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名古屋駅

愛知県名古屋市中村区にある駅

名古屋駅(なごやえき)は、愛知県名古屋市中村区名駅にある、東海旅客鉄道(JR東海)・日本貨物鉄道(JR貨物)・名古屋臨海高速鉄道名古屋市交通局名古屋市営地下鉄)のである。

名古屋駅
西方より名古屋駅を望む(2022年9月)
なごや
Nagoya
地図近鉄、名鉄含む名古屋駅の鉄道会社別位置関係。鉄道会社は右上の四角マークで地図を拡大しアイコンをクリックして表示される。
所在地 名古屋市中村区名駅
所属事業者 東海旅客鉄道(JR東海・駅詳細
日本貨物鉄道(JR貨物)
名古屋臨海高速鉄道駅詳細
名古屋市交通局駅詳細
乗換 名鉄名古屋駅名鉄名古屋本線
近鉄名古屋駅近鉄名古屋線
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全座標を出力 - KML
太閤通口(2010年2月)
広小路口(2008年9月)

概要

 
JRセントラルタワーズ名古屋城天守。両者を対比すると駅ビルの巨大さがわかる。(2018年3月)

中部地方東海地方最大のターミナル駅であり、JR東海の広域輸送拠点となっている。JRは東海道新幹線の全列車が停車し、在来線は当駅を中心に各方面へ特急列車が発着している。市内各所を結ぶあおなみ線、名古屋市営地下鉄も乗り入れており、近接する名鉄名古屋駅近鉄名古屋駅とあわせ、中京圏最大の鉄道ターミナルとして機能している。運営各企業ごとの区分のため、「JR名古屋駅」、「あおなみ線名古屋駅」、「地下鉄名古屋駅」(または「東山線名古屋駅」「桜通線名古屋駅」)と呼ばれることが多い。

略称の「名駅(めいえき)」は当駅周辺の地域名及び当駅が立地する行政上の町名となっており、中部地方最大の繁華街であると並ぶ名古屋を代表する繁華街オフィス街として賑わっている。表玄関の東口は近年の再開発により日本有数の超高層ビル街にまで成長している。

JR東海本社も入居する駅ビルJRセントラルタワーズ」は都市再開発によって1999年に竣工し、2010年現在、世界一売り場面積の広い駅ビルとしてギネス・ワールド・レコーズに申請されている。名古屋のランドマークとなり、利便性を生かして核テナントJR名古屋タカシマヤは多大な集客力を誇っている。このビルを発端として、現在では2027年開業予定のリニア中央新幹線に向けて、今まで開発がされていなかった西口を含めて駅周辺は数多くの再開発計画が進められている[1]

第2回中部の駅百選に選定されている。

乗り入れ・接続路線

※JRの特定都区市内制度における「名古屋市内」の駅であり、運賃計算の中心駅となる。
※在来線における当駅の所属線は東海道本線である[2]

次の駅と接続しており、乗り換えが可能となっている。

列車ダイヤ

JR東海

新幹線は「のぞみ」を含め全列車が停車する。 東海道新幹線は、ほとんどの列車が当駅を跨いで運転されるが、一部当駅を始発・終着とする列車がある。早朝には東京行き、新大阪方面行きとなる「のぞみ」が、深夜には新大阪方面から当駅終着となる「のぞみ」が運行される。東京方面から1時間に2本運行される「こだま」のうち1本が当駅で折り返し、1時間に2本ある「ひかり」のうち1本は当駅から各駅停車になる。2006年3月18日のダイヤ改正以降[3]、当駅で「こだま」が「のぞみ」を待避し、緩急接続する事例は朝の下りと深夜の上りに限られていたが、2020年3月14日のダイヤ改正で、終日に渡って「ひかり」・「こだま」が「のぞみ」を待避する事例が見られるようになった(一部は臨時列車の待避となり、運転されない場合もある)[注釈 1]。 東海道本線は、早朝・深夜以外は当駅で快速系統と普通列車が緩急接続を行うダイヤになっている(日中は快速などの優等種別の5分後に普通が発車する)。ただし、2019年10月1日現在1番線(2018年3月17日から2019年9月30日までは2番線)の使用が停止されているため、上り列車はホームの移動が必要となる[5]。また、寝台特急サンライズ瀬戸サンライズ出雲は上下列車とも当駅を通過する。 中央本線及び関西本線はすべての列車が当駅始発・終着である[6]。なお、かつて中央線の列車は東海道本線に直通していたが、2022年3月12日のダイヤ改正に伴い、中央線の列車は全て当駅始発・終着になった。

駅ビル

1999年に完成したJR名古屋駅の駅ビル「JRセントラルタワーズ」は54階建てで、百貨店やホテル、オフィスなどで構成される超高層複合商業ビルである。JR東海の本社も入居している。245mの高さを誇り、完成からの数年間は「世界一背の高い駅ビル」としてギネスブックに登録されていた。また、名古屋のランドマークとして人気スポットになっている。ジェイアール名古屋タカシマヤキーテナントとして入居しており、の老舗百貨店である松坂屋を超える売上高を誇り、その規模は中部地方のみならず日本有数である。

歴史

 
初代駅舎
 
明治時代の名古屋駅
 
1914年(大正3年)に描かれた駅周辺
 
1937年頃、明治橋側から見る取り壊された名古屋駅。左奥は新駅舎。
 
戦時体制下の3代目駅舎
 
1945年3月19日の大空襲で炎上する駅舎
 
進駐軍専用待合室
 
名古屋駅周辺の白黒空中写真(1960年1月撮影)
国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成
 
名古屋駅周辺の空中写真(2007年10月撮影)
国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

日本の東西両京を結ぶ鉄道路線計画は、東海道経由と中山道経由のいずれにするかが、明治10年代後半まで決定されていなかった。1884年(明治17年)に中山道ルートの採用が決定し(中山道幹線を参照)たが、その建設資材を搬入するため、太平洋側と中山道を結ぶ鉄道路線が同時に計画された。三河湾に面した知多半島武豊港と岐阜を結ぶ路線(現在の東海道本線の一部及び武豊線)がそれで、武豊駅を起点に工事が進められた。

1886年(明治19年)4月1日熱田 - 枇杷島(当時の駅名は清洲駅)間が開業し、その翌月の5月1日名護屋停車場が開設された。現在の駅より200 mほど南方、当時の広井村笹島地内[7][8]-で葦が茫々と繁る湿地帯であった。金山付近は台地(熱田台地)のため線路を切土構造にして、そこで発生した土砂を運搬して湿地帯に盛土するという土木工事が行われた。これが名護屋駅開業が遅れた理由だという[9]

開業の翌年には名古屋駅と改称されるが、当時は『笹島ステンション』(『ステン所』の意[10])と広く呼ばれていた[11][12]

その後、東西両京を結ぶ幹線鉄道は碓氷峠など山岳地帯の工事が予想以上に難航するとみられたこと、さらに当時の名古屋区長(現在の市長格)である吉田禄在が中山道幹線では名古屋を通過しないことになり、名古屋の衰退を招くと、東海道経由への計画変更を政府へ働きかけたこともあり[13]、岐阜以東の幹線鉄道ルートは美濃路・東海道経由に変更され、名古屋は東海道幹線上の駅とされることとなった。またこの吉田により、名古屋駅の近くを通り、名古屋駅と市街地を結ぶ道となる広小路通も拡幅され、後の1898年(明治31年)には京都電気鉄道に次いで日本で2番目の路面電車となる名古屋電気鉄道(→名古屋市電)がこの通り上へ開通している(笹島 - 県庁前間)。

1892年(明治25年)には、前年の濃尾地震で倒壊した初代駅舎に代わって、2代目の駅舎が竣工。そして1895年(明治28年)には関西本線の前身となる私鉄の関西鉄道が当駅まで乗り入れ、1900年(明治33年)には現在の中央本線となる官営鉄道線が名古屋駅を起点に多治見まで開業し、複数路線が乗り入れるターミナル駅へと成長した。

なお、関西鉄道は後に名阪間輸送で官営鉄道と競うことを見込み、名古屋乗り入れ翌年の1896年(明治29年)には名古屋駅のすぐ南方、現在では名古屋車両区がある辺りに独自ターミナルの愛知駅を開設しているが、鉄道国有法に基づき関西鉄道が国有化されたことにより、国有化2年後の1909年(明治42年)に廃止されている。

1889年(明治22年)には日本の鉄道総延長1,000マイル (1,609 km) 達成記念、1906年(明治39年)には5,000マイル (8,046 km) 達成記念の祝賀行事がそれぞれ名古屋で開催された[14]

1937年(昭和12年)には高架化工事が竣工し、駅は北へ200mほど移転した。新駅舎は鉄筋コンクリート造り、地上5階(一部6階)地下1階、延べ床面積7万㎡、国内最大級の駅舎だった。この駅舎は、セントラルタワーズの建設工事が始まる1993年(平成5年)10月まで使用された。

名古屋市営地下鉄東山線は、建設当初、国鉄との相互直通運転を行う計画があり、国鉄ホームの東側に地上ホームの設置計画があったが列車本数が増加することもあり断念。結局、東口の地下にホームが建設された。

将来は、リニア中央新幹線の駅が併設される[15]。JR東海は、将来の関西圏延伸までに大多数の乗客が行う既存新幹線や在来線各線との相互乗り換えに配慮し、名古屋駅新幹線ホーム北東直下の大深度に新駅を建設した場合に乗り換えにかかる移動時間が3分 - 9分であると試算報告し、既存の名古屋駅を拡張する計画である[16]

年表

JR東海

名古屋臨海高速鉄道

名古屋市営地下鉄

その他

駅構造

JR東海

JR 名古屋駅*
 
中央口改札(2022年1月)
なごや
Nagoya
所在地 名古屋市中村区名駅一丁目1-4
北緯35度10分14.498秒 東経136度52分53.893秒 / 北緯35.17069389度 東経136.88163694度 / 35.17069389; 136.88163694 (JR 名古屋駅)座標: 北緯35度10分14.498秒 東経136度52分53.893秒 / 北緯35.17069389度 東経136.88163694度 / 35.17069389; 136.88163694 (JR 名古屋駅)
所属事業者 東海旅客鉄道(JR東海)
電報略号 ナコ
駅構造 高架駅
ホーム 8面16線(合計)
2面4線(新幹線)
6面12線(在来線)
乗車人員
-統計年度-
143,058人/日(降車客含まず)
-2021年-
開業年月日 1886年明治19年)5月1日
乗入路線 4 路線
所属路線 東海道新幹線
キロ程 366.0 km(東京起点)
三河安城 (29.7 km)
(30.3 km) 岐阜羽島
所属路線 東海道本線名古屋地区
駅番号 CA  68 
キロ程 366.0 km(東京起点)
CA67 尾頭橋 (2.4 km)
(4.0 km) 枇杷島 CA69
所属路線 中央本線名古屋地区
駅番号 CF  00 
キロ程 396.9 km(東京起点)
◄**CF01 金山 (3.3km)
所属路線 関西本線名古屋地区
駅番号 CJ  00 
キロ程 0.0 km(名古屋起点)
(3.8km) 八田*** CJ01►
備考 駅長配置駅管理駅
JR全線きっぷうりば
  名古屋市内駅(中心駅)
* 1887年に名護屋駅から改称。
** この間に山王信号場有り(当駅から1.8 km先)。
*** この間に笹島信号場有り(当駅から1.8 km先)。
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在来線・新幹線ともに高架ホームとなっている。

新幹線は構内西側の島式ホーム2面4線(14番線 - 17番線)を使用する。このうち外側の14・17番線が本線、内側の15・16番線が副本線である。副本線の北方に引上線があり、さらにその北方からは新大阪方の名古屋車両所へ繋がる支線が分岐している。全列車が停車するため、東京駅などと同様に以前は固定式の安全柵が設置されていたが、2016年2月9日に可動式安全柵の設置が完了した[47]

在来線は島式ホーム6面12線を使用する。9番線はホームのない中線[注釈 5][54] である。東海道本線は2・6番線、中央本線は7・8番線、関西本線は11・12番線が本線である。

リニア中央新幹線工事に伴い1番線は2019年10月1日から使用停止中であり[PR 3]2021年3月までに転落防止用のフェンスが設置されている[注釈 6]。2023年以降はこの1番線の一部を活用し、期間を区切りながらビアガーデンラーメン店などを出店させている[55][56][57][58]。12・13番線ホームは他のホームと比較して短く、エスカレーターが設置されていない(エレベーターは設置されている)ほか、階段の設置数も他のホームより少ない[59]。JRセントラルタワーズ建設に伴い、直下に位置する1・2番線ホームが造り直された。当駅の在来線の構内は軌道中心間隔が約4.6mと広く取られている(日本の改軌論争を参照)。

2024年1月11日の始発列車より、6番線の可動式安全柵が使用されている[PR 7]

在来線13番線と新幹線14番線の間には、13番線側から名古屋車両区出入庫線[注釈 7]稲沢線本線[注釈 8]がある[54]。構内には折り返し用の留置線が設けられているほか、分岐器も多数あり、各路線間の転線が可能な配線になっている。ただし、1・2番線は東海道本線上りの発着以外には使用できない。また13番線から東海道本線(上下とも)への発車など、配線上は可能でも信号上の進路が構成されていない組み合わせも一部ある。なお当駅構内の在来線で立体交差になっているのは駅南西側の西名古屋港線(あおなみ線)と関西本線および名古屋車両区出入庫線の交差のみである[54]

長らく在来線ホームでは接近時、発車時に独自の発車ベルが使用されていたが、2012年9月9日に在来線運行管理システムの更新が行われ、独自の発車ベルは使われなくなり、アナウンス更新(英語アナウンスも導入)及び接近メロディが導入された。なお、アナウンスは2011年以降に導入された中央線、2014年11月に導入された東海道線のものとはやや異なる。

2020年から列車見張員に対して列車接近を確実に把握できるようにするため、在来線構内の線路に青色LED表示灯が設置された。ホームから約800メートルの範囲で東京方面に233個、大阪方面に159個、合計392個設置[61]。列車がいない間は点灯しているが、列車接近時になると点滅するようにしている[PR 8]

2020年現在、前述したように中央新幹線の島式プラットホーム2面4線が東海道新幹線ホームの北東直下に東西方向で工事中である[62]

駅長駅員配置駅(直営駅)であり、管理駅として、尾頭橋駅枇杷島駅の2駅を管理している。また事務管コードは、▲530116である。なお、名古屋市内の事務管コードは、▲539901が用いられている[63]

のりば(JR東海)

以下は2023年4月18日現在の内容[64][65][PR 3]

番線 路線 方向 行先 備考
在来線ホーム
1 (2019年10月1日から使用停止)
2   東海道本線 上り 豊橋方面 特別快速・新快速・快速の大部分が使用
3・4 武豊線直通列車や上り普通列車の大部分が使用
下り 岐阜方面 9号より前の特急「しらさぎ」が使用(4番線)
中央本線初発の普通列車多治見行も使用(4番線)[66][67]
5・6 5番線は普通、6番線は特別快速・新快速・快速が主に使用
7・8   中央本線 多治見方面 普通・快速は主にこのホーム(尾頭橋駅は通過)
10 特急「しなの」や中央本線のホームライナーが主に使用
11 一部の列車
  東海道本線 美濃太田高山方面
米原金沢方面
特急「ひだ」及び11号以降の特急「しらさぎ」・「ホームライナー大垣」が使用
  関西本線 亀山方面 一部の列車
12・13 特急「南紀」は12番線
新幹線ホーム
14・15   東海道新幹線 上り 東京方面  
16・17 下り 新大阪方面  

(出典:JR東海:駅構内図

新幹線配線図

名古屋駅付近の東海道新幹線 配線略図

新横浜東京 方面
 
京都新大阪方面
凡例
出典:以下を参考に作成
*「特集 : 東海道新幹線各駅停車」、『鉄道ファン』 第43巻 第6号(通巻第506号)2003年6月号、交友社、2003年、33頁。

※細線は保線用側線、画像右上は名古屋車両所と名古屋保線所基地


改札口・出入口

北通路に西から新幹線北口と同連絡改札・中央北口・桜通口があり、中央通路には西から新幹線南口と同連絡改札・南通路との連絡路や中央改札がある。

南通路には西から太閤通南口・あおなみ線連絡改札・中央通路との連絡路・近鉄連絡改札に至る階段・広小路口のそれぞれ在来線改札が並ぶ。

太閤北口はリニア中央新幹線の建設工事に伴い閉鎖され、その代わりに設置されたのが中央北口である。

特記事項

2006年3月末、自動体外式除細動器 (AED) が在来線ホーム・新幹線ホームに各1箇所、中央口・新幹線口・北口(新幹線側)に各1箇所設置された。

近鉄連絡改札口(近鉄名古屋駅の改札内)での係員による出札窓口は2017年10月31日で終了し、翌11月1日から「サポートつき指定席券売機」が設置されている[PR 9]

7番・8番線には2025年ホームドアの設置が決定している。開閉方式金山駅で採用された京浜急行電鉄等と同様のQRコード読み取り式を採用する[PR 10]

在来線・新幹線ホーム共に名古屋名物のきしめんを販売する飲食店がある[68]

かつて新幹線南口の精算所の横にはJR6社で唯一、入場券専用の自動券売機が1台設置されていた。ホームの飲食店できしめんなどを食べる客の需要が多いためであり、2014年時点で撤去の見込みは無いとしていた[69] が、新幹線南口の自動改札機の増設工事により、2015年9月27日に営業を終了した。

名古屋臨海高速鉄道(あおなみ線)

名古屋臨海高速鉄道 名古屋駅
 
太閤通南口改札とあおなみ線改札
(2022年11月)
なごや
Nagoya
(0.8 km) ささしまライブ AN02
所在地 名古屋市中村区名駅一丁目1015-1
駅番号 AN01
所属事業者 名古屋臨海高速鉄道
所属路線 あおなみ線
キロ程 0.0 km(名古屋起点)
駅構造 高架駅
ホーム 1面2線
乗車人員
-統計年度-
13,422人/日(降車客含まず)
-2021年-
開業年月日 2004年平成16年)10月6日
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あおなみ線のプラットホームはJR在来線の西側に位置する稲沢線西名古屋港線にまたがる形で本線上に置かれている。島式ホーム1面2線を有し、可動式ホーム柵が設置されている。なお、プラットホーム自体はかなり長くなっているが、列車が停車しない南側の部分は柵で覆われ、立ち入り禁止となっている。引き上げ線はなく、終端側はそのまま稲沢線の本線となるため構内に車止めも存在しない。

出札及び改札口はJR太閤通南口に隣接して設置されている。あおなみ線の改札口はこの1ヶ所のみで、プラットホームの北端に当たる。JRとの連絡改札口(無人改札、双方とも改札内に相手方の自動券売機を2台設置)も設けられているが、名鉄や近鉄、地下鉄東山線への乗り換えや駅東側へ至るにはJR名古屋駅の中央コンコース又は駅南側で交差する公道まで大きく迂回するか、JRの入場券を用意した上でJRの改札内を通り抜ける必要がある。

終日駅員が配置され、隣のささしまライブ駅を巡回駅として管理している。

のりば(あおなみ線)

番線 路線 行先
1・2 あおなみ線 金城ふ頭方面

(出典:あおなみ線:駅構内図

名古屋市営地下鉄

名古屋市営地下鉄 名古屋駅
 
5番出入口(2021年12月)
なごや
Nagoya
所在地 名古屋市中村区名駅三丁目14-15
所属事業者 名古屋市交通局
名古屋市営地下鉄
駅構造 地下駅
ホーム 各1面2線(計2面4線)
乗車人員
-統計年度-
143,984人/日(降車客含まず)
-2021年-
開業年月日 1957年昭和32年)11月15日
乗入路線 2 路線
所属路線 東山線
駅番号 H08
キロ程 6.6 km(高畑起点)
H07 亀島 (1.1 km)
(1.4 km) 伏見 H09
所属路線 桜通線
駅番号 S02
キロ程 0.9 km(太閤通起点)
S01 太閤通 (0.9 km)
(0.7 km) 国際センター S03
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改札口は桜通線側と東山線側に3ヶ所ずつある。地下鉄の駅名サインがある出入口は桜通線側に3ヶ所、東山線側に10ヶ所ある。桜通線への出入口はJR名古屋駅コンコースにも3か所(桜通口付近、太閤通口付近、うまいもん通り付近)ある。桜通線と東山線との乗り換えは連絡通路を経由することで可能である。連絡通路のエレベーターは2020年3月24日に供用された。

名古屋市営地下鉄では最も利用客の多い駅であり、東山線のみで乗車人員は11万人を超えている。東山線は当駅と伏見駅の間が最も混雑率が高く、桜通線が開業するまでは混雑率が250%に至ったこともあった。

名古屋市営地下鉄で唯一駅長室が2つある駅であり、東山線側と桜通線側にそれぞれ設けられている。東山線駅務区名古屋管区駅が管轄する駅であり、八田駅、中村公園駅 - 名古屋駅と、新栄町駅 - 本郷駅(今池、池下、本山、星ヶ丘を除く)の各駅を管理している[70]

東山線コンコースの周囲には地下街が広がっている。エレベーターは、地上と地下鉄改札周辺とを結ぶものは中改札口近くから地上に直接出られるもののほか、ミッドランドスクエア内、大名古屋ビルヂング内、JRゲートタワー内、JPタワー名古屋内、名古屋ルーセントタワー内のものがある。

桜通線コンコースは東山線や名鉄名古屋本線よりも深い位置にあるために階段などでの上下移動が必要であるが、地上へ出ることなくエスカ地下街やユニモール地下街、ジェイアール名古屋タカシマヤ地下階へ繋がっている。

のりば(地下鉄)

ホーム 路線 行先
1   東山線 藤が丘方面
2 高畑方面
3   桜通線 徳重方面
4 太閤通方面

(出典:名古屋市営地下鉄:駅構内図

桜通線ホーム

JR名古屋駅中央コンコースの真下地下4階に位置し東西に延びている。島式ホーム1面2線で可動式ホーム柵が設置されている。ホームの有効長は8両分あるが、列車は全て5両編成(乗車位置番号は、双方とも前から①・②の順で、最後尾5両目の4つ目のドアが⑳)であるため、列車が停車しない部分は柵で遮断されている。桜通線の各駅は、2011年(平成23年)度のホームドア設置以降順次「駅アクセントカラー」が設定されており、当駅のアクセントカラーはセピアである。地下3階のコンコースとホームを結ぶエレベーターは中央と東端(徳重寄り)の2ヶ所設置されている。エレベーターのみを使用して東山線へ乗り換える場合、東端のエレベーターを使う必要がある。
なお、当駅の建設にあたって平成元年度の土木学会技術賞を受賞している[注釈 9]

東山線ホーム

駅東側の名駅地下街(メイチカ)の真下地下2階に位置し、近鉄名古屋駅名鉄名古屋駅と平行している。島式ホーム1面2線で12両分の有効長を持ち、南側半分(1957年の開業時より設置)を藤が丘方面行きホーム(6両分)、北側半分(1969年の中村公園延伸時に延長)を高畑方面行きホーム(6両分)が使用する千鳥配置になっている。列車が停車しない部分は柵等で遮断されている。2015年10月25日より可動式ホーム柵の使用を開始した[PR 5]

亀島寄りに片渡り線がある。これは中村公園延伸の時に設置されたもので、それまでは伏見寄りに両渡り線が設置されていた。1976年までは名古屋駅での夜間滞泊があり、藤ヶ丘駅(現・藤が丘駅)行の初発電車と星ヶ丘駅発の最終電車が名古屋駅始発・終着であった[PR 11]

当駅の開業から1969年の中村公園延伸の時まで使用された車止めは、名古屋市科学館に移設され保存車であるSL(2412号車)の車止めとして使用された[71]

コンコースとホームを結ぶエレベーターは従来高畑方面ホーム北端、北改札口側にのみあり藤が丘方面ホームからは距離があったが、2020年3月13日に中改札口内にも増設された。

東山線配線図
名古屋市営地下鉄 名古屋駅(東山線) 構内配線略図

高畑方面
 
藤が丘方面
凡例
出典:[72]
※ 中央付近で桜通線がアンダークロスしている。


貨物・荷物取扱

貨物取扱

 
名古屋駅に到着した定尺レール輸送列車(2022年)

2024年現在、名古屋駅は「臨時車扱貨物取り扱い駅」となっているが[73]、定期貨物列車の発着は無く、荷役設備や当駅に接続する専用線も存在しない。2023年度まで名古屋港駅発のレール輸送の到着駅となっており、概ね週3回機関車が牽引するキヤ97が到着して切り離し作業が行われていたが、名古屋港線の廃止に伴いこの輸送は終了した[74]。現在は、鉄道車両メーカなどと当駅に近接する名古屋車両区との車両輸送甲種輸送)が稀に行われるのみである。近年であると2022年豊川駅日本車輌から東海旅客鉄道名古屋工場HC85系が甲種輸送された事例がある[注釈 10][75]

開業当初から名古屋駅は貨物の取り扱いがあり有蓋車などが多く発着しており、1936年時点で年間発送貨物量457.874トン、年間到着貨物量754.636トンとなっていた[76]。貨物取扱量の増加により設備が逼迫したため、中川運河の開削に合わせて南西の笹島地区に大規模な荷役設備が整備された。この貨物流通拠点は1937年(昭和12年)に名古屋駅から独立して笹島駅となった。しかしトラック輸送への転換や名古屋貨物ターミナル駅への鉄道貨物の集約に伴い、1986年に笹島駅は廃止となった。その笹島駅が廃止された翌年の1987年(昭和62年)3月31日JR発足前日)に、貨物の取り扱いが書類上復活した。前述の名古屋港駅発のレールや各駅に発送される新聞紙など僅かな物資の発着が細々と続く形となった。

1936年当時の名古屋駅発の主な貨物[77]
品目 主な生産者 主な仕向地
織物 豊田紡錘、東洋紡錘、愛知物産、服部商店、宮本物産など多数 東京・大阪など各地
メリヤス 猪村、中京、村岡など多数 北海道など各地
綿 各紡績会社 浜松、松本、長野、長岡、宇都宮、仙台
綿糸 東洋紡績、名古屋紡績、豊田紡織、内外紡績 愛知県、静岡県、三重県
小麦粉 日清製粉、日東製粉 東海、中央、北陸、関西

荷物取扱

荷物営業も、小荷物や旅客手荷物を中心に取り扱っていたが、1979年(昭和54年)3月までに「ブルートレイン便」や一部の新聞紙などを除く大部分の小荷物取扱機能を熱田駅に移転した。その後熱田駅の小荷物取扱は1986年(昭和61年)11月1日に廃止されている。残った「ブルートレイン便」は2005年(平成17年)3月1日に、東海道新幹線を使用する「レールゴー・サービス」も2006年(平成18年)3月18日に廃止された。これらとは別に1990年代後半までJR東海が名古屋駅で発生したゴミを有蓋車に積載してディーゼル機関車により八田駅まで輸送していた。この輸送車は「じんあい運搬車」「ゴミワム」などの愛称で呼ばれていたが、八田駅の高架化工事に伴い終了し、1998年にJR東海所属の有蓋車も全廃となった。新聞紙輸送は近鉄・名鉄と並んで国鉄でも古くから中央線・関西線・紀勢線・高山線向けなどで行われており[注釈 11]、現在は旅客列車を用いて新聞紙を取り扱っている。近年、JR東海は新幹線を用いた青果物などの輸送の実証実験をしており、2024年に法人向けの即日荷物輸送サービス「東海道マッハ便」が名古屋駅-東京駅・名古屋駅-大阪駅間が開始された[78]

駅弁

当駅は、複数の業者が激しい競争を繰り広げている駅弁激戦区である。また、リニューアルも激しく、新製品が登場から半年で消滅する例も珍しくない。かつては幕の内や寿司弁当が人気であったが、近年は「みそかつ」「名古屋コーチン」「ひつまぶし」など名古屋独自の食文化をストレートに弁当化したものが人気である。駅弁業者は松浦商店・名古屋だるま・ジェイアール東海パッセンジャーズの3社。

主な駅弁は下記の通り[79]

  • ひつまぶし
  • 牛めし 松阪
  • 特製幕之内御膳
  • 東海道 肉まつり
  • 松浦の松阪牛焼肉弁当
  • 松阪牛めし
  • あなごめし
  • 二段重 海~金目と鯖の煮魚
  • あいち牛 牛めし
  • 天下とり御飯
  • なごや満載
  • 二段重 山~鶏とだし巻き卵
  • みそかつ&大えびフライ弁当
  • 品川貝づくし
  • 東海道新幹線弁当
  • なごや
  • 松浦のみそカツ
  • みそかつ弁当
  • 松浦の味噌ヒレカツ重
  • コーチンわっぱめし
  • でっきゃあからあげ弁当
  • こだま
  • 復刻弁当
  • おむすび弁当

また、駅弁ではないが、前述のように新幹線・在来線ホームともきしめんの店が古くから営業され、人気である。

利用状況

乗換駅である名鉄名古屋駅近鉄名古屋駅を含めた名古屋駅全体の乗降客数は1日平均1,294,838人(2019年度)であり、中部地方において最多である。また、東海道新幹線のみの乗車人員に限ると1日約7万人で、東京駅、新大阪駅に次いで多い[80]

2019年度の年間乗車人員(括弧内は一日平均)

  • JR東海 - 78,951,336人[81](215,714人)
  • 名古屋臨海高速鉄道 - 6,902,420人[81](18,859人)
  • 名古屋市交通局 - 72,699,483人[81](198,633人)
    • 東山線 - 51,437,843人[81](140,540人)
    • 桜通線 - 21,261,640人[81](58,092人)

上記の数字はいずれも、各社局内の駅の中で第1位である[注釈 12]

2012年度の1日平均乗降者数

  • JR東海 - 385,465人[PR 12]
  • 名古屋市営地下鉄 - 346,458人
  • 名古屋鉄道 - 272,981人
  • 近畿日本鉄道 - 121,452人

国鉄時代の1日平均乗車人員

  • 1913年度 - 4,191人[82]
  • 1960年度 - 43,181人[82]
  • 1971年度 - 66,078人[82]
  • 1984年度 - 75,233人[82]

近年の一日平均乗車人員

年度 一日平均乗車人員推移
JR東海 あおなみ線 地下鉄 出典
1991年(平成3年) 147,221[統計 1] 未開業 167,943[統計 2] [83]
1992年(平成4年) 152,269[統計 1] 165,109[統計 2] [83]
1993年(平成5年) 152,662[統計 1] 161,484[統計 2] [83]
1994年(平成6年) 150,847[統計 1] 157,724[統計 2] [83]
1995年(平成7年) 155,015[統計 1] 158,798[統計 2] [83]
1996年(平成8年) 160,955[統計 3] 156,846[統計 4] [84]
1997年(平成9年) 158,802[統計 3] 152,598[統計 4] [84]
1998年(平成10年) 159,103[統計 3] 155,081[統計 4] [84]
1999年(平成11年) 160,255[統計 3] 151,262[統計 4] [84]
2000年(平成12年) 167,642[統計 3] 169,594[統計 4] [84]
2001年(平成13年) 171,222[統計 5] 170,730[統計 6] [85]
2002年(平成14年) 171,665[統計 5] 173,104[統計 6] [85]
2003年(平成15年) 173,789[統計 5] 163,840[統計 6] [85]
2004年(平成16年) 176,993[統計 5] 3,852[統計 7] 162,280[統計 6] [85]
2005年(平成17年) 188,312[統計 5] 10,565[統計 7] 166,899[統計 6] [85]
2006年(平成18年) 184,491[統計 8] 9,925[統計 9] 165,233[統計 10] [86]
2007年(平成19年) 190,942[統計 8] 10,969[統計 9] 168,127[統計 10] [86]
2008年(平成20年) 191,558[統計 8] 11,504[統計 9] 168,152[統計 10] [86]
2009年(平成21年) 185,387[統計 8] 11,839[統計 9] 163,915[統計 10] [86]
2010年(平成22年) 187,624[統計 8] 12,300[統計 9] 165,298[統計 10] [86]
2011年(平成23年) 189,123[統計 11] 13,119[統計 12] 168,719[統計 13] [87]
2012年(平成24年) 193,260[統計 11] 13,377[統計 12] 173,704[統計 13] [87]
2013年(平成25年) 199,119[統計 11] 13,759[統計 12] 179,748[統計 13] [87]
2014年(平成26年) 198,504[統計 11] 14,298[統計 12] 180,068[統計 13] [87]
2015年(平成27年) 204,509[統計 11] 14,817[統計 12] 184,554[統計 13] [87]
2016年(平成28年) 208,911[統計 14] 15,323[統計 15] 189,606[統計 16] [88]
2017年(平成29年) 216,040[統計 17] 18,240[統計 18] 196,363[統計 19] [89]
2018年(平成30年) 219,917[統計 20] 18,826[統計 21] 199,883[統計 22] [90]
2019年(令和元年) 215,714[統計 23] 18,859[統計 24] 198,633[統計 25] [81]
2020年(令和2年) 128,173 12,335 126,581
2021年(令和3年) 143,058[統計 26] 13,422[統計 26] 143,984[統計 26]

駅周辺

名駅(めいえき)

 
中村区名駅の番地表示

名古屋駅の略称である名駅は、名古屋市中村区、西区の町名となっている。駅の表玄関である東口を中心に、とともに名古屋を代表する繁華街オフィス街として知られ、1999年のJRセントラルタワーズ開業を契機に近年の再開発により日本屈指の超高層オフィス街にまで発展している。JRセントラルタワーズの核テナントであるジェイアール名古屋タカシマヤは、2011年以降栄の老舗百貨店である松坂屋の売上を上回る地域一番店となるまで成長し、店舗別売上高としては日本4位の売上を誇る。駅周辺では2027年リニア中央新幹線開業に向けて、今まで再開発が遅れていた駅西側(太閤通口)を含めたさらなる再開発計画が進められている[1]

住所としての名駅

名古屋市中村区と西区に置かれている。中村区名駅は1丁目から5丁目まで、西区名駅は1丁目から3丁目まで設置されている。

名古屋駅は中村区名駅1丁目と西区名駅1丁目に跨っている(ただし、駅ビル(セントラルタワーズ)など駅建築施設の大半は中村区側にあり、西区に所在するのは駅構内のホーム下り側(岐阜方面)半分とゲートタワーの一部のみである)。

方面別の概要

東側(桜通口・広小路口)

 
名古屋ビルディングとミッドランドスクエア

旧来から名古屋の玄関口で、バス・地下鉄・近鉄・名鉄やJR間の乗り換え客などで人通りが多く商業施設も多い。

主な大型商業施設は、JRセントラルタワーズ内のジェイアール名古屋タカシマヤを筆頭に、近鉄パッセ名鉄百貨店本店ヤマダデンキLABI名古屋ミッドランドスクエア・名鉄レジャックなどがある。また市バスターミナルの他、市内最大のバスターミナル「名鉄バスセンター」もある。地下にはサンロードメイチカゲートウォークユニモールミヤコ地下街と広大な地下街が広がる。

西側(太閤通口)

太閤通口は「新幹線口」「西口」「駅西」とも呼ばれる。また「駅裏」と呼ばれることもある。地下にはエスカ地下街がある。駅北西には名古屋市を本拠地とする河合塾などの大手予備校学習塾が進出し学生街や若者街として発展している。付近にはアニメショップ同人ショップが林立し、オタク街としての一面も持つ。また、会員制ツアーバスジェイアール東海バスのバスが発着する。駅前広場はテレビ番組のロケでよく使用される。

桜通口や広小路口側に比べると開発が遅れていることから、少し入ると昔ながらの商店が多く残っている。かつて花街として栄え、現在は特殊浴場街である大門(おおもん)地区も徒歩圏内である。

南側(ささしまライブ24)

かつて名古屋駅南側に広がっていた笹島駅貨物駅)の再開発エリア。東海道線関西線に挟まれたエリアで、新都心を形成している。

主な施設

名古屋の新スイーツ『ぴよりん』を販売する喫茶店。

桜通口方面

広小路口方面

 
モード学園スパイラルタワーズ

太閤通口方面

 
ビックカメラ名古屋駅西店

バス路線

名古屋駅太閤通口

JRハイウェイバスのりば

 
2010年12月9日に移築されたJRハイウェイバスのりば

JR名古屋バスターミナル[93] は、JR名古屋駅の太閤通口にあるジェイアール東海バスが管理運営する高速バスターミナルである。停留所名は名古屋駅(新幹線口)停留所

駅に「新幹線口」という出口はないが、新幹線結節を分かりやすくするためこの名を名乗っており、案内図でも出口名より新幹線北改札口の至近にあることを強調している。現地では「JRハイウェイバスのりば」を目印に掲げている。

桜通口にあったバスターミナル(名古屋ターミナルビル)の取り壊しに伴い移転し、2010年12月9日より使用開始した。

桜通口に市バスターミナルが復活した後も引き続き使われており、元の場所には戻らなかった。但しJR東海バスが主催するつばめツアーの集合バスは市バスターミナルの12番のりばとなっている。

1番のりば
  • 臨時便
2番のりば
3番のりば
4番のりば
5番のりば
  • 名神ハイウェイバス(大阪行):JR東海バス・西日本JRバス・名阪近鉄バス
  • 中央ライナーなごや号バスタ新宿新宿駅)・東京駅行):JR東海バス・JRバス関東
  • ドリームなごや号(バスタ新宿(新宿駅)・東京駅行):JR東海バス・JRバス関東
6番のりば
  • 降車専用

名古屋市営バス

32番のりば
33番のりば
  • 深夜2系統(行)
34番のりば

その他事業者

旧ツアーバス事業者

太閤通口には、いわゆるツアーバスなど貸切バスや団体バス用の乗降スペースが2箇所ある(愛知県バス協会が管理)が、2013年7月31日から新高速バス制度施行に伴い、高速ツアーバスから移行した事業者が新たに停留所を設置した。なお、一部の便はささしまライブ駅近くの名古屋南バス停から発車する。

名古屋駅西口
  • 22時 - 1時に出発するバス限定の停留所で、大半の事業者はこのバス停を使用する。バス停自体は河合塾18号館向かいにあるが待合スペースがないため、西口の「ゆりの噴水」前に乗客を集合させ、バス停まで誘導する形態をとる。
名古屋駅(則武一丁目)
  • NTTネオメイトサービス東海の前。WILLER EXPRESSの一部の便が使用する。
名古屋VIPラウンジ

名古屋駅桜通口

名古屋ターミナルビル(名古屋バスターミナル)の1階にJRハイウェイバスのりば(JR東海バスなどが発着)、2階・3階に名古屋市営バスが発着していたが、ターミナルビル取り壊しのためJRハイウェイバスは2010年12月9日に太閤通口へ移転、名古屋市営バスは同年12月23日より駅周辺に移転していた。

2017年4月1日、JRゲートタワーJPタワー名古屋の1階に新たに名古屋駅バスターミナルを整備。桜通口周辺に散らばっていた停留所が集約された。

名古屋駅広小路口

JR広小路口と名鉄名古屋駅西側の間(成城石井前)に所在し、JR東海バスが管理している。

現在定期バスの発車はなく、降車のほか貸切バスの乗車などで不定期に使用される。

ミッドランドスクエア前

名鉄百貨店前

名鉄バスセンター

名鉄バスセンターは、名鉄百貨店メンズ館3階・4階に所在し、名鉄バス三重交通などの高速バス・路線バス・深夜・長距離バスなどが発着している。

笹島町停留所

名古屋駅南側、笹島交差点付近に所在する。名古屋駅バスターミナルや名鉄バスセンターなどを発着しない路線バスへの接続停留所としての役割を担っている。

無料シャトルバス(無料送迎バス)

桜通口付近

  • CBC自動車学校行き(大名古屋ビルヂング前)
  • 庄内橋自動車学校行き(名古屋駅前モンブランホテル前・名古屋モード学園前)
  • 城北自動車学校行き(名駅北やぎや前(降車のみ)・ユニモール4番出口前)
  • 東横イン名古屋丸の内行き(ユニモール4番出口前)

太閤通口付近

広小路口付近

ミッドランドスクエア前(シャトルバス)

笹島付近

  • 大治自動車学校行き(名鉄レジャック前)

登場作品など

隣の駅

※新幹線各列車と、在来線の特急列車については各列車記事を参照のこと。

東海旅客鉄道(JR東海)
  東海道新幹線
三河安城駅 - 名古屋駅 - 岐阜羽島駅
  東海道本線
特別快速・新快速・区間快速・快速
金山駅 (CA66) - 名古屋駅 (CA68) - (快速の一部稲沢駅 (CA71)) - 尾張一宮駅 (CA72)
※新快速と快速は、中央競馬G1競走開催日のみ尾頭橋駅に一部臨時停車
普通
尾頭橋駅 (CA67) - 名古屋駅 (CA68) - 枇杷島駅 (CA69)
  中央本線
快速・区間快速・普通
金山駅 (CF01) - (山王信号場) - 名古屋駅 (CF00)
  関西本線
  • 特急「南紀」始発・終着駅
快速「みえ」・快速
名古屋駅 (CJ00) - 桑名駅 (CJ07)
区間快速・普通
名古屋駅 (CJ00) - (笹島信号場) - 八田駅 (CJ01)
名古屋臨海高速鉄道
あおなみ線
■普通
名古屋駅 (AN01) - ささしまライブ駅 (AN02)
  • 括弧内は駅番号を示す。土休日などには終点の金城ふ頭駅 (AN11)まで無停車の臨時快速列車が運行されることがある。
名古屋市営地下鉄
  東山線
亀島駅 (H07) - 名古屋駅 (H08) - 伏見駅 (H09)
  桜通線
太閤通駅 (S01) - 名古屋駅 (S02) - 国際センター駅 (S03)
  • 括弧内は駅番号を示す。

廃止区間

東海旅客鉄道(JR東海)
名古屋港線
名古屋駅 - (山王信号場) - ナゴヤ球場正門前駅(臨時駅)

脚注

注釈

  1. ^ 当駅での昼間時における新幹線の待避の事例は少なかったが、2001年10月1日ダイヤ改正から2003年10月1日ダイヤ改正前日までは、東京駅 - 新大阪駅間で停車駅の同じ「ひかり」が「のぞみ」を毎時1回待避していた[4]
  2. ^ 同様に北通路は降車用通路として使用されていた[26]
  3. ^ ただし、同年4月10日までは準備工事のため3・4番線ホームを使用停止[38]
  4. ^ なお、新改札口と同じ位置には、1960年代まで西出口が設置されていた[46]
  5. ^ 部内的には「臨港本線」と呼称されている。JRセントラルタワーズ建設前は、2・3番線間にもホームのない線路があった。
  6. ^ 2018年3月17日から2019年9月30日までは2番線の使用が停止されていた[5]
  7. ^ かつては13番線側から出庫線・入庫線の2本があったが、2016年2月までにホーム部分の入庫線が撤去された[60]
  8. ^ 稲沢線の南側は2本に分かれて西名古屋港線(あおなみ線)の名古屋駅に通じる。なお稲沢線は名古屋駅構内(JR線のホーム部分)のみ単線になっている[60]
  9. ^ 「名古屋市高速度鉄道桜通線名古屋駅附近に於ける大規模アンダーピニング(基礎補強工事)」として、名古屋市交通局・JR東海・大成建設・鹿島建設の4者で共同受賞。
  10. ^ 事実上の到着駅は笹島信号場であるが貨物取扱駅ではないため、形式上は名古屋駅着扱いとなり、車票には「着駅 名古屋(笹島)」と表記されていた。
  11. ^ 一部は、貨物扱いで有蓋車が用いられていたこともあった。
  12. ^ ただしJRについては在来線の数字を含めると、東京駅京都駅が上回る。

出典

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  2. ^ a b c d e 石野 1998, p. 27.
  3. ^ 『JR時刻表』(編集・発行 交通新聞社)2006年3月号34 - 57頁(東海道・山陽新幹線の時刻) - この時点では朝の「こだま599号」が「のぞみ103号」を待避する事例のみ。
  4. ^ 『JR時刻表』(編集・発行 交通新聞社)2002年12月号34 - 55頁(東海道・山陽新幹線の時刻)
  5. ^ a b c 平成30年3月ダイヤ改正について』(PDF)(プレスリリース)東海旅客鉄道、2017年12月15日、9頁。オリジナルの2017年12月15日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20171215221214/http://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000035934.pdf2018年3月18日閲覧 
  6. ^ a b 『JR時刻表』(編集・発行 交通新聞社)2022年3月号154 - 181頁、196 - 203頁、212 - 221頁(名古屋駅を発着する東海道本線・中央本線・関西本線の時刻)
  7. ^ 名古屋駅の誕生 - 名古屋商工会議所のあゆみ”. 名古屋商工会議所. 2024年10月21日閲覧。
  8. ^ 都市のおもかげ”. 名古屋市博物館. 2024年10月21日閲覧。
  9. ^ 『名古屋の駅の物語』(中日新聞社)
  10. ^ 名駅物語 | メイエキドットコム”. www.meieki.com. 2023年12月4日閲覧。
  11. ^ 徳田耕一『名古屋近郊電車のある風景 今昔』(JTBキャンブックス)
  12. ^ ノルマントン号事件起きる|愛知千年企業-明治時代編”. www.nagoya-rekishi.com. 2023年12月4日閲覧。
  13. ^ 『名古屋駅八十年史』(名古屋駅、1967年)
  14. ^ 原口隆行『鉄道唱歌の旅 東海道線今昔』(JTBキャンブックス)
  15. ^ 第154回国会 予算委員会第八分科会 第2号 - 衆議院会議録情報(2002年3月4日)
  16. ^ 中央新幹線と東海道新幹線との乗換 (PDF) - 国土交通省交通政策審議会第11回中央新幹線小委員会 配布資料(2010年11月12日)
  17. ^ a b c d e f g h i j k 『週刊 JR全駅・全車両基地』 04号 名古屋駅・古虎渓駅・美濃赤坂駅ほか77駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2012年9月2日、10頁。 
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  22. ^ 石野 1998, p. 51.
  23. ^ 下川耿史 家庭総合研究会 編『明治・大正家庭史年表:1868-1925』河出書房新社、2000年、396頁。ISBN 4-309-22361-3 
  24. ^ 名駅改築発表 1919年2月17日付新愛知(神戸大学附属図書館新聞記事文庫)
  25. ^ 『鉄道と街・名古屋駅』(著者 大野一英・林鍵治)、大正出版、1986年、138頁
  26. ^ - 『鉄道と街・名古屋駅』(著者 大野一英・林鍵治)、大正出版、1986年、108頁および140頁
  27. ^ a b 『鉄道と街・名古屋駅』(著者 大野一英・林鍵治)、大正出版、1986年、140頁
  28. ^ 『鉄道と街・名古屋駅』(著者 大野一英・林鍵治)、大正出版、1986年、141頁
  29. ^ “七駅の案内放送を自動化 名鉄局”. 交通新聞 (交通協力会): p. 2. (1983年4月5日) 
  30. ^ 石野 1998, p. 28.
  31. ^ 『まるごと名古屋の電車 激動の40年』(著者 徳田耕一)河出書房新社、2014年、68頁
  32. ^ 『JR編集時刻表』(編集・発行 弘済出版社)1987年12月号29頁と1988年3月号33頁(いずれも名古屋駅構内案内図)の比較。
  33. ^ 『JR編集時刻表』(編集・発行 弘済出版社)1989年1月号、JRニュース5頁
  34. ^ 中日新聞』(中日新聞社)、1989年7月13日付朝刊20面(市民版)
  35. ^ 『名古屋近郊電車のある風景今昔II』(著者 徳田耕一)、JTB、2004年、21頁
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  37. ^ “JR東海名古屋駅ビル 解体工事始まる 新ビル 99年完成目指す”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (1993年2月4日) 
  38. ^ 『JR時刻表』(編集・発行 弘済出版社)1993年3月号33頁(名古屋駅構内案内図)
  39. ^ 『まるごと名古屋の電車 激動の40年』(著者 徳田耕一)河出書房新社、2014年、97頁
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関連項目

外部リンク