岩手医科大学附属病院
岩手医科大学附属病院(いわていかだいがくふぞくびょういん・英:Iwate Medical University Hospital)は、岩手県紫波郡矢巾町にある病院であり、学校法人岩手医科大学の大学附属病院である。特定機能病院。病院の理念は「誠の精神に基づく、誠の医療の実践」[2]。2019年(令和元年)9月20日までは盛岡市内に附属病院ほかを置き、同年9月21日に矢巾新附属病院へ新築移転した(詳細後述)。
岩手医科大学附属病院 | |
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情報 | |
英語名称 | Iwate Medical University Hospital |
前身 | 私立岩手病院 |
標榜診療科 |
〈附属病院・内丸MC共通〉 |
許可病床数 |
1000(附属病院) 一般病床:932(附属病院) 精神病床:68(附属病院) |
機能評価 | 特定機能病院 |
開設者 | 学校法人岩手医科大学 |
管理者 | 小笠原 邦昭(病院長) |
開設年月日 | 1897年(明治30年) |
所在地 |
〒028-3695 岩手県紫波郡矢巾町医大通二丁目1番1号 |
位置 | 北緯39度36分51.6秒 東経141度09分46.6秒 / 北緯39.614333度 東経141.162944度座標: 北緯39度36分51.6秒 東経141度09分46.6秒 / 北緯39.614333度 東経141.162944度 |
二次医療圏 | 盛岡 |
PJ 医療機関 |
ここでは、移転前の位置に存在する内丸メディカルセンターについても説明する。
沿革
編集母体は1897年(明治30年)に私立岩手病院としての開設に遡る[3]。1928年(昭和3年)2月14日、財団法人岩手医学専門学校附属病院として開設された[3][4]。1952年(昭和27年)、新制岩手医科大学発足に伴って岩手医科大学附属病院へ改称[3]。
1967年(昭和42年)、歯学部附属病院(現・歯科医療センター)が開設される[3]。
1980年(昭和55年)、岩手県と共同で岩手県高次救急センターを開設[3]。なお、岩手県高次救急センターは2001年(平成13年)に岩手県高度救命救急センターへ改称・運営主体が岩手医大となった[3]。
1997年(平成9年)、岩手医科大学附属循環器医療センター開設。2009年(平成21年)に岩手医科大学附属病院へ統合された[3]。
2019年9月21日に盛岡市内丸から紫波郡矢巾町大字藤沢に移転する予定が発表された[5][6][7][8]。盛岡市内の現存地には病院機能の一部を残す(内丸メディカルセンター)[7][9]。2019年9月21日に新・附属病院(矢巾町大字藤沢・病床数1000床)への移転・開院[7]に伴い、盛岡市内丸での旧・附属病院での救急受け入れと緊急手術は9月19日から停止、外来は同月20日を休診とする旨が報道された[10]。また2019年9月21日当日は内丸の旧附属病院周辺において交通規制が実施された[11][12][13]。
診療科
編集
附属病院編集
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内丸メディカルセンター編集
歯科医療センター編集
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附属病院の歯科受診は入院対応のみである[17]。
医療機関の指定等
編集- 保険医療機関
- 労災保険指定病院
- 指定自立支援医療機関(更生医療・育成医療・精神通院医療)
- 身体障害者福祉法指定医の配置されている医療機関
- 精神保健及び精神障害者福祉に関する法律に基づく指定病院又は応急入院指定病院
- 精神保健指定医の配置されている医療機関
- 生活保護法指定医療機関
- 結核指定医療機関
- 指定養育医療機関
- 戦傷病者特別援護法指定医療機関
- 原子爆弾被害者医療指定医療機関
- 公害医療機関
- 母体保護法指定医師の配置されている医療機関
- 特定機能病院
- 基幹災害拠点病院[18]
- 救命救急センター
- 臨床研修指定病院
- 臨床修練指定病院
- がん診療連携拠点病院
- エイズ治療拠点病院
- 肝疾患診療連携拠点病院
- 特定疾患治療研究事業委託医療機関
- DPC対象病院
- 小児慢性特定疾患治療研究事業委託医療機関
- 総合周産期母子医療センター
- 不妊専門相談センター
- 認知症疾患医療センター
岩手県高度救命救急センター
編集岩手県が設置し、岩手医科大学附属病院が運営する高度救命救急センター[19]
院内施設
編集- 附属病院
- トクタヴェール
- コスモス館
- 内丸メディカルセンター
- 理容室
- 売店
- 介護ショップ
- レストラン
交通アクセス
編集- 附属病院
出典 : [20]
運行事業者 | 始発地 | 系統・路線 | 下車停留所 |
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岩手県交通 | 盛岡駅 | 513・514・601・604・607[21] | 岩手医大病院 |
矢幅駅 | 医大矢巾キャンパス行・岩手医大方面循環[22] | ||
東和町総合サービス公社 | 花巻駅 | 岩手医科大学附属病院利用者連絡バス[23] | |
秋北バス | 大館駅 | みちのく号[24] |
- JR東北本線「矢幅駅」より徒歩15分。
- 東北自動車道「矢巾スマートインターチェンジより約12分。
- 内丸メディカルセンター
出典 : [25]
JR・IGRいわて銀河鉄道盛岡駅より
- 岩手県交通
- 盛岡バスセンター行で、「中央通一丁目」下車。
- 盛岡都心循環バス「でんでんむし」・327で、「医大内丸メディカルセンター前」下車。
- 車で約10分。
- 徒歩で約30分。
関連施設
編集脚注
編集- ^ “附属病院の概要”. 岩手医科大学附属病院. 2019年9月25日閲覧。
- ^ “附属病院の概要”. 岩手医科大学附属病院. 2019年9月25日閲覧。
- ^ a b c d e f g “沿革”. 岩手医科大学附属病院. 2019年9月23日閲覧。
- ^ “附属病院の概要”. 岩手医科大学附属病院. 2019年9月25日閲覧。
- ^ “「構想は1、2年のうちに」 医大跡地利用で盛岡市長”. 岩手日報. (2013年12月5日) 2013年12月5日閲覧。
- ^ “大学概要”. 岩手医科大学. 2019年9月17日閲覧。
- ^ a b c “附属病院移転整備計画”. 岩手医科大学. 2019年9月17日閲覧。
- ^ “総合移転整備計画”. 岩手医科大学. 2019年9月17日閲覧。
- ^ “<岩手医大病院>矢巾移転まで3ヵ月 「跡地どうなる」 住民懸念”. 河北新報 ONLINE NEWS. (2019年6月20日) 2019年9月17日閲覧。
- ^ “9月19日から救急受け入れ停止 岩手医大、矢巾移転で現病院”. 岩手日報デジタル版. (2019年8月8日) 2019年9月17日閲覧。
- ^ “岩手医科大学附属病院入院患者搬送計画の実施について”. 岩手医科大学 (2019年9月13日). 2019年9月17日閲覧。
- ^ “医大周辺、21日は歩行者以外通行不可 新病院へ患者搬送”. 岩手日報デジタル版. (2019年9月14日) 2019年9月17日閲覧。
- ^ “9/21 「岩手医科大学附属病院」移転交通規制に伴うバス運行について”. 岩手県交通. 2019年9月20日閲覧。
- ^ “診療科・部門”. 岩手医科大学附属病院. 2019年9月25日閲覧。
- ^ “診療科・部門”. 岩手医科大学附属内丸メディカルセンター. 2024年5月30日閲覧。
- ^ “受付診療科”. 岩手医科大学附属内丸メディカルセンター. 2024年5月30日閲覧。
- ^ “歯科”. 岩手医科大学附属病院. 2024年5月30日閲覧。
- ^ “第 2 章 災害予防計画” (PDF). 岩手県. 2015年8月2日閲覧。
- ^ “岩手県高度救命救急センター”. 岩手医科大学附属病院. 2019年9月25日閲覧。
- ^ 岩手医科大学附属病院 アクセス
- ^ 601は盛岡バスセンター発着
- ^ “矢巾町市街地循環バス(コミュニティバス)時刻表”. 矢巾町. 2024年5月30日閲覧。
- ^ “岩手医科大学附属病院利用者連絡バスを運行しています(令和3年6月1日)”. 花巻市 (2021年6月1日). 2021年6月13日閲覧。
- ^ “新しい高速路線バス「大館秋田線」および能代秋田線・みちのく号の延伸について”. 秋北バス (2021年5月31日). 2021年10月3日閲覧。
- ^ “地図・アクセス”. 岩手医科大学附属内丸メディカルセンター. 2024年5月30日閲覧。
- ^ 閉院に際してご挨拶申し上げます。 (PDF) - 岩手医科大学附属花巻温泉病院 平成31年(2019年)3月31日、同年9月17日閲覧[リンク切れ]
外部リンク
編集- いずれも2022年9月20日閲覧