ZDNet
ZDNet(ジーディーネット)は、アメリカ合衆国のニュースサイトである。日本版「ZDNet」は、朝日新聞社子会社の朝日インタラクティブが運営している。
概要
編集アメリカ合衆国のコンピュータ関連企業Ziff Davisの出版部門ジフ・デイビス・パブリッシングが1989年に開始した情報サービスである。2000年7月に CNET が買収した[1]。
ソフトバンクは、1995年11月にジフ・デイビス・パブリッシングを買収[2]したが、株価低迷により2000年に売却[3]した。
ZDNet Japan
編集初代
編集1997年9月にソフトバンク出版事業部(現:ソフトバンククリエイティブ)とアメリカZiff-Davisの合弁で、日本でITニュース情報サイト「ZDNet Japan」を開設した[4]。しかしソフトバンクはZiff-DavisをCNETに売却し、これに伴いアメリカのZDNetが企業向け情報へ傾注したことから、ZDNet Japanはライセンス契約の満了をもって2004年1月に「ITmedia」へブランド名を変更[5]。これをもってZDNetは日本から一時撤退し、ZDNet Japanは消滅した。
2代目
編集CNETの日本法人シーネットネットワークスジャパンにより、2005年4月に再び「ZDNet Japan」が開設された[6]。アメリカ版と同様に、企業向けIT関連ニュース、事例、ブログなどを配信していた。
しかし2008年5月15日にCNETがCBSコーポレーションに買収され[7]、CNETが運営するウェブメディアの整理統合が行われた。このため朝日新聞社が「GameSpot Japan」および「鉄道コム」とともに「ZDNet Japan」を継承し、翌2009年9月1日より、子会社の朝日インタラクティブによる運営を開始した[8][9]。
脚注
編集- ^ “オンラインニュース大手の米CNETが米ZDNetを買収”. INTERNET Watch. (2000年7月19日) 2012年8月4日閲覧。
- ^ “米国Ziff-Davis Publishing社の買収について”. ソフトバンク (1995年11月9日). 2012年8月4日閲覧。
- ^ “米国子会社ジフ・デイビス・インクの出版部門の売却について”. ソフトバンク (1999年12月7日). 2012年8月4日閲覧。
- ^ “インターネット上のコンピュータ専門誌「ZDNet Japan」を9月1日創刊”. ソフトバンク (1997年6月12日). 2022年10月12日閲覧。
- ^ “「ZDNet Japan」が「ITmedia」に名称変更へ”. INTERNET Watch. (2003年9月18日) 2012年8月4日閲覧。
- ^ “CNET Japan、新生「ZDNet Japan」を4月スタート~企業向けに特化”. INTERNET Watch. (2005年2月9日) 2012年8月4日閲覧。
- ^ Margaret Kane「CBS、CNET Networksを18億ドルで買収」ZDNet Japan、シーネットネットワークスジャパン株式会社、2008年5月16日
- ^ “朝日インタラクティブ株式会社を設立” (PDF). 朝日新聞社 (2009年9月1日). 2009年9月29日閲覧。
- ^ 「NEWS 朝日新聞、CNET Japanを事業継承 9月1日から運営へ」ITmedia、2009年7月1日