Lempel-Ziv-Oberhumer
(LZOから転送)
Lempel-Ziv-Oberhumer (LZO) は、可逆データ圧縮アルゴリズムであり、解凍速度の速さに特徴がある。Markus Franz Xaver Johannes Oberhumer が1996年より開発していて、ライブラリとしての LZO とコマンドライン版の lzop がある。[1]
作者 | Markus Franz Xaver Johannes Oberhumer |
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初版 | 1996年5月20日 |
最新版 |
2.10
/ 2017年3月1日 |
プログラミング 言語 | C言語 |
対応OS | クロスプラットフォーム |
種別 | データ圧縮 |
ライセンス | GNU General Public License v2+ もしくは商用ライセンス |
公式サイト |
www |
設計
編集LZOは以下のような特徴があるアルゴリズムである。
- 圧縮速度はdeflate圧縮に匹敵する
- 解凍速度は非常に速い
- 圧縮時にはバッファ領域を必要とする(圧縮レベルによるが、8kBや64kB等である)
- 解凍時には解凍元・解凍先以外のメモリ領域は必要としない
- 圧縮品質と圧縮速度のバランスを指定できる。それは解凍速度に影響を与えない
実装
編集ライブラリは ANSI C で実装されており、GNU General Public License v2+ の下で利用できる。GPLとは異なるライセンスで利用できる商用版も販売している。Perl, Python, Javaの移植版もある。[1]
関連項目
編集- LZ4 – LZOの派生で、解凍速度が非常に速いアルゴリズム