときには、単独の専用ページの上で資料を公表することが、読者の理解がもっともよく達成されるかもしれません。しかし、単独ページが必須というわけではありません。 特筆性のある主題の扱い方としては、より多くの文脈を含む広範な主題(その主題は明らかにウィキペディアに含まれなければなりません)についての大きなページの一部とした方がよいときもあります。 特筆性のある主題をより広範なページの一部として扱うことは、どういう形にしろその主題の重要性を軽んじているわけではありません。 個別のページを作成するべきかどうかについては、編集上の判断によって決まります。しかし、その決定はいかにして主題を理解しやすくするのかということを常に念頭に置くべきで、単に個人的な好き嫌いによるべきではありません。 ウィキペディアは、デジタルな百科事典であり、内容と詳細の分量は、スペースの有無への懸念によって制限されるべきではありません。

その他の情報は、必要とされた文脈を提供しますか? ときには、特筆性のある主題は、より大きな記事の一部として扱うことで、個別のページでは失われる文脈でも完全なものとすることができます(2012年バラク・オバマ大統領選挙戦#その他のイニシアティブ2012年ミット・ロムニー大統領選挙戦#国際旅行など)。しかしその一方で、個別ページが正しいとされる場合もよくあります(アメリカ合衆国大統領ならびにあらゆる個々の大統領の単独の伝記と同様に)。とくに、記述の重さを考慮しなければなりません。例えば、周辺的な理論Wikipedia:Fringe theoriesは、単独のページに値するかもしれませんが、主流の概念についてのページ上では過度に重みを持つかもしれません。

  • Do related topics provide needed context? Sometimes, several related topics, each of them similarly notable, can be collected into a single page, where the relationships between them can be better appreciated than if they were each a separate page (as at Music of the Final Fantasy VII series). Other times, when many similar notable topics exist, it is impractical to collect them into a single page, because the resulting article would be too unwieldy. In that case, a viable option is creating a new list or category for the broader topic and linking to the individual articles from it (as with Category:Restaurants in New York City).

関連した主題は、必要とされた文脈を提供しますか? ときには、いくつかの関連した主題がそれぞれ特筆性を持つ場合、個別のページとするよりも一つのページにまとめた方がそれらの主題の関連性をよく示すことができます(ファイナルファンタジーVIIシリーズの音楽(未翻訳)のように)。 他方で、類似した特筆性のある主題が多いときは、結果として記事が大きすぎて扱いにくいものになることもあり、そのような場合に一つのページにまとめることは現実的ではありません。 その場合に取り得る選択肢の一つとしては、より広範な主題と個別の記事を結びつける新しい一覧記事またはカテゴリを作る、ということが挙げられます(カテゴリ:ニューヨーク市のレストランのように)。

  • What sourcing is available now? Sometimes, when a subject is notable, but it is unlikely that there ever will be a lot to write about it, editors should weigh the advantages and disadvantages of creating a permanent stub. On the other hand, an article may be a stub even though many sources exist, but simply have not been included yet. Such a short page is better expanded than merged into a larger page (see also the essays Wikipedia:Every snowflake is unique and Wikipedia:Run-of-the-mill). Sometimes, when information about a future event is scarce, coverage may instead be better suited to a larger encompassing article (see also Wikipedia:CRYSTAL). Other times, a future event may clearly be suitable for a standalone page before it happens (such as the 2020 Summer Olympics).

どんな情報源が利用できますか? ときには、特筆性のある対象であっても、それについて書くことがあまりなく、今後もたくさん出てくるとは考えにくい場合には、編集者は恒久的なスタブ(未翻訳)を作ることの利点と欠点を勘案する必要があります。 その一方で、多くの情報源が存在しているのに、それがまだ取り入れられていないために記事がスタブになる場合があります。このような短いページは、より大きなページに統合するよりも加筆する方が望ましいといえます(Wikipedia:すべての雪片は唯一のもの(未翻訳)、Wikipedia:ありきたり(陳腐? 未翻訳)の私論も参照のこと)。ときには、将来の出来事に関する情報が不十分な場合、より大きな事柄を含む記事の中で言及した方がより適切かもしれません(ウィキペディアは未来を予測する場ではありませんも参照のこと)。一方、まだ起こっていない将来の出来事でも明らかに単独ページとしてふさわしいこともあります(例えば、2020年夏季オリンピック)。

Subject-specific notability guidelines and WikiProject advice pages may provide information on how to make these editorial decisions in particular subject areas. When a standalone page is created, it can be spun off from a broader page. Conversely, when notable topics are not given standalone pages, redirection pages and disambiguation can be used to direct readers searching for such topics to the appropriate articles and sections within them (see also Wikipedia:Redirects are cheap).

特定の対象分野でこれらの編集上の決定を行う方法についての情報は、「対象ごとの特筆性ガイドライン」(翻訳者注:特筆性カテゴリは日本語版にはない)やウィキプロジェクトのアドバイス・ページ(未翻訳)で示されているかもしれません。 単独ページが作られるとき、より広範なページから生み出すことができます。これとは反対に、特筆性のある主題が単独のページを与えられないときは、そのような主題を探している読者に適切な記事やその記事の中の該当節へ案内するために、リダイレクトページ曖昧さ回避が用いられます(私論「Wikipedia:リダイレクトは高くつかない」も参照のこと)。

なぜこれらの要件があるのか

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Why we have these requirements

Editors apply notability standards to all subjects to determine whether the English language Wikipedia should have a separate, stand-alone article on that subject. The primary purpose of these standards is to ensure that editors create articles that comply with major content policies.

編集者は、(英語版)ウィキペディアが個別の単独記事を持つべきかどうか判断するために、すべての対象について特筆性の基準を適用します。 これらの基準の主な目的は、編集者が記事内容についての主要な方針に準拠しながら記事を作成することを確実にすることです。

  • We require "significant coverage" in reliable sources so that we can actually write a whole article, rather than half a paragraph or a definition of that topic. If only a few sentences could be written and supported by sources about the subject, that subject does not qualify for a separate page, but should instead be merged into an article about a larger topic or relevant list. (See the advice below.)

信頼できる情報源による「有意な言及」を求めるのは、主題の定義のみだけの記事や極端に短い記事ではなく、むしろ一つのまとまった記事として書くことができるようにするためです。 もしある対象について情報源から2、3の文しか書くことができないようであれば、その対象は独立したページを持つに値しません。しかしその代わりに、より広い主題を扱った記事や関連する一覧記事に統合されるべきです。(以下のアドバイスを参照してください。)

信頼できる情報源」を求めるのは、私たちがでたらめなゴシップを見過ごしたり、デマを永続化させたり、情報を無差別に収集したりしていないと確信できるようにするためです。

すべての記事について「第三者による、または独立した情報源」に主として拠ることを求めるのは、私たちがウィキペディアの「中立的な観点」の方針にしたがって公正でバランスの取れた記事を書くことができるようにし、かつ、その記事が製品やサービス、組織の宣伝にならないようにするためです。

少なくとも一つの二次情報源の存在を求めるのは、すべての記事は二次情報源に基づいて書かれるべきというWikipedia:独自研究は載せないの方針に準拠できるようにするためです。

  • We require multiple sources so that we can write a reasonably balanced article that complies with Wikipedia:Neutral point of view, rather than representing only one author's point of view. This is also why multiple publications by the same person or organization are considered to be a single source for the purpose of complying with the "multiple" requirement.

複数の情報源を求めるのは、一人の著者の観点を示すのでなく、Wikipedia:中立的な観点にしたがって適度にバランスの取れた記事を書くことができるようにするためです。 同様の理由から、同じ人物や組織による複数の情報源を刊行していても、これらは単一の情報源であると見なされます。

  • We require editors to use their judgment about how to organize subjects so that we have neither long, bloated articles nor articles so narrow that they cannot be properly developed. Editors may decide that it is better for readers to present a narrow subject as part of a broader one. For example, editors normally prefer to merge information about translations of books into the larger subject of the original book, because in their editorial judgment, the merged article is more informative and more balanced for readers and reduces redundant information in the encyclopedia. (For ideas on how to deal with material that may be best handled by placing it in another article, see WP:FAILN.)

対象をどのように整理するのかについて、編集者の判断を求めるのは、長く肥大した記事も、適切に成長させることができないほど扱う範囲が狭い記事も、どちらも保持しないようにするためです。 狭い対象は、より広い対象の一部として提示する方が読者にとってよいと判断されることがあります。 例えば、ある書籍の翻訳に関する情報は、原著についてのさらに大きな対象の中にまとめた方が、通常はよいとされます。というのは、統合された記事の方が読者にとってより有益でバランスが取れたものとなり、百科事典としても冗長な情報を減らすことになると編集上判断されるからです。 (別の記事に含めた方がよいと思われる素材の扱いについては、WP:FAILNを参照してください。)

Because these requirements are based on major content policies, they apply to all articles, not solely articles justified under the general notability criteria. They do not, however, apply to pages whose primary purpose is navigation (i.e. all disambiguation pages and some lists).

これらの要件は、記事内容に関する主要な方針に基づくものであるため、「一般的な目安」によって認められる記事だけでなく、すべての記事に適用されます。ただし、案内を主な目的とするページ(すなわち、すべての「曖昧さ回避」ページと一部の一覧記事)には適用されません。

一般的な状況

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Common circumstances

自己宣伝と無差別の広告

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Self-promotion and indiscriminate publicity

(翻訳者注:この節は現行日本語版の「ニュース報道等」が発展したものか)

Publication in a reliable source is not always good evidence of notability: 出版された信頼できる情報源だからといって、常にそれが特筆性の十分な証拠になるとは限りません。

Wikipedia is not a promotional medium. Self-promotion, paid material, autobiography, and product placement are not valid routes to an encyclopedia article. The barometer of notability is whether people independent of the topic itself (or of its manufacturer, creator, author, inventor, or vendor) have actually considered the topic notable enough that they have written and published non-trivial works of their own that focus upon it – without incentive, promotion, or other influence by people connected to the topic matter.

ウィキペディアは宣伝の媒体ではありません。 自己宣伝、有料の素材、自伝、およびプロダクトプレイスメントは、百科事典の記事への有効な筋道ではありません。 特筆性の基準(バロメーター)は、記事の主題そのもの(及びそのメーカー、作者、著者、発明者または販売会社)とは無関係な人々によって十分に注目に値すると考えられ、瑣末な形でなく焦点を当てて記述、出版されたかどうかによるのであって、その主題につながる人々によって誘因されたり宣伝その他の影響を受けていてはなりません。

Neutral sources are also needed to guarantee a neutral article can be written—self-published sources cannot be assumed neutral; see en:Wikipedia:Autobiography and en:Wikipedia:Conflict of interest for discussion of neutrality concerns of such sources. Even non-promotional self-published sources, like technical manuals that accompany a product, are still not evidence of notability as they do not measure the attention a subject has received.

また、中立的な情報源は記事の中立性を担保するためにも必要です。記事の主題そのもの、および関係者が自ら発表した情報源によって書かれた記事は、中立的とは見なされません。このような情報源の中立性への懸念についての関心と議論については、Wikipedia:自分自身の記事を作らないを参照して下さい。 製品に付属した技術マニュアルのような、たとえ宣伝ではないとしても、当事者および関係者が自ら発表した情報源は、「主題が受けた注目」を測るものではなく、まだ特筆性の証拠とはいえません。

出来事

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Events

Main page: Wikipedia:Notability (events)

メインページ:Wikipedia:特筆性 (出来事)(未翻訳)

Wikipedia is not a news source:it takes more than just routine news reports about a single event or topic to constitute significant coverage. For example, routine news coverage such as press releases, public announcements, sports coverage, and tabloid journalism is not significant coverage. Even a large number of news reports that provide no critical analysis of the event is not considered significant coverage. The Wikimedia project Wikinews covers topics of present news coverage. In some cases, notability of a controversial entity (such as a book) could arise either because the entity itself was notable, or because the controversy was notable as an event—both need considering.

ウィキペディアはニュース速報の場ではありません。記事の主題について「有意な言及」がなされたと見なすためには、単発の出来事についての定型文的なニュース報道だけでは足りません。 例えば、プレス発表、公告、スポーツ中継やゴシップ情報などの定型文的なニュース報道は、「有意な言及」とはいえません。 また、大量の報道がなされたとしても、その出来事について批評的な分析を加えていないものは「有意な言及」とは見なされません。 姉妹プロジェクトのウィキニュースは、そのような最新のニュース的な事柄について扱っています。 ときには、論争の的となっているもの(例えば本など)の特筆性については、対象そのものに特筆性があるのか、または起こっている論争に出来事としての特筆性があるのか、その両方を考慮する必要がある場合があります。

ただし、出来事の影響が非常に大きく、世界的に注目を浴びているような事件においては、たとえそれが進行中であったとしても、ウィキペディアの記事が必要とされていることをまず考えるべきです。 2011年3月の東日本大震災において、当時投稿が始まっていた「東北地方太平洋沖地震」のページは白紙化保護とすべきとの意見が出されました。これに対するウィキペディアの創設者ジンボ・ウェールズの発言を以下に掲載します。

「私はこの日本語版でこれといった権限がありませんが、皆さんに謝意と助言をお伝えしたいと思います。 まず、Wikipedia がまさに必要とされている今、Wikipedia を正確で有益なものにしようと努める皆さん全てに感謝します。 その上で助言があります。このページは半保護にすべきで、白紙にすべきでありません。信頼すべき情報源が強く求められている事に応じるべきです。そして、流言飛語を繰り返し投稿する人を直ちに厭わずブロックすべきです。何が起こったのかについて、人々が明確なサマリーを確かに把握できるよう、Wikipedia は助けになることができるでしょう。」

— ノート:東北地方太平洋沖地震/過去ログ1でのジンボ・ウェールズのコメント

(翻訳者注:この段落は該当する英文がないが、現行日本語版にある但し書きに代えてジンボ発言を引用してはどうか。)

単独の一覧記事

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Stand-alone lists

(翻訳者注:この節については未翻訳の文書へのリンクが多く、取り入れるべきかどうか要検討)。

Further information: en:Wikipedia:Manual of Style/stand-alone lists

その他の情報:Wikipedia:スタイルマニュアル/単独の一覧記事

Notability guidelines apply to the inclusion of stand-alone lists and tables. Notability of lists (whether titled as "List of Xs" or "Xs") is based on the group. One accepted reason why a list topic is considered notable is if it has been discussed as a group or set by independent reliable sources, per the above guidelines; notable list topics are appropriate for a stand-alone list. The entirety of the list does not need to be documented in sources for notability, only that the grouping or set in general has been. Because the group or set is notable, the individual items in the list do not need to be independently notable, although editors may, at their discretion, choose to limit large lists by only including entries for independently notable items or those with Wikipedia articles.

特筆性の目安は、単独の一覧記事や表に対しても適用されます。 一覧記事(「Xの一覧」や「Xたち」などと題したもの)の特筆性は、グループとして考えます。 上記の目安にしたがい、一覧の主題がグループとして議論されたか、または独立した信頼できる情報源によって設定されたのであれば、その主題には特筆性があると推定できる理由となります。主題に特筆性の認められた一覧は、単独の一覧記事として適切です。 グループもしくは項目群全体に対して、情報源に記されていることを示して特筆性が証明されていれば、一覧記事のすべての個別項目に対しての特筆性の証明は必要ありません。 なぜならば、グループもしくは項目群に特筆性があれば、一覧記事の各項目が必ずしも個々に特筆性を持つ必要はないからです。しかし、編集者によっては、単体で特筆性のある項目やウィキペディアの記事になっている項目のみを含めることにより、大規模な一覧を制限することを選ぶかもしれません。

There is no present consensus for how to assess the notability of more complex and cross-categorization lists (such as "Lists of X of Y") or what other criteria may justify the notability of stand-alone lists, although non-encyclopedic cross-categorizations are touched upon in Wikipedia:What Wikipedia is not. Lists that fulfill recognized informational, navigation, or development purposes often are kept regardless of any demonstrated notability. Editors are still urged to demonstrate list notability via the grouping itself before creating stand-alone lists.

より複雑で縦横に分類された一覧(「YのXの一覧」のような)の特筆性をどのように評価するか、また単独の一覧記事とするにふさわしい特筆性として他にどのような基準があるかは、現在のところ合意はありません。とはいえ、百科事典的でない縦横の分類方法については、Wikipedia:ウィキペディアは何ではないかで触れています。 告知、案内、もしくは開発目的とみなされた(en:Wikipedia:Manual of Style/stand-alone lists:未翻訳)一覧記事は、しばしば特筆性が示されているかどうかに関係なく保存されています。 単独の一覧記事を作成する前に、編集者はグループ化を通じて一覧の特筆性を示すことを促されます。

特筆性のガイドラインを満たしていない記事

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Articles not satisfying the notability guidelines

Topics that do not meet this criterion are not retained as separate articles. Non-notable topics with closely related notable articles or lists are often merged into those pages, while non-notable topics without such merge targets are generally deleted.

記事の主題が本ガイドラインの条件を満たさない場合、独立した記事として存続することはできません。そうした記事はたいていの場合、記事の主題に関連の深い特筆性を満たす記事や一覧があればそれらのページに統合されることになりますし、適した統合先がない場合には削除されることになります。ただしそのような判断を下す前には誠実な調査を行ってください。

For articles of unclear notability, deletion should be a last resort.

特筆性の有無がはっきりしない記事については、削除は最後の手段であるべきです。

If an article fails to cite sufficient sources to demonstrate the notability of its subject, look for sources yourself, or:

もし、記事の対象の特筆性を証明するに足る情報源がその記事に出典として示されていないときは、以下のように対処することができます。

  • Ask the article's creator or an expert on the subject[6] for advice on where to look for sources.
  • Place a {{notability}} tag on the article to alert other editors.
  • If the article is about a specialized field, use the {{expert-subject}} tag with a specific WikiProject to attract editors knowledgeable about that field, who may have access to reliable sources not available online.
  • まずはあなた自身が出来る範囲で、そのような記事の情報源を探してみてください。見つかった場合、記事に加筆するか、ノートなどに情報を提供してください。少なくとも一般的な検索エンジンによる簡単な調査くらいは、他の手段をとる前に行うようにしてください。
  • {{特筆性}}テンプレートを貼って、他の編集者に通知してください。
  • 記事の主な執筆者や、関連するウィキプロジェクトの参加者などに、情報源の調査や記事の改善を依頼してみてください。Wikipedia:加筆依頼プロジェクト:検証も利用できます。とくに専門的な主題では、専門家がオンラインでは見つけられない情報源を知っているもしれません。場合によっては、ウィキペディアンでない専門家や、記事主題の当事者や関係者に連絡を取って、情報源の有無を問い合わせてもよいかもしれません[注釈8]。

If appropriate sources cannot be found after a good-faith search for them, consider merging the article's verifiable content into a broader article providing context.[7] Otherwise, if deleting:[8]

  • If the article meets our criteria for speedy deletion, one can use a criterion-specific deletion tag listed on that page.
  • Use the {{prod}} tag for articles which do not meet the criteria for speedy deletion, but are uncontroversial deletion candidates. This allows the article to be deleted after seven days if nobody objects. For more information, see Wikipedia:Proposed deletion.
  • For cases where you are unsure about deletion or believe others might object, nominate the article for the articles for deletion process, where the merits will be debated and deliberated for seven days.

上記のように情報源を誠実に探したにもかかわらず(必要な調査の量と質は場合によりますが、ただテンプレートや加筆依頼等で呼びかけを行ったが協力者が現れなかったということだけを根拠として判断を下した場合、通常は不充分とみなされます。調査過程の少なくとも一部には、積極的な情報源の探索が含まれるようにしてください。)適切な情報源が見つけられなかった場合には、その記事の検証可能な情報を、より広範なテーマについて扱っている別の適切な記事に統合することを検討してみてください[注釈9]。内容を転記するべきでない、もしくはその必要がないと判断された場合[注釈10]には、リダイレクト化を検討してください[注釈11]。もしそれもかなわず、記事を削除するのであれば[注釈12]、Wikipedia:削除依頼#依頼の基本手順に則って削除依頼を提出することができます。

特筆性を否定する誠実な調査結果が提出された後でも、特筆性を示す根拠が発見できた場合には、記事に反映させたり、情報源を示して反対意見を述べてください。一度特筆性の欠如を理由に削除、統合、またはリダイレクト化されてしまった記事でも、その後に状況の変化や新たな資料の発見があって特筆性が確認された場合には、いつでも記事の再作成が可能です。必要に応じて、新たに記事を書き起こしたり、統合された記事を再分割したり、削除された記事を復帰させたりすることができます。再作成のときには、すでに話し合われた問題点が改善された記事にするようにしてください。(翻訳者注:英語版にはない部分)

For articles on subjects that are clearly not notable, then deletion is usually the most appropriate response, although other options may help the community to preserve any useful material.

記事の対象が明らかに特筆性に欠ける場合には、有用な内容を保存するために削除以外の対処方法が役に立つこともあるかもしれませんが、削除が最も適切な対応であることがほとんどです。

6.^ Sometimes contacting the subject of a biography or the representative of a subject organization will yield independent source material. Of course we have to be careful to observe and evaluate independence. You might also see if there is a Wikipedia project related to the topic, and ask for help there.

7.^ For instance, articles on minor characters in a work of fiction may be merged into a "list of minor characters in ..."; articles on schools may be merged into articles on the towns or regions where schools are located; relatives of a famous person may be merged into the article on the person; articles on persons only notable for being associated with a certain group or event may be merged into the main article on that group or event.

8.^ Wikipedia editors have been known to reject nominations for deletion that have been inadequately researched. Research should include attempts to find sources which might demonstrate notability, and/or information which would demonstrate notability in another manner.

[注釈8] ただし、当事者や関係者による情報源は特筆性の根拠にはなりません。また、協力を受けた場合でも、客観的な立場からの執筆を心掛けてください。

[注釈9] 例えば、ある作品の中であまり重要な役割を果たしていない登場人物の記事は、その作品そのものか「○○○○の登場人物一覧」といった記事に統合できるかもしれません。学校であれば、その学校がある地方自治体や地域の記事に統合できるかもしれません。有名人の親戚であれば、その有名人の記事に統合できるでしょう。特定のグループや出来事に関係していることによってのみ知られている人物の記事は、そのグループや出来事に関する主要な記事に統合できるでしょう。

[注釈10] 統合前の記事の質や検証可能性が著しく低い場合や、法的リスクの懸念がある場合、統合先候補の記事にすでに充分な解説がある場合など。

[注釈11] 適切な情報源は見つかるものの百科事典の記事として発展する見込みが薄い場合にも、統合やリダイレクト化を検討してください。

[注釈12] ウィキペディアにおいては、不十分な調査に基づく削除依頼は却下されてきました。ここでいう「調査」とは、その特筆性を証明するための情報源や他の方法で示せそうな情報を探そうとするということを含みます。