松原敏春
日本の脚本家・作詞家・演出家(1947−2001)
松原 敏春(まつばら としはる、1947年2月13日 - 2001年2月6日)は、岐阜県岐阜市出身の脚本家・作詞家・演出家。慶應義塾大学法学部卒業。1992年、「家族日和'93」で第11回向田邦子賞受賞。[1]
来歴・人物
編集- 大学在学中、「巨泉・前武のゲバゲバ90分!!」の作家チームに参加する。その後、脚本家としてデビューしテレビドラマにおいて多数のヒット作を手掛けた。劇団東京ヴォードヴィルショーの文芸部担当として結成に参加し、脚本・演出を多数手掛ける。
- 作家・脚本家としてだけでなく作詞家としても活躍した。
- 2001年2月6日、肺炎のため死去した。53歳没。
代表作
編集松原敏春が脚本したテレビドラマ、バラエティ番組、舞台演劇は以下の通りである。
テレビドラマ
編集- 気まぐれ本格派(1978年、日本テレビ)
- 桃太郎侍(1976年、日本テレビ)
- オレの愛妻物語 (1978年、日本テレビ)
- 熱中時代、教師編1・刑事編(1978年・1979年、日本テレビ)
- 花咲け花子(1981年・1983年、日本テレビ)
- キッド(1981年、日本テレビ)
- 春よ来い(1982年、日本テレビ)
- あとは寝るだけ(1983年、テレビ朝日)
- 風の中のあいつ(1984年、日本テレビ)
- 家族ジャングル(1985年、日本テレビ)
- 気になるあいつ(1985年、日本テレビ)
- 金曜日には花を買って(1986年、TBS)
- 時間ですよふたたび(1987年、TBS)
- 空に星があるように(1988年、TBS)
- 海岸物語 昔みたいに…(1988年、TBS)
- 抱きしめたい!(1988年、フジテレビ)
- ハートに火をつけて!(1989年、フジテレビ)
- 世界で一番君が好き!(1990年、フジテレビ)
- ザ・カード社会(1990年、TBS)
- 男について(1990年、TBS)
- 結婚したい男たち(1991年、TBS)
- しあわせの決断(1992年、フジテレビ)
- 腕におぼえあり(第2シリーズ)(1992年、NHK)
- 家族日和'93(1993年、テレビ朝日)[2]
- 愛情物語(1993年、フジテレビ)
- かりん(1993年、NHK)
- お玉・幸造夫婦です(1994年、よみうりテレビ)
- きのうの敵は今日も敵(1995年、TBS)
- バースデイ〜こちら椿産婦人科〜(1999年、テレビ東京)
- 角筈にて(1999年、テレビ東京)[3]
- 最後のストライク ~炎のストッパー・津田恒美 愛と死を見つめた直球人生~(2000年、フジテレビ)
- 菊次郎とさき(2001年、テレビ朝日)
- 天国までの百マイル(2001年、テレビ東京)[4]
- 鉄道員/青春編(2002年、テレビ朝日)
バラエティ
編集- 巨泉・前武のゲバゲバ90分!!(1969年、日本テレビ)
- コント55号のなんでそうなるの?(1974年-1976年、日本テレビ)
- カリキュラマシーン(1974年、日本テレビ)
- 走れ! ピンク・レディー(1978年、テレビ朝日)
舞台演劇
編集- 月満ちて朝遠く(作・演出 劇団東京ヴォードヴィルショー)
- 黄昏れて、途方に暮れて(作・演出 劇団東京ヴォードヴィルショー)
脚注・出典
編集- ^ 【向田邦子賞】/受賞者 第11回:松原 敏春 - 東京ニュース通信社
- ^ 1993年日本民間放送連盟賞優秀賞受賞作品。第10回ATP賞'93「ベスト20番組」選出作品。第11回向田邦子賞受賞作品。
- ^ 第17回ATP賞2000優秀賞受賞作品。1999年度芸術祭参加作品。
- ^ 第56回芸術祭優秀賞受賞作品。2001年日本民間放送連盟賞優秀賞受賞作品。民放連ドラマ部門優秀5作品選出。第19回ATP賞2002優秀賞受賞作品。