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「長母音」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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Haruharu (会話 | 投稿記録)
超長母音がウラル語族にのみ見られるという記述は誤りのため削除
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[[アメリカ合衆国]]で用いられている[[英語]]では、[[アクセント]]がある緊張母音は長母音になるが、長さ自体は意味の弁別に機能しない。
[[アメリカ合衆国]]で用いられている[[英語]]では、[[アクセント]]がある緊張母音は長母音になるが、長さ自体は意味の弁別に機能しない。

英語においてlong vowel (長母音)というと[[フォニックス]]教育の影響から、実際の発音の長短よりもアルファベットのA, E, I, O, Uと同じ読み方(文字名と)の母音を指すことが多い。したがって音声学的には記号ːで表される「長母音」であってもそう呼ばれない場合があり(短母音についても同様)、母音の長短については混乱を招きやすい。


==表記==
==表記==

2011年9月30日 (金) 07:09時点における版

長母音(ながぼいん、ちょうぼいん)とは母音の持続時間が長いものをいう。これと対照的に持続時間が短いものは短母音(みじかぼいん、たんぼいん)と呼ばれる。

概要

長短の違いで意味の弁別を行う言語があり、日本語はその代表的な例である。中にはエストニア語のように短・長・超長の三段階で意味を区別する言語もあるが、非常に珍しい。

アメリカ合衆国で用いられている英語では、アクセントがある緊張母音は長母音になるが、長さ自体は意味の弁別に機能しない。

英語においてlong vowel (長母音)というとフォニックス教育の影響から、実際の発音の長短よりもアルファベットのA, E, I, O, Uと同じ読み方(文字名と)の母音を指すことが多い。したがって音声学的には記号ːで表される「長母音」であってもそう呼ばれない場合があり(短母音についても同様)、母音の長短については混乱を招きやすい。

表記

国際音声記号では母音の後ろに記号[ː]をつけて長母音を表す。短母音は何も記号をつけないことで表される。このほか、[ˑ](半長)と[  ̆ ](超短)の記号が用意されている。