清里町
清里町(きよさとちょう)は、北海道オホーツク総合振興局管内の斜里郡にある町。
きよさとちょう 清里町 | |||||
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町内から望む斜里岳 | |||||
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国 | 日本 | ||||
地方 | 北海道地方 | ||||
都道府県 | 北海道(オホーツク総合振興局) | ||||
郡 | 斜里郡 | ||||
市町村コード | 01546-6 | ||||
法人番号 | 8000020015466 | ||||
面積 |
402.76km2 | ||||
総人口 |
3,633人 [編集] (住民基本台帳人口、2024年11月30日) | ||||
人口密度 | 9.02人/km2 | ||||
隣接自治体 |
斜里郡斜里町、小清水町 釧路総合振興局:川上郡弟子屈町 根室振興局:標津郡中標津町、標津町 | ||||
町の木 | オンコ(1965年制定)[1] | ||||
町の花 | ムクゲ(1965年制定)[1] | ||||
他のシンボル | - | ||||
清里町役場 | |||||
町長 | 古谷一夫 | ||||
所在地 |
〒099-4492 北海道斜里郡清里町羽衣町13 北緯43度50分07秒 東経144度35分40秒 / 北緯43.83522度 東経144.59456度座標: 北緯43度50分07秒 東経144度35分40秒 / 北緯43.83522度 東経144.59456度 | ||||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
ウィキプロジェクト |
地理
編集オホーツク総合振興局東部、斜里町南部に接する。 斜里岳の麓に位置する。
町名の由来
編集小清水村(→小清水町)・斜里町から分村した当時は斜里川の上流に位置することから上斜里村と称していたが、1955年(昭和30年)の町制施行にあたり「清らかな里という意味[1]」、また分村の歴史を将来に残す意味から母体となった「小清水」「斜里」から一文字ずつ採って「清里」とした[1][2]。
歴史
編集郡発足までの沿革
- 江戸時代の斜里郡域は西蝦夷地に属し、当初は松前藩によって開かれたソウヤ場所に含まれる。
- 1790年(寛政2年) - シャリ場所が設けられる。
- 1796年(寛政8年) - 斜里神社が創建されている。
- 1801年(享和元年) - 八王子千人同心によって釧路国川上郡虹別(現標茶町)から摩周湖の東を通り斜里郡トンダベックシを結ぶ斜里山道が開削された。
- 1943年(昭和18年) - 小清水村(現小清水町)大字止別村の一部、斜里町大字斜里村の一部から分村、上斜里村(かみしゃりむら)となる。
- 1955年(昭和30年) - 清里村に改称のち町制施行、清里町となる。
- 同年、2大字を廃し、以下の各字に再編。
- 斜里村 → 清里町、水元町、羽衣町、向陽、上斜里、江南、神威
- 止別村 → 上斜里、江南、神威、川向、青葉、清泉、札弦町、緑町
- 同年、2大字を廃し、以下の各字に再編。
- 2011年(平成23年) - 町長選挙10期連続無投票の日本記録を樹立。
- 2016年 - 日本で最も美しい村連合に加盟[3]。
政治・行政
編集2011年まで40年間、10期にわたって町長選挙が無投票当選で決定しており、約半世紀の間、民意が示された例を持たない。2011年の統一地方選挙では4期を務めた橋場博が引退、総務課長・古谷一夫が立候補を表明したが、石井久雄(自由民主党清里支部長)の圧力に屈し、後に取り下げた[4][5]。 2015年第18回統一地方選挙44年ぶりに町長選が行われたが、新人を破って再選した。投票率は90.85%であった。[6][7]
不祥事
編集- パワハラ自殺
2021年2月、職員が庁舎内で自殺したことについて、2022年1月、委託の弁護士の調査報告書は上司によるパワハラによるものと報告、町は上司を2階級降格させ、停職6ヶ月の懲戒処分に、町長を減給50%6か月、副町長を減給25%6か月とした[8]。
経済
編集産業
編集農業(畑作)が盛ん。小麦・テンサイ・馬鈴薯・たまねぎ・ソバなどを生産。 平成4年度全国農村景観コンクールで100選(特選20選)に選定される。
町営の清里焼酎醸造所で、ジャガイモを主原料とした清里焼酎を製造する[9]。1975年に町の特産品開発として着手し、1979年から日本初のじゃがいも焼酎として発売をはじめたものである[10]。
立地企業
編集- JA清里町澱粉工場
- 清里町焼酎醸造事業所
- 札鶴ベニヤ工場
農協
編集- 清里町農業協同組合(JA清里町)
郵便局
編集- 清里郵便局(集配局)
- 札弦郵便局(集配局)
- 緑郵便局
公共機関
編集道の機関
編集- オホーツク総合振興局
- 産業振興部網走農業改良普及センター清里支所
警察
編集- 斜里警察署清里駐在所
地域
編集人口
編集清里町と全国の年齢別人口分布(2005年) | 清里町の年齢・男女別人口分布(2005年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
■紫色 ― 清里町
■緑色 ― 日本全国 |
■青色 ― 男性
■赤色 ― 女性 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
清里町(に相当する地域)の人口の推移
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総務省統計局 国勢調査より |
教育
編集- 高等学校
- 中学校
- 清里中学校
- 緑町(S43年度をもって廃校)
- 光岳(S43年度をもって廃校)
- 江南(S32年度をもって廃校)
- 錦 (S40年度をもって廃校)
- 小学校
- 清里、光岳、緑町(江南、新栄はH22年度3月に閉校)
- 美里(S50年度に廃校)
- 錦 (S40年度をもって廃校)
交通
編集空港
編集鉄道
編集バス
編集斜里町や小清水町と結ばれていた一般路線バスは2018年(平成30年)度までに全廃。
道路
編集道の駅
編集名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
編集レジャー
編集観光
編集姉妹都市・提携都市
編集- モトエカ(ニュージーランド・タスマン地区)
出身の有名人
編集脚注
編集- ^ a b c d e “ようこそ清里町のホームページへ”. 清里町. 2020年6月15日閲覧。
- ^ 山田秀三 (2018-11-30). 北海道の地名. アイヌ語地名の研究 山田秀三著作集 別巻 (2 ed.). 浦安市: 草風館. p. 219. ISBN 978-4-88323-114-0
- ^ 光嶋るい (2016年10月12日). “清里「美しい村」連合加盟 花と緑と交流のまちづくり評価 管内初 観光PRに期待” (日本語). 北海道新聞. どうしんウェブ/電子版(道東) (北海道新聞社). オリジナルの2016年10月13日時点におけるアーカイブ。 2016年10月13日閲覧。
- ^ 自治再考:無投票・沈黙の民意/2 有力者が水面下調整
- ^ 統一地方選:町村長58人が無投票当選
- ^ “清里町長選、44年ぶりに関心高く 両陣営「投票率90%超も」”. 北海道新聞 . 2015年4月26日閲覧。
- ^ “44年ぶり選挙戦 現職が再選…清里町”. 読売新聞 . 2015年4月27日閲覧。
- ^ 「パワハラで職員が庁舎内で自殺、元上司を2階級降任 北海道清里町」【朝日新聞】2022年1月21日付
- ^ 清里じゃがいも焼酎(公式サイト)、2019年6月閲覧。
- ^ 朝日新聞デジタル「清里ジャガイモ焼酎40周年、仕込み始まる」、2015年9月23日付け。