DMOZ
Open Directory Project(オープン・ディレクトリー・プロジェクト)は、ボランティア方式で運営される世界最大のウェブディレクトリである。ODP のドメイン名には、Directory Mozilla を略したDMozが用いられ、ミラーサイトにはその初期の名称の NewHoo もある。 Netscape に売却され、現在では AOL Time Warner の傘下にある。 また、DMOZは、2017年3月17日(UTC)に運用を終了し、その機能はDMOZのエディターによって作られたミラーサイト dmoztools.netに引き継がれている。 その後、全てのコンテンツはcurlie.orgへ引き継がれ、2019年現在も活動している。
特徴
編集ODPに登録されているウェブサイトはカテゴリに分類され、カテゴリは担当のエディタによって管理されている。エディタをボランティアによるというやり方はオックスフォード英語辞典での先例をWorld Wide Webでの索引作りに取り入れたものである。
ODPは、オープンコンテントであり、その成果はRDFの形で毎週供給され、ライセンスを遵守する限り、無料で利用することができる。言語ごとやカテゴリごとなど、自由に改変して利用することが認められている。
また、下記の外部リンクにも紹介されている通り、RDFダンプを利用したディレクトリーサイトが多数存在しているため、Google等のロボット型検索エンジンのポジショニングを決定する際の指標のひとつであるとされているバックリンク対策として有効性が高いとされた時期があった。
歴史
編集ODPは、その初期の名称である GnuHoo や NewHoo が示すように、当時先行していたウェブディレクトリであるYahoo! への不満から出発した。その頃、Yahoo! の手法をビジネスモデルとみなして、ただ単にこれを真似ただけのウェブディレクトリが数多くあったが、その大部分が淘汰され、現在では消滅してしまっている。
年表
編集各国語別の利用状況
編集外部リンク
編集- The Directory of the Web
- dmozエディタ日記(エディタによる非公式のウェブログ)
- ODP[5]