新潟県民会館
新潟県民会館(にいがたけんみんかいかん)は、新潟県新潟市中央区の白山公園にあるホール。施設は新潟県が所有し、(公財)新潟市芸術文化振興財団が指定管理者として運営管理を行っている。
新潟県民会館 Niigata Prefectural Civic Center | |
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情報 | |
開館 | 1967年11月25日 |
開館公演 | N響演奏会(指揮:マタチッチ) |
客席数 |
大ホール:1,730 小ホール:300 |
用途 | コンサート、演劇、講演会、映画試写会 |
運営 | 公益財団法人新潟市芸術文化振興財団(指定管理者) |
所在地 |
〒951-8132 新潟県新潟市中央区一番堀通町3番地13 |
位置 | 北緯37度54分48.2秒 東経139度2分20.3秒 / 北緯37.913389度 東経139.038972度座標: 北緯37度54分48.2秒 東経139度2分20.3秒 / 北緯37.913389度 東経139.038972度 |
アクセス | 該当項目参照 |
外部リンク | 公式ウェブサイト |
概要
編集1964年(昭和39年)に発生した新潟地震で全国から集まった義援金や復興支援金を元に建設され、1967年(昭和42年)11月25日に開館した。
大ホールの席数は1,730席で、新潟県内のホール施設で最大の収容人数を擁する。現在でも白山公園内の新潟市音楽文化会館、新潟市民芸術文化会館(りゅーとぴあ)をはじめ、新潟勤労者総合福祉センター(新潟テルサ)や新潟市巻文化会館など市内の主要ホール施設と同様、音楽イベントやミュージカルなどを中心に多くの公演が行われる。
会館のある白山公園内には新潟市音楽文化会館、新潟市民芸術文化会館(りゅーとぴあ)といった新潟市所有の大小のホール施設や、新潟市陸上競技場や新潟市体育館などのスポーツ施設が所在している(詳細は後述)。なお、当ホールの建設に関する経緯は新潟市小針野球場においても詳述する。
2020年(令和2年)9月12日から2022年(令和4年)3月31日まで、天井落下防止対策他大規模改修が行われ、2022年(令和4年)4月1日にリユーアルオープンした。
2021年(令和3年)10月1日、一般社団法人日本音響家協会の優良ホールに認定された。
施設
編集- 大ホール(1,730席)
- 大ホール楽屋(1~4)
- リハーサル室
- 小ホール(300席)
- 小ホール楽屋(1・2)
- 会議室
- 第1会議室 - 42名
- 第2・3・4会議室 - 24名
- 談話室A - 6名
- 談話室B - 10名
- ギャラリー(A・B)
- 展示コーナー
- 地域の絵画、彫刻、書、工芸、写真、デザイン、華道等芸術作品の発表の場として、商行為を直接の目的とした展示や入場料を徴収するなど入場を制限しないことを条件に、無料で使用することができる。
- 県民ホール
- フリースペース
- 喫茶「茶蔵」
公園内その他の施設
編集白山公園も合わせて参照。
- 白山神社
- 新潟県政記念館(旧・新潟県会議事堂)
- 新潟市音楽文化会館
- 新潟市民芸術文化会館(りゅーとぴあ)
- 新潟市体育館
- 新潟市陸上競技場
交通アクセス
編集使用実績
編集杮落としは、1967年(昭和42年)11月25日、ロヴロ・フォン・マタチッチ指揮NHK交響楽団の演奏会で、曲目はベートーヴェンの交響曲第6番ヘ長調Op.68「田園」とレオノーレ序曲第3番Op.72bで、アンコールとしてワーグナーの楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕への前奏曲が演奏された。この演奏はNHKによってステレオにて収録され、後日FM放送にてステレオで放送された。更に2006年(平成18年)にはこの演奏がアルトゥスレーベルからCD化もされた(規格番号:ALT130)。
1976年(昭和51年)3月6日に、当時全国的に最も人気のあったテレビ番組「8時だョ!全員集合」(TBS製作)の生放送が、この大ホールから行われた(新潟県でこの番組を放送している新潟放送もこれに制作協力した)[1]。その中の「少年少女合唱隊」のコーナーで、志村けんが独自にリメイクした「東村山音頭」を初披露。これが大ヒットし、それまで数年に渡りまったく受けなかったという志村の出世作となり、一躍スターダムに登りつめた(詳しくは「志村けん」の「東村山音頭でヒット」の項を参照のこと)。
外部リンク
編集脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ 新潟放送『新潟放送40年のあゆみ』新潟放送、1992年10月15日、459頁。