国家大会議
国家大会議(こっかだいかいぎ、モンゴル語: Улсын Их Хурал、ᠤᠯᠤᠰ ᠤᠨ
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ᠬᠤᠷᠠᠯ)は、モンゴル国の立法府である。国民大会議とも訳される。
国家大会議 Улсын Их Хурал Ulsyn Ikh Khural | |
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第8回議会 | |
種類 | |
種類 | |
沿革 | |
前身 | 人民大会議 |
役職 | |
議長 | |
構成 | |
定数 | 126 |
院内勢力 | モンゴル人民党 (68)
市民の勇気・緑の党 (4)
民主党 (42)
フン党 (8)
国民連合 (4) |
任期 | 4年 |
選挙 | |
中選挙区完全連記制 | |
前回選挙 | 2020年6月24日 |
議事堂 | |
モンゴル、ウランバートル 政府宮殿 | |
ウェブサイト | |
Монгол Улсын Их Хурлын Тамгын газар | |
憲法 | |
モンゴル国憲法 |
概説
編集社会主義時代
編集モンゴル人民共和国の1924年制定の憲法では「人民大会議」(モンゴル語: Ардын Их Хурал)がソビエト型の最高議決機関と規定され、幹部会議長は国家元首とされた。4000人当たり1人の代議員を選出し、任期は5年。休会中は常設機関として「人民小会議」(バガ・ホラル)が任務を代行した。
しかし、実際には牧村部では2000人当たり1人の代議員が選出されたのに対し、ウランバートルでは1万人当たり1人の代議員が選出された。民主化運動時、牧村部はモンゴル人民革命党の支持基盤であり、格差はモンゴル人民革命党の策略ではないかと言われた。
民主化以降
編集民主化後、最初の国家大会議総選挙は定数430、単純小選挙区制によって選出されていた。国家小会議は定数50、比例代表制であった。
1992年の憲法改正により国家小会議を廃止し、国家大会議を一院制議会として存続。定数を76に大幅減。2008年の総選挙で選挙制度を中選挙区制に変更。
構成
編集定数
編集76名。
選挙
編集中選挙区比例代表並立制で選挙区選出48(26選挙区)、比例区選出28。 という選挙制度から、2016年選挙直前に、完全単純小選挙区制に変更。
投票率が50%に満たない場合、選挙は無効となる。
選挙資格と被選挙資格
編集選挙権はモンゴル国に在住する18歳以上のモンゴル国市民に与えられる。被選挙権は25歳から認められる。
任期
編集4年。
院内勢力
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組織
編集議長
編集議長は議員の中から互選で選ばれる。議長は、大統領に次ぐ地位にあり、立法府の議長と同時に大統領代理の役割を果たす。議長は国会を監督し、その投票手続きに対して責任を負う。また、自動的に国家安全保障会議のメンバーとなる。
職務
編集国家大会議は政府と協力して法律を立案し、採択する。また、多数を占める政党は、直接選挙で選出される大統領の候補者を推薦する。議会は大統領が指名した首相や、その他の閣僚を承認する。議会は大統領による拒否権の発動を3分の2の賛成で覆すことが出来る。また、憲法改正にも議会の3分の2の賛成が必要である。
最近の選挙
編集国家大会議 (民主化以降)
編集第1回 | 1992年6月28日 | 単純小選挙区制 |
第2回 | 1996年6月30日 | |
第3回 | 2000年7月2日 | |
第4回 | 2004年7月17日・27日 | |
第5回 | 2008年6月29日 | 中選挙区制 |
第6回 | 2012年6月28日 | 中選挙区比例代表並立制(中選挙区48、比例代表28) |
第7回 | 2016年6月29日 | 単純小選挙区制 |
第8回 | 2020年6月24日 | 中選挙区完全連記制 |
第9回 | 2024年6月28日 | 中選挙区比例代表並列制 |
人民大会議
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