北烏山
日本の東京都世田谷区の地名
北烏山(きたからすやま)は、東京都世田谷区の地名。烏山地域烏山地区に属する。現行行政地名は北烏山一丁目から北烏山九丁目。
北烏山 | |
---|---|
寺院通(北烏山) | |
北緯35度40分27.11秒 東経139度36分17.8秒 / 北緯35.6741972度 東経139.604944度 | |
国 | 日本 |
都道府県 | 東京都 |
特別区 | 世田谷区 |
地域 | 烏山地域 |
面積 | |
• 合計 | 1.947 km2 |
人口 | |
• 合計 | 27,166人 |
• 密度 | 14,000人/km2 |
等時帯 | UTC+9 (日本標準時) |
郵便番号 |
157-0061[2] |
市外局番 | 03[3] |
ナンバープレート | 世田谷 |
地理
編集南に粕谷、上祖師谷、西に給田、三鷹市北野、北に同市牟礼、杉並区久我山、東に同区上高井戸、世田谷区八幡山に接する。南部は甲州街道に接し、中部は中央自動車道が横断する。
南部は甲州街道沿いの集落が起源で、北部は、主に、下記「烏山寺町」が契機である。こうしたことから北部は、「久我山」「三鷹」を称する施設が散見されるなど、千歳烏山駅周辺とは異なる特色がある。
地価
編集住宅地の地価は、2014年(平成26年)1月1日の公示地価によれば、北烏山7-15-16の地点で34万4000円/m2となっている[4]。
地形
編集歴史
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地名の由来
編集南北朝時代から見られる地名。烏の群生する森があったためか、烏色とされる黒土が山状に盛り上がった地であったことからと思われる。
住居表示実施前後の町名の変遷
編集実施後 | 実施年月日 | 実施前(特記なければ各町丁ともその一部) |
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北烏山一丁目 | 1970年9月1日 | 烏山町の一部 |
北烏山二丁目 | ||
北烏山三丁目 | ||
北烏山四丁目 | ||
北烏山五丁目 | ||
北烏山六丁目 | ||
北烏山七丁目 | ||
北烏山八丁目 | ||
北烏山九丁目 |
世帯数と人口
編集2019年(令和元年)9月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[1]。
丁目 | 世帯数 | 人口 |
---|---|---|
北烏山一丁目 | 2,427世帯 | 5,164人 |
北烏山二丁目 | 1,187世帯 | 2,143人 |
北烏山三丁目 | 2,016世帯 | 3,709人 |
北烏山四丁目 | 896世帯 | 1,888人 |
北烏山五丁目 | 593世帯 | 1,359人 |
北烏山六丁目 | 1,964世帯 | 3,899人 |
北烏山七丁目 | 1,570世帯 | 3,223人 |
北烏山八丁目 | 1,619世帯 | 3,158人 |
北烏山九丁目 | 1,330世帯 | 2,623人 |
計 | 13,602世帯 | 27,166人 |
小・中学校の学区
編集区立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる[6]。
丁目 | 番地 | 小学校 | 中学校 |
---|---|---|---|
北烏山一丁目 | 全域 | 世田谷区立武蔵丘小学校 | 世田谷区立烏山中学校 |
北烏山二丁目 | 全域 | ||
北烏山三丁目 | 全域 | 世田谷区立烏山北小学校 | |
北烏山四丁目 | 全域 | ||
北烏山五丁目 | 1~18番 | ||
その他 | 世田谷区立給田小学校 | ||
北烏山六丁目 | 全域 | 世田谷区立烏山北小学校 | |
北烏山七丁目 | 全域 | 世田谷区立給田小学校 | |
北烏山八丁目 | 全域 | ||
北烏山九丁目 | 全域 | 世田谷区立上祖師谷中学校 |
烏山寺町
編集→詳細は「烏山寺町」を参照
北烏山は寺町が発達しており、26の寺院が並ぶ[7]。1923年の関東大震災の後、下町(浅草・築地・本所等)で焼け出された22の寺院が集団移転したものが始まりである[8]。
- 幸龍寺 - 徳川家康が浜松城(静岡県浜松市)下に建立した寺を移転した寺院。肥前国唐津藩(佐賀県唐津市)小笠原氏の現在の菩提寺。
- 高源院鴨池 - 高源院境内にある。目黒川の支流である烏山川の源流であり、途中暗渠化されたりしているものの烏山川緑道をたどり、市街地の中を路地を縫って池尻の目黒川までたどることができる。
- 存明寺 - 願龍法師によって正保4年(1647年)に江戸城の桜田郷(現在の警視庁のある場所)に建立。その後、関東大震災後の区画整理によって昭和2年(1927年)現在の地・烏山に移転。
- 妙寿寺 - 客殿は旧蓮池藩鍋島家住宅で、世田谷区指定有形文化財。
- 専光寺 - 江戸時代の浮世絵師である喜多川歌麿の墓がある。
寺院以外の主要施設
編集- 成城警察署松葉通駐在所
- 日本女子体育大学
- 東京都立世田谷泉高等学校
- 東京都立久我山青光学園
- 世田谷区立烏山北小学校
- 世田谷区立武蔵丘小学校
- 昭和大学附属烏山病院
- 久我山病院
- 世田谷区立烏山福祉作業所
- 岩崎学生寮
- 朝日生命久我山体育館(朝日生命体操クラブ・体操教室)
- 三井住友海上女子柔道部世田谷道場
- 東電パワーグリッド千歳変電所
脚注
編集- ^ a b c “世田谷区の町丁別人口と世帯数”. 世田谷区 (2019年9月3日). 2019年9月29日閲覧。
- ^ “郵便番号”. 日本郵便. 2019年8月30日閲覧。
- ^ “市外局番の一覧”. 総務省. 2017年12月27日閲覧。
- ^ 国土交通省地価公示・都道府県地価調査
- ^ “世田谷区浸水箇所一覧(令和元年-令和3年)”. 世田谷区 (2021年). 2024年8月29日閲覧。
- ^ “通学区域”. 世田谷区 (2018年4月1日). 2019年9月29日閲覧。
- ^ “歴史散策”. 寺院散策. 烏山仏教会. 2019年6月26日閲覧。
- ^ “歴史散策”. 寺町通り. 烏山仏教会. 2019年6月26日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- 烏山川緑道
- 烏山川を下る - archive.today(2013年4月27日アーカイブ分)