火砕流台地
火砕流台地(かさいりゅうだいち、英: pyroclastic plateau)は、火砕流が流れた跡に残される火砕流堆積物で構成される台地。
概要
編集大規模な火山活動による火砕流は大量の堆積物を残す。この堆積物(火砕流台地)は噴出源を中心に非常にゆるい角度で傾斜し、厚さは数十mにもなり、噴出源の近辺では100mを越えることもある。そのため小規模な火砕流では形成されることはなく、体積が数十km3を超えなければ形成されない。
また、台風や地震などで簡単に崩壊することが知られており、岩手・宮城内陸地震では鬼首カルデラと向町カルデラの周辺に分布する火砕流台地が大規模に崩壊し、死者を出す被害がでている。
形成される過程
編集実例
編集脚注
編集- ^ 貝塚爽平編『世界の地形』東京大学出版会、1997年、71頁。ISBN 4-13-060714-6。
参考文献
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関連項目
編集外部リンク
編集- 火山の活動による地形 火砕流台地 - 国土地理院 日本の典型地形