宮川 (山梨県)
山梨県富士吉田市を流れる相模川水系の一級河川
宮川(みやかわ)は、山梨県富士吉田市を流れる川で、相模川(桂川)の支流である。富士山の北から流れ出て、山のすそ野と吉田の盆地を流れる。一級水系相模川水系に属し、一級河川としての指定区間は10.0キロメートルである。
宮川 | |
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冬の宮川と富士山(山梨県富士吉田市緑ヶ丘) | |
水系 | 一級水系 相模川 |
種別 | 一級河川 |
延長 | 10.0 km |
平均流量 |
3.68 m3/s (昭和橋) |
流域面積 | -- km2 |
水源 | 富士吉田市 |
水源の標高 | -- m |
河口・合流先 | 相模川(富士吉田市) |
流域 | 山梨県富士吉田市 |
流路
編集富士山を浸食して刻む谷を通って北に流れる。昭和大学富士吉田キャンパスの裏を通って国道139号の新宮川橋の下をくぐり、北北東に向きを変える。以後は富士吉田の市街に入り、河口湖の水をトンネル経由で導いた東電排水路をあわせて流量を増す。他に神田堀川、間堀川などをあわせて吉田の盆地の北の端近くで相模川(この辺りでは桂川と呼ばれる)に合流する。
上流部はふだんの流量が少なく、枯れ川になることもある[1]。雨や雪溶けがあると速い流れで水が下る。
歴史
編集1913年(大正2年)、桂川への合流点の手前に宮川電燈が水力発電所を建設して周辺の村に送電した。会社は1941年(昭和16年)に関東配電(後の東京電力)に統合された。宮川電灯から引き継がれた2基の発電所は、1971年(昭和46年)に廃止された。[2]
環境
編集有機物による汚濁の指標である生物化学的酸素要求量 (BOD)は、1987年(昭和62年)に10.19 mg/L に達したことがあるが[3]、2008年(平成20年)には2.0 mg/L であった[4]。
支流
編集橋梁
編集脚注
編集参考文献
編集- 富士吉田市社会部環境保全課・編集発行『富士吉田の環境』(平成7年度版)。
- 富士吉田市史編さん委員会『富士吉田市史』通史編第3巻(近・現代)、富士吉田市、1999年。