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「ヴァレンチノ (宝塚歌劇)」の版間の差分

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『'''ヴァレンチノ'''』は[[宝塚歌劇団]]のミュージカル作品。作・演出は[[小池修一郎]]{{Sfn|80年史|1994|p=319}}{{Sfn|80年史|1994|p=355}}{{Sfn|80年史|1994|p=364}}<ref name='dc2011'>[http://kageki.hankyu.co.jp/revue/backnumber/11/cosmos_dc_valentino/index.html 公演案内 2011年・シアター・ドラマシティ公演『ヴァレンチノ』(宝塚歌劇・公式)] 2015年6月28日閲覧。</ref><ref name='seinenkan2011'>[http://kageki.hankyu.co.jp/revue/backnumber/11/cosmos_seinenkan_valentino/index.html 公演案内 2011年3月・日本青年館公演『ヴァレンチノ』] 2015年6月28日閲覧。</ref><ref name='seinenkan2011-2'>[http://kageki.hankyu.co.jp/revue/backnumber/11/cosmos_seinenkan2_valentino/index.html 公演案内 2011年8月・日本青年館公演『ヴァレンチノ』] 2015年6月28日閲覧。</ref>。
『'''ヴァレンチノ'''』は[[宝塚歌劇団]]のミュージカル作品。作・演出は[[小池修一郎]]{{Sfn|80年史|1994|p=319}}{{Sfn|80年史|1994|p=355}}{{Sfn|80年史|1994|p=364}}<ref name='dc2011'>[http://kageki.hankyu.co.jp/revue/backnumber/11/cosmos_dc_valentino/index.html 公演案内 2011年・シアター・ドラマシティ公演『ヴァレンチノ』(宝塚歌劇・公式)] 2015年6月28日閲覧。</ref><ref name='seinenkan2011'>[http://kageki.hankyu.co.jp/revue/backnumber/11/cosmos_seinenkan_valentino/index.html 公演案内 2011年3月・日本青年館公演『ヴァレンチノ』] 2015年6月28日閲覧。</ref><ref name='seinenkan2011-2'>[http://kageki.hankyu.co.jp/revue/backnumber/11/cosmos_seinenkan2_valentino/index.html 公演案内 2011年8月・日本青年館公演『ヴァレンチノ』] 2015年6月28日閲覧。</ref>。

バウ・ミュージカル
「ヴァレンチノ-愛の彷徨(さすらい)-」(初演)と表記される。


==解説==
==解説==
※『宝塚歌劇100年史(舞台編)』の宝塚バウホール初演{{Sfn|100年史(舞台)|2014|p=227}}参考。
※『宝塚歌劇100年史(舞台編)』の宝塚バウホール初演{{Sfn|100年史(舞台)|2014|p=227}}参考。


[[イタリア]]からの移民・ルディーはシナリオライターのジューンに見いだされて大スターとなり、デザイナーのナターシャと結婚する。ショックを受けたジューンは姿を消し、そうなって初めて彼女への愛を確認したルディーだが、時すでに遅く彼は短い生涯を閉じるのであった。映画スター[[ルドルフ・ヴァレンチノ]]の恋愛をった作品。
[[イタリア]]からの移民・ルディーはシナリオライターのジューンに見いだされて大スターとなり、デザイナーのナターシャと結婚する。ショックを受けたジューンは姿を消し、その時初めて彼女への愛を確認したルディーだが、時すでに遅く彼は短い生涯を閉じるのであった。映画スター[[ルドルフ・ヴァレンチノ]]の夢・恋愛・人生、音楽、歌、ダンスで綴った作品。


小池修一郎の[[演出家]]デビュー作品。
小池修一郎の[[演出家]]デビュー作品。
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==出演者一覧(2011年)==
==出演者一覧(2011年)==
※シアター・ドラマシティ<ref>[http://archive.kageki.hankyu.co.jp/revue/backnumber/11/cosmos_dc_valentino/perform.html ドラマシティ出演者(宝塚歌劇・公式)] 2015年6月28日閲覧。</ref>・日本青年館<ref>[http://archive.kageki.hankyu.co.jp/revue/backnumber/11/cosmos_seinenkan_valentino/perform.html 3月・青年館出演者(宝塚歌劇・公式)] 2015年6月28日閲覧。</ref><ref>[http://archive.kageki.hankyu.co.jp/revue/backnumber/11/cosmos_seinenkan2_valentino/perform.html 8月・青年館出演者(宝塚歌劇・公式)] 2015年6月28日閲覧。</ref>共通。
※シアター・ドラマシティ<ref>[https://archive.kageki.hankyu.co.jp/revue/backnumber/11/cosmos_dc_valentino/perform.html ドラマシティ出演者(宝塚歌劇・公式)] 2015年6月28日閲覧。</ref>・日本青年館<ref>[https://archive.kageki.hankyu.co.jp/revue/backnumber/11/cosmos_seinenkan_valentino/perform.html 3月・青年館出演者(宝塚歌劇・公式)] 2015年6月28日閲覧。</ref><ref>[https://archive.kageki.hankyu.co.jp/revue/backnumber/11/cosmos_seinenkan2_valentino/perform.html 8月・青年館出演者(宝塚歌劇・公式)] 2015年6月28日閲覧。</ref>共通。
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*[[寿つかさ]]
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*[[七生眞希]]
*[[実羚淳]]
*[[実羚淳]]
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==主な配役==
==主な配役==
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*ナターシャ・ランボア - [[明都ゆたか]]{{Sfn|80年史|1994|p=319}}
*ナターシャ・ランボア - [[明都ゆたか]]{{Sfn|80年史|1994|p=319}}
*ジョージ・ウルマン - [[古代みず希]]{{Sfn|80年史|1994|p=319}}
*ジョージ・ウルマン - [[古代みず希]]{{Sfn|80年史|1994|p=319}}
*アラ・ナジモヴァ - [[花鳥いつき]]{{Sfn|80年史|1994|p=319}}
*[[アラ・ナジモヴァ]] - [[花鳥いつき]]{{Sfn|80年史|1994|p=319}}
*ラスキー - [[沙羅けい]]{{Sfn|80年史|1994|p=319}}
*ラスキー - [[沙羅けい]]{{Sfn|80年史|1994|p=319}}
*デソウル - [[名月かなで]]{{Sfn|80年史|1994|p=319}}
*デソウル - [[名月かなで]]{{Sfn|80年史|1994|p=319}}
*ビアンカ - [[上代粧子]]{{Sfn|80年史|1994|p=319}}
*ビアンカ - [[上代粧子]]{{Sfn|80年史|1994|p=319}}
*アリス - [[桂あさひ]]


===1992年(主な配役)===
===1992年(主な配役)===
※役柄は出典していない(2022年8月現在)
*ルドルフ・ヴァレンチノ(ルディー) - 杜けあき{{Sfn|80年史|1994|p=355}}
*ジューンマシス - [[紫とも]]{{Sfn|80年史|1994|p=355}}
*ルドルフヴァレンチノ(ルディー) - 杜けあき{{Sfn|80年史|1994|p=355}}
*ナターシ・ラムボア - [[高嶺ふぶき]]{{Sfn|80年史|1994|p=355}}
*ジュン・マス(シナリオ・ライター) - [[紫とも]]{{Sfn|80年史|1994|p=355}}
*デソウル - [[海峡ひろき]]{{Sfn|80年史|1994|p=355}}
*ナターシャ・ラムボア(ディーの妻。デザイナー) - [[高嶺ふぶき]]{{Sfn|80年史|1994|p=355}}
*ジョージ・ウルマ - 古代みず希{{Sfn|80年史|1994|p=355}}
*デソウル(フィアのボス) - [[海峡ひろき]]{{Sfn|80年史|1994|p=355}}
*ジョージ・ウルマン(メトロ映画の宣伝係。かねてからジューンに求婚している。ヴァレンチノとも良き友人) - 古代みず希{{Sfn|80年史|1994|p=355}}
*ナシモヴァ - [[邦なつき]]{{Sfn|80年史|1994|p=355}}
*アラ・ナジモヴァ(帝政ロシアの大女優。「[[椿姫 (1921年の映画)|椿姫]]」の相手役にヴァレンチノを採用する。ナターシャを気に入り、衣装デザインから装置まですべて任せている) - [[邦なつき]]{{Sfn|80年史|1994|p=355}}
*ラスキー - [[箙かおる]]{{Sfn|80年史|1994|p=355}}
*テック・ギナン - [[京三紗]]{{Sfn|80年史|1994|p=355}}
*キー(パラマウト映画の副社長。ヴァレンチノをメトロ映画から引き抜いて世界のスターに育てる) - [[箙かおる]]{{Sfn|80年史|1994|p=355}}
*メロソ - [[和光一]]{{Sfn|80年史|1994|p=355}}
*テックス・ギナン(ニュヨークのもぐり酒場“クラブ21”の女経営者) - [[京三紗]]{{Sfn|80年史|1994|p=355}}
*アリス - [[純名里沙]]{{Sfn|80年史|1994|p=355}}
*メロソープ(エジプト人の占い師。骨占いでヴァレンチノやナターシャ、ラキー等の運命を予言する) - [[和光一]]{{Sfn|80年史|1994|p=355}}
*ンカ - [[早原みゆ紀]]{{Sfn|80年史|1994|p=355}}
*アリス(ジョージの秘書) - [[純名里沙]]{{Sfn|80年史|1994|p=355}}
*ビアンカ(デソウルの情婦。ダンサーのヴァレンチノに惚れ込んで面倒な事態を引き起こす) - [[早原みゆ紀]]{{Sfn|80年史|1994|p=355}}


===1993年(主な配役)===
===1993年(主な配役)===
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*デソウル - 海峡ひろき{{Sfn|80年史|1994|p=364}}
*デソウル - 海峡ひろき{{Sfn|80年史|1994|p=364}}
*ジョージ・ウルマン - 古代みず希{{Sfn|80年史|1994|p=364}}
*ジョージ・ウルマン - 古代みず希{{Sfn|80年史|1994|p=364}}
*アラ・ナモヴァ - 邦なつき{{Sfn|80年史|1994|p=364}}
*アラ・ナモヴァ - 邦なつき{{Sfn|80年史|1994|p=364}}
*ラスキー - 箙かおる{{Sfn|80年史|1994|p=364}}
*ラスキー - 箙かおる{{Sfn|80年史|1994|p=364}}
*テックス・ギナン - 京三紗{{Sfn|80年史|1994|p=364}}
*テックス・ギナン - 京三紗{{Sfn|80年史|1994|p=364}}
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===2011年(主な配役)===
===2011年(主な配役)===
※下記のデータはドラマシティ・青年館共通。
※下記のデータはドラマシティ・青年館共通。
*ルドルフ・ヴァレンチノ(ルディー) - 大空祐飛<ref name="dc2011cast">[http://archive.kageki.hankyu.co.jp/revue/backnumber/11/cosmos_dc_valentino/cast.html ドラマシティ配役(宝塚歌劇・公式)] 2015年6月28日閲覧。</ref><ref name="3tokyocast">[http://archive.kageki.hankyu.co.jp/revue/backnumber/11/cosmos_seinenkan_valentino/cast.html 3月・青年館配役(宝塚歌劇・公式)] 2015年6月28日閲覧。</ref><ref name="8tokyocast">[http://archive.kageki.hankyu.co.jp/revue/backnumber/11/cosmos_seinenkan2_valentino/cast.html 8月・青年館配役(宝塚歌劇・公式)] 2015年6月28日閲覧。</ref>
*ルドルフ・ヴァレンチノ(ルディー) - 大空祐飛<ref name="dc2011cast">[https://archive.kageki.hankyu.co.jp/revue/backnumber/11/cosmos_dc_valentino/cast.html ドラマシティ配役(宝塚歌劇・公式)] 2015年6月28日閲覧。</ref><ref name="3tokyocast">[https://archive.kageki.hankyu.co.jp/revue/backnumber/11/cosmos_seinenkan_valentino/cast.html 3月・青年館配役(宝塚歌劇・公式)] 2015年6月28日閲覧。</ref><ref name="8tokyocast">[https://archive.kageki.hankyu.co.jp/revue/backnumber/11/cosmos_seinenkan2_valentino/cast.html 8月・青年館配役(宝塚歌劇・公式)] 2015年6月28日閲覧。</ref>
*ジューン・マシス - 野々すみ花<ref name="dc2011cast"/><ref name="3tokyocast"/><ref name="8tokyocast"/>
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*ヘレン・ローズ - 花露すみか<ref name="dc2011cast"/><ref name="3tokyocast"/><ref name="8tokyocast"/>
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*[[ビーブ・ダニエルズ]] - 妃宮さくら<ref name="dc2011cast"/><ref name="3tokyocast"/><ref name="8tokyocast"/>
*ナターシャ・ランボア - 七海ひろき<ref name="dc2011cast"/><ref name="3tokyocast"/><ref name="8tokyocast"/>
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*アリス - 瀬音リサ<ref name="dc2011cast"/><ref name="3tokyocast"/><ref name="8tokyocast"/>
*アリス - 瀬音リサ<ref name="dc2011cast"/><ref name="3tokyocast"/><ref name="8tokyocast"/>
==主な楽曲==
*アランチャ
(作詞:小池修一郎 作・編曲 [[吉崎憲治]])
*ラテン・ラバー
*ボンジョルノ!自由の女神

*ウェスト・コースト
*奇跡
*運命の糸
*インスピレーション
*夢の行方

==ビデオソフト・CS放送==
※初演時の好評もあり、バウホール再演にあたって実況収録が行われ、著作権問題の絡む一部場面を編集のうえ、1992年10月、バウホール公演実況ビデオ第1号として発売された(発売:宝塚企画<ref group="注">社名は当時。現社名:宝塚クリエイティブアーツ。</ref>)。宝塚興行の中心・本公演<ref group="注">劇団本拠・宝塚大劇場や東京宝塚劇場での公演。</ref>の実況ビデオ定期発売開始の約2年前であり、小劇場向けながら、作品への反響の大きさが窺える。<br>

※上記のVHS版(レンタルも有)はディスクで再販されることはなかったが、宝塚歌劇専門CS局・[[TAKARAZUKA SKY STAGE]](スカイステージ)で、VHS版ではカットされていた場面も含めての、更に長時間の実況映像放映が実現している。

==備考==
※演出助手時代の小池はショー、レビュー作品の助手を多く務めていたため、演出家デビュー決定の後、デビュー企画としてショー作品の案を練っていたという。しかし劇団からは芝居の企画案を求められ、その意向に応えて小池が複数の企画案を練って提出したところ<ref group="注">当時小池は「華麗なるギャツビー」ミュージカル化の構想も持っており、同作についての企画案も共に提出していた。この企画は埋もれることなく、1991年に本公演の小池作品として実現している。</ref>、選ばれたのが本作の企画案だった。<br>

※初演が好評を博し、再演の際には東京・名古屋に東上公演も果たし、その後約25年を経てドラマシティ公演として更に再演されるなど、根強い人気を誇る作品となっている。

==関連項目==
*「愛の詩(ポエム)」杜けあき(TMPC-115/CD) アランチャ/ラテン・ラバー収録


== 脚注 ==
== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
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===注釈===
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{{Reflist|group="注"|2}}
===出典===
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==参考文献==
==参考文献==
* {{Cite book|和書|author=企画・構成・執筆:[[橋本雅夫]]、編集統括:[[北川方英]]|title=夢を描いて華やかに -宝塚歌劇80年史-|publisher=[[宝塚歌劇団]]|date=1994年|isbn=4-924333-11-5|ref={{SfnRef|80年史|1994}} }}
* {{Cite book|和書|author=企画・構成・執筆:[[橋本雅夫]]、編集統括:[[北川方英]]|title=夢を描いて華やかに -宝塚歌劇80年史-|publisher=[[宝塚歌劇団]]|date=1994年|isbn=4-924333-11-5|ref={{SfnRef|80年史|1994}} }}
* {{宝塚歌劇100年史 舞台編}}
* {{宝塚歌劇100年史 舞台編}}
*実況CD「TMPC153~154(収録日:1992年8月25)」宝塚音楽出版


==外部リンク==
==外部リンク==
*[https://www.tca-pictures.net/music/cgi-bin/detail.cgi?goods_code=TZK-718 雪組 バウホール('92)「ヴァレンチノ 配信deタカラヅカページ」]
*[http://kageki.hankyu.co.jp/revue/backnumber/11/cosmos_dc_valentino/index.html 宝塚歌劇・公式公演案内 2011年・シアター・ドラマシティ公演『ヴァレンチノ』]
*[http://kageki.hankyu.co.jp/revue/backnumber/11/cosmos_dc_valentino/index.html 宝塚歌劇・公式公演案内 2011年・シアター・ドラマシティ公演『ヴァレンチノ』]
*[http://kageki.hankyu.co.jp/revue/backnumber/11/cosmos_seinenkan_valentino/index.html 宝塚歌劇・公式公演案内 2011年3月・日本青年館公演『ヴァレンチノ』]
*[http://kageki.hankyu.co.jp/revue/backnumber/11/cosmos_seinenkan_valentino/index.html 宝塚歌劇・公式公演案内 2011年3月・日本青年館公演『ヴァレンチノ』]
*[http://kageki.hankyu.co.jp/revue/backnumber/11/cosmos_seinenkan2_valentino/index.html 宝塚歌劇・公式公演案内 2011年8月・日本青年館公演『ヴァレンチノ』]
*[http://kageki.hankyu.co.jp/revue/backnumber/11/cosmos_seinenkan2_valentino/index.html 宝塚歌劇・公式公演案内 2011年8月・日本青年館公演『ヴァレンチノ』]
* [http://www.hankyu-bunka.or.jp/archive/?app=shiryo&mode=list&list_id=194 阪急文化アーカイブズ]


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[[Category:1986年の舞台作品]]
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[[Category:小池修一郎]]
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[[Category:芸能界を舞台とした作品]]
[[Category:芸能界を舞台とした作品]]
[[Category:俳優を題材とした作品]]
[[Category:ハリウッドを舞台とした作品]]
[[Category:イタリア系アメリカ人|作品]]

2024年10月13日 (日) 21:51時点における最新版

ヴァレンチノ』は宝塚歌劇団のミュージカル作品。作・演出は小池修一郎[1][2][3][4][5][6]

バウ・ミュージカル 「ヴァレンチノ-愛の彷徨(さすらい)-」(初演)と表記される。

解説

[編集]

※『宝塚歌劇100年史(舞台編)』の宝塚バウホール初演[7]参考。

イタリアからの移民・ルディーはシナリオライターのジューンに見いだされて大スターとなり、デザイナーのナターシャと結婚する。ショックを受けたジューンは姿を消し、その時初めて彼女への愛を確認したルディーだが、時すでに遅く、彼は短い生涯を閉じるのであった。映画スタールドルフ・ヴァレンチノの夢・恋愛・人生を、音楽、歌、ダンスで綴った作品。

小池修一郎の演出家デビュー作品。

公演記録

[編集]
1986年雪組
4月19日から5月5日まで宝塚バウホール[1]にて公演。
形式名は「バウ・ミュージカル[1]」、2幕[7]、副題は「愛の彷徨(さすらい)[1]」。
1992年・雪組
8月22日から9月5日まで宝塚バウホール[2]にて公演。
形式名は「バウ・ミュージカル[2]」、2幕[8]
1993年・雪組
1月19日から1月29日まで東京・日本青年館[3]にて公演。
2月1日から2月9日まで名古屋・中日劇場[3]にて公演。
形式名は「バウ・ミュージカル[3]」、2幕[8]
2011年・宙組
3月8日(火)から3月20日(日)まで大阪・シアター・ドラマシティにて公演[4]
3月26日(土)から4月2日(土)まで東京・日本青年館にて公演予定であった[5]。 *東日本大震災のため中止になった。
8月13日(土)から8月19日(金)まで東京・日本青年館にて公演[6]
形式名は「ミュージカル[9]」、2幕[9]

スタッフ

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1986年(スタッフ)

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1992年(スタッフ)

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1993年(スタッフ)

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2011年(スタッフ)

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  • 作曲・編曲:吉崎憲治
  • 振付:AYAKO桜木涼介
  • 装置:大橋泰弘
  • 衣装:有村淳
  • 照明:勝柴次朗
  • 音響:大坪正仁
  • 小道具:伊集院撤也
  • イタリア語指導:マッテオ・レッキア・トーニ
  • 歌唱指導:楊淑美
  • 演出助手:生田大和
  • 録音演奏:宝塚ニューサウンズ
  • 制作:中西達也

出演者一覧(2011年)

[編集]

※シアター・ドラマシティ[10]・日本青年館[11][12]共通。

主な配役

[編集]

1986年(主な配役)

[編集]

1992年(主な配役)

[編集]

※役柄は出典していない(2022年8月現在)

  • ルドルフ・ヴァレンチノ(ルディー) - 杜けあき[2]
  • ジューン・マシス(シナリオ・ライター) - 紫とも[2]
  • ナターシャ・ラムボア(ルディーの妻。デザイナー) - 高嶺ふぶき[2]
  • デソウル(マフィアのボス) - 海峡ひろき[2]
  • ジョージ・ウルマン(メトロ映画の宣伝係。かねてからジューンに求婚している。ヴァレンチノとも良き友人) - 古代みず希[2]
  • アラ・ナジモヴァ(帝政ロシアの大女優。「椿姫」の相手役にヴァレンチノを採用する。ナターシャを気に入り、衣装デザインから装置まですべて任せている) - 邦なつき[2]
  • ラスキー(パラマウント映画の副社長。ヴァレンチノをメトロ映画から引き抜いて世界のスターに育てる) - 箙かおる[2]
  • テックス・ギナン(ニューヨークのもぐり酒場“クラブ21”の女経営者) - 京三紗[2]
  • メロソープ(エジプト人の占い師。骨占いでヴァレンチノやナターシャ、ラスキー等の運命を予言する) - 和光一[2]
  • アリス(ジョージの秘書) - 純名里沙[2]
  • ビアンカ(デソウルの情婦。ダンサーのヴァレンチノに惚れ込んで面倒な事態を引き起こす) - 早原みゆ紀[2]

1993年(主な配役)

[編集]

※下記のデータは青年館・中日劇場共通。

  • ルドルフ・ヴァレンチノ - 杜けあき[3]
  • ジューン・マシス - 紫とも[3]
  • ナターシャ・ラムボア - 高嶺ふぶき[3]
  • デソウル - 海峡ひろき[3]
  • ジョージ・ウルマン - 古代みず希[3]
  • アラ・ナジモヴァ - 邦なつき[3]
  • ラスキー - 箙かおる[3]
  • テックス・ギナン - 京三紗[3]

2011年(主な配役)

[編集]

※下記のデータはドラマシティ・青年館共通。

  • ルドルフ・ヴァレンチノ(ルディー) - 大空祐飛[13][14][15]
  • ジューン・マシス - 野々すみ花[13][14][15]

主な楽曲

[編集]
  • アランチャ

(作詞:小池修一郎 作・編曲 吉崎憲治)

  • ラテン・ラバー
  • ボンジョルノ!自由の女神
  • ウェスト・コースト
  • 奇跡
  • 運命の糸
  • インスピレーション
  • 夢の行方

ビデオソフト・CS放送

[編集]

※初演時の好評もあり、バウホール再演にあたって実況収録が行われ、著作権問題の絡む一部場面を編集のうえ、1992年10月、バウホール公演実況ビデオ第1号として発売された(発売:宝塚企画[注 1])。宝塚興行の中心・本公演[注 2]の実況ビデオ定期発売開始の約2年前であり、小劇場向けながら、作品への反響の大きさが窺える。

※上記のVHS版(レンタルも有)はディスクで再販されることはなかったが、宝塚歌劇専門CS局・TAKARAZUKA SKY STAGE(スカイステージ)で、VHS版ではカットされていた場面も含めての、更に長時間の実況映像放映が実現している。

備考

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※演出助手時代の小池はショー、レビュー作品の助手を多く務めていたため、演出家デビュー決定の後、デビュー企画としてショー作品の案を練っていたという。しかし劇団からは芝居の企画案を求められ、その意向に応えて小池が複数の企画案を練って提出したところ[注 3]、選ばれたのが本作の企画案だった。

※初演が好評を博し、再演の際には東京・名古屋に東上公演も果たし、その後約25年を経てドラマシティ公演として更に再演されるなど、根強い人気を誇る作品となっている。

関連項目

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  • 「愛の詩(ポエム)」杜けあき(TMPC-115/CD) アランチャ/ラテン・ラバー収録

脚注

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注釈

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  1. ^ 社名は当時。現社名:宝塚クリエイティブアーツ。
  2. ^ 劇団本拠・宝塚大劇場や東京宝塚劇場での公演。
  3. ^ 当時小池は「華麗なるギャツビー」ミュージカル化の構想も持っており、同作についての企画案も共に提出していた。この企画は埋もれることなく、1991年に本公演の小池作品として実現している。

出典

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参考文献

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  • 企画・構成・執筆:橋本雅夫、編集統括:北川方英『夢を描いて華やかに -宝塚歌劇80年史-』宝塚歌劇団、1994年。ISBN 4-924333-11-5 
  • 監修・著作権者:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(舞台編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14600-3 
  • 実況CD「TMPC153~154(収録日:1992年8月25)」宝塚音楽出版

外部リンク

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