東武バスセントラル八潮営業所
東武バスセントラル八潮営業所(とうぶバスセントラルやしおえいぎょうしょ)は、埼玉県八潮市大字木曾根345-1に所在する東武バスの営業所である。草加営業事務所の管轄下にある。所属車両のナンバーは春日部ナンバーである。
東武伊勢崎線草加駅、常磐線綾瀬駅・亀有駅と、つくばエクスプレス線八潮駅・八潮市役所など八潮市内を結ぶ路線を担当する。八潮市コミュニティバス「ハッピーこまちゃん号」の運行受託も行っている。
沿革
編集八潮営業所管内のバス路線は、新設路線(緑町三丁目経由系統およびコミュニティバス)を除けば、1945年(昭和20年)2月9日に合併した花畑乗合自動車のものを受け継いでいる。
八潮営業所の前身である東武バス草加営業所八潮出張所は、1970年(昭和45年)7月27日に開設されている。同年8月1日草加営業所より亀有・花畑・谷塚方面6系統を受け継ぎ営業を開始。
2002年4月、東武バスセントラル株式会社が設立されると、八潮出張所は草加営業事務所管轄下の八潮営業所となった。
現行路線
編集草加駅 - 中馬場 - 八潮駅
編集- 草加01:草加駅東口 - 柳之宮 - 中馬場 - 八潮車庫 - 八潮駅北口
- 草加03:草加駅東口 - 伊草団地 - 中馬場 - 八潮車庫 - 八潮駅北口
草加駅 - 木曽根 - 八潮駅
編集- 草加02:草加駅東口→伊草団地→緑町三丁目→上二丁目→木曽根
- 草加05:草加駅東口 - 伊草団地 - 緑町三丁目 - 上二丁目 - 木曽根 - 修徳高校野球場前 - 潮止橋北 - 八潮駅南口
- 八潮02:八潮駅南口 - 潮止橋北 - 修徳高校野球場前 - 木曽根 - 上二丁目(草加05の区間便)
- 草加02系統 草加駅東口 - 柳之宮 - 中馬場 - 上二丁目 - 木曽根 で開設
- 2004年3月20日:草加02の経由地を変更し、草加駅東口 - 伊草団地 - 緑町三丁目 - 上二丁目 - 木曽根となる。また草加05を 草加駅東口 - 柳之宮 - 中馬場 - 上二丁目 - 木曽根 - 修徳高校野球場前 - 潮止橋北 - 八潮車庫 で開設。
- 2005年8月24日:つくばエクスプレス開業に伴い 草加05の運転区間を八潮駅北口に短縮。同時に八潮02を開設[1][2]
- 2011年1月31日:草加05、八潮02 の運行区間を八潮駅南口に変更。
- 2021年3月29日:草加02系統の運行が平日夜に木曽根方向が2本のみに変更[3]。
草加駅 - 八潮市役所 - 八潮駅
編集- 草加04:草加駅東口 - 伊草団地 - 緑町三丁目 - 八潮市役所 - 八潮駅北口
- 草加06:草加駅東口 - 伊草団地 - 緑町三丁目 - 八潮市役所 - 八潮中央総合病院 - 八潮駅北口
- 2004年(平成16年)3月20日:草加04が、草加駅 - 中馬場 - 八潮市役所 で開設。
- 2005年(平成17年)8月24日:同日のつくばエクスプレス開業に伴い、草加駅東口 - 伊草団地 - 緑町三丁目 - 八潮市役所東 - 八潮駅北口 に変更。八潮市役所へのアクセス経路として草加13系統として草加駅発着の八潮市役所循環が開設。
- 2011年(平成23年)10月23日:草加13系統廃止に伴い、草加04系統が八潮市役所経由に変更[4]。
- 2016年(平成28年)5月1日:八潮中央総合病院移転に伴い草加06が草加駅東口 - 伊草団地 - 緑町三丁目 - 八潮市役所 - 八潮中央総合病院 - 八潮駅北口で開設[5]。
- 2021年(令和3年)3月29日:草加06系統が土日祝日の1往復に減便[3]。
八潮駅 - 神明町 - 綾瀬駅
編集- 綾61:綾瀬駅 - 神明町 - 八潮車庫 - 八潮駅北口
- 綾61:氷川神社前→八潮車庫→八潮駅北口(片方向のみ1日1便)
- 綾62:綾瀬駅 - 神明町 - 八潮市役所(平日1往復のみ)
八潮駅 - 足立郷土博物館 - 亀有駅
編集- 有64:亀有駅北口 - 足立郷土博物館 - 潮止橋北 - 八潮駅南口
- 有65:亀有駅北口 - 足立郷土博物館 - 六ツ木都住 - 八潮駅南口
- 有64 亀有駅北口 - 足立郷土博物館 - 潮止橋西詰 - 木曽根 - 上二丁目 - 八潮車庫で開設[12]
- 2005年(平成17年)8月24日、つくばエクスプレス開業に伴い、潮止橋西詰 - 八潮車庫間を廃止。新たに、潮止橋北 - 八潮駅南入口を延長[1][2][注釈 1]
- 2006年(平成18年)4月11日、八潮駅南入口 - 八潮駅北口を延長[13]。
- 2009年(平成21年)9月1日、八潮駅南口駅前ロータリー開業に伴い、南口2番乗り場へ変更。八潮駅北口 - 八潮駅南口入口は廃止。
- 2014年(平成26年)9月8日、有65 亀有 - 足立郷土博物館 - 六ツ木都住 を新設。それに伴い有64が一部減便[14][15]。
- 2017年(平成29年)11月6日、有65の運転区間を 亀有 - 足立郷土博物館 - 六ツ木都住 - 八潮駅に変更。それに伴い有64が一部減便。また、亀有 - 六ツ木都住の深夜バスも開設[16]。
- 2022年(令和4年)3月14日、有65を全便亀有~八潮運行とし増発。有64の平日/土曜運行が大幅削減、休日運行廃止。[17]
綾瀬駅、亀有駅を発着する系統については、同営業所の他路線と同じく中乗り前降り運賃後払い方式だが、東京都内のみ利用する場合は都内均一制運賃が適用され、東京都と埼玉県をまたぐ場合と埼玉県内のみ利用する場合は、多区間運賃が適用される。東京都内となる神明町以南に限り「足立一日フリーパス」が利用可能である。
八潮駅・三郷中央駅 - 農協支所 - 松戸駅
編集- 松03:三郷中央駅 - 上戸ヶ崎 - 農協支所 - 天王橋通り - 上葛飾橋入口 - 松戸営業所(京成バス) - 松戸駅
- 松04:八潮駅南口 - 潮止橋北 - 修徳高校野球場前 - 農協支所 - 天王橋通り - 上葛飾橋入口 - 松戸営業所(京成バス) - 松戸駅
- 松05:松戸駅 〜 松戸営業所(京成バス) 〜 上葛飾橋入口 〜 天王橋通り 〜 農協支所 〜 戸ヶ崎十字路 〜 潮止橋北 〜 八潮駅南口(平日の夜間1往復のみ)
- 2009年9月1日: 京成バス運行の松04 松戸駅 - 松戸営業所 - 上葛飾橋入口 - 天王橋通り - 農協支所 - 戸ヶ崎操車場 - 潮止橋南 - 八潮駅南口 で開設
- 2011年1月31日:京成バス側で新中川橋を経由する松04系統、潮止橋を経由する松05系統に再編。同時に、東武バスセントラルとしての松04の運行開始。東武バス側は八潮営業所と三郷営業所の共管で、三郷営業所は一部便のみ担当。
- 2013年2月25日:深夜バスとして潮止橋経由の松05系統の運行が開始。
- 2015年4月4日:松03系統を三郷営業所から移管。また松04系統を八潮営業所単独の運行に変更[18]。
- 2019年10月1日:松03系統が大幅減便。平日早朝に松戸駅方面と日中に1往復ずつ運行するのみとなる[19]。
- 2022年7月16日:松04及び松05系統の深夜バスを廃止。松05のうち夜間の1往復を東武バスが運行(他の便は引き続き京成バスが運行)。[20]
松04系統及び松05系統は、同一路線で東武バスと京成バスにより運行されているが、共同運行ではないため共通定期券は発行されていない。これは東武バスが金額式IC定期券、京成バスが紙定期券と異なるためである。また、現金支払い時の運賃は東武バス・京成バスともに10円単位で同額であるが、ICカード利用時の運賃は東武バスが10円単位、京成バスが1円単位と異なっている。
コミュニティバス
編集八潮市コミュニティバス「ハッピーこまちゃん号」
編集- 北ルート
- 八潮03:八潮駅北口 - 八潮市役所 - 市民温水プール - 八潮駅北口
- 八潮04:八潮駅北口 - わかくさ - 八潮市役所 - 八潮団地
- 西ルート
- 八潮05:八潮駅北口 - 大原公園 - ふれあい桜橋 - 八潮駅北口
- 八潮06:八潮駅北口 - 大原公園 - 八潮市役所 - ふれあい桜橋 - 八潮駅北口
- 八潮07:中川小学校 - 八潮駅北口 - 八潮市役所 - 八潮駅北口 - 古新田中央
- 八潮08:八潮駅北口 - 古新田中央
- 八潮09:中川小学校 - 八潮駅北口
1995年4月3日より運行開始[21]された市内公共施設循環バス「ほっと、ドリーム号」が前身である。当時は市内に鉄道駅がなく、平日のみ運行で市内の公共施設を巡回していた。運賃は無料であった[22][23]。
2005年8月24日のつくばエクスプレス開通により八潮駅が開業。それに合わせて市内の路線バス網が再編されることになり、市内循環バスも見直しが図られた。同年8月12日をもって「ほっと、ドリーム号」は廃止、つくばエクスプレス開通と同時に8月24日より「八潮市コミュニティバス」として運行開始。開業当初は北ルート・西ルートの2路線で、八潮駅を起終点に一般路線バスの空白地域を通る循環経路に変更。受益者負担の観点から運賃も有料化され、初乗り170円の多区間運賃制となった[22][23][1][2]。
車両は「ほっと、ドリーム号」時代から日野・リエッセを使用[23]。八潮市コミュニティバスでは、東武バスカラーの日野・リエッセが使用されていた[23][24]。
2014年4月21日、西ルートに八潮07、八潮08、八潮09系統を新設。あわせて「中川小学校」「古新田南」「古新田中央」の3つのバス停を新設。なお運行経路上に「潮止橋南」バス停があるが、停車しない。
2019年1月28日、八潮市コミュニティバス「ハッピーこまちゃん号」としてリニューアル。八潮市の公式キャラクター「ハッピーこまちゃん」と仲間たちの野菜キャラクターがラッピングされた新デザインとなった[25]。「ハッピーこまちゃん」は、市の特産物である小松菜が法被を着たキャラクターで、八潮市の「八」と「ハッピ」と「ハッピー」を掛けている[26]。新型車両(日野・ポンチョ、2ドアロングボディ)の導入を機に、愛称とラッピングデザインを公募して選定された[25]。
廃止路線
編集車両
編集草加・八潮の両営業所は2024年現在、いすゞ車が指定車種とされているが、2021年度導入分までは日野車が指定車種とされていた。
過去には、日野・ブルーリボンHT、日野・ブルーリボンシティ、日野・レインボーHRなども在籍した。
- 大型車
- 日野・ブルーリボンII (PJ-KV234L1、PKG-KV234L2、QPG-KV234L3)
- 日野・ブルーリボン (QKG-KV290N1、2KG-KV290N2、2TG-KV290N3)
- いすゞ・エルガ (QPG-LV234L3、QKG-LV290N1、 2TG-LV290N3、 2TG-LV290N4 、 2RG-LV290N4 )
- 中型車
- 日野・レインボーII (SKG-KR290J1)
- いすゞ・エルガミオ (SKG-LR290J1)
- 小型車
脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ a b c d e “広報やしお No.657 6面 特集 バスの運行が変わります” (pdf). 埼玉県八潮市 (2005年8月). 2005年10月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年1月3日閲覧。
- ^ a b c d e “広報やしお No.657 8面 市内のバス路線図” (pdf). 埼玉県八潮市 (2005年8月). 2006年8月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年1月3日閲覧。
- ^ a b c “3/29 東武バスセントラル管内路線【草加駅・獨協大学前駅・八潮駅・金町駅・三郷駅等発着路線】運行回数・時刻変更について”. 東武バス. 2021年7月9日閲覧。
- ^ a b “草加八潮地区路線再編のお知らせ 10月25日実施”. 東武バス. 2012年5月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年12月13日閲覧。
- ^ “5/1[草加06]草加駅東口~八潮中央総合病院~八潮駅北口線の系統新設等について”. 東武バス (2016年4月18日). 2021年11月22日閲覧。
- ^ “2007年 時刻表改正等の情報一覧”. 東武バス. 2021年11月22日閲覧。
- ^ “2/29 [綾61]綾瀬~八潮線の時刻変更等について”. 東武バス (2016年2月23日). 2021年11月22日閲覧。
- ^ “時刻改正のお知らせ” (pdf). 東武バス (2016年2月23日). 2021年12月3日閲覧。
- ^ “5/7八潮駅北口~綾瀬駅線深夜バスの系統廃止および綾瀬駅~八潮車庫線深夜バスの運行回数変更について”. 東武バス (2019年4月23日). 2021年12月3日閲覧。
- ^ “八潮駅北口~綾瀬駅線の深夜バス廃止および 綾瀬駅~八潮車庫線の深夜バス減便のお知らせ” (pdf). 東武バス (2019年4月23日). 2021年12月3日閲覧。
- ^ a b “11/16 綾瀬駅・八潮駅北口発着路線の運行時刻・回数の変更・系統の廃止について”. 東武バス (2020年11月9日). 2021年11月22日閲覧。
- ^ “Bus Service Map 2000年の東京23区 ほぼ全図”. 愉会三丁目. 2021年12月13日閲覧。
- ^ “2006年 時刻表改正等の情報一覧”. 東武バス. 2021年11月22日閲覧。
- ^ “9/8[有65]亀有~六ツ木都住線の系統新設・[綾61]綾瀬~八潮線の時刻変更等について”. 東武バス (2014年8月28日). 2014年10月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年12月13日閲覧。
- ^ “系統新設および時刻改正のお知らせ”. 東武バス (2014年8月28日). 2015年9月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年12月13日閲覧。
- ^ “11/6[有64・65][綾61・62・63]系統における系統新設および時刻変更等について”. 東武バス (2017年11月1日). 2021年11月22日閲覧。
- ^ “3/14葛飾営業所・八潮営業所管内路線の時刻変更等について”. 東武バス (2022年2月28日). 2022年3月3日閲覧。
- ^ “4/4松戸駅発着系統における系統廃止および時刻改正等について”. 東武バス (2015年3月31日). 2021年12月13日閲覧。
- ^ “10/1松戸駅発着系統の時刻変更等について”. 東武バス (2019年9月19日). 2021年11月22日閲覧。
- ^ “7/16 松戸駅を発着する路線の「深夜系統廃止・運行回数・運行時刻変更等」について|新着情報|東武バスOn-Line”. www.tobu-bus.com. 2022年9月14日閲覧。
- ^ 東武鉄道社史編纂室編『東武鉄道百年史 沿線とともに歩んだ百年』東武鉄道、1998年(平成10年)9月。
- ^ a b “(八潮市)来年度から国補助打ち切り・曲がり角のコミュニティーバス 利用者は着実に増加”. とーよみ.net 東武よみうりウェブ版 埼玉東部の地域週刊情報誌. 2013年5月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年11月22日閲覧。
- ^ a b c d “広報やしお No.657「8月24日(水)からつくばエクスプレスの開通に伴いバスの運行が変わります」” (pfd). 八潮市 (2005年8月10日). 2021年11月22日閲覧。
- ^ 『関東エリア一都六県 コミュニティバス図鑑』スタジオタッククリエイティブ、2018年4月10日。ISBN 978-4-88393-803-2。
- ^ a b “八潮市コミュニティバス「ハッピーこまちゃん号」が運行を開始しました”. 八潮市 (2019年1月31日). 2021年11月22日閲覧。
- ^ “ハッピーこまちゃんの部屋”. 八潮市. 2021年11月22日閲覧。
参考文献
編集- 東武鉄道社史編纂室編『東武鉄道百年史 沿線とともに歩んだ百年』東武鉄道、1998年(平成10年)9月。
- 『関東エリア一都六県 コミュニティバス図鑑』スタジオタッククリエイティブ、2018年4月10日。ISBN 978-4-88393-803-2。
- 『バスマガジン』Vol.29「バス会社潜入レポート 東武バスグループ」
外部リンク
編集- 東武バスOn-Line
- 八潮営業所管内路線図
- コミュニティバス・電車・バス 八潮市公式サイト