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「Wikipedia:ウィキペたん」の版間の差分

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== Wikipedia 外での利用 ==
== Wikipedia 外での利用 ==


2006年9月、イギリスのゲーム雑誌「[[Games™]]([[:en:games™|英語版]])」のissue 48, page 30においてWikipe-tanが登場しました。記事自体はティム・ロジャース特派員による日本の[[メイド喫茶]]についてのもので、Wikipediaとは何の関連もないものでしたが、紙面の半分をWikipe-tanが埋めました。
2006年9月、イギリスのゲーム雑誌「[[:en:games™|games™]]」のissue 48, page 30においてWikipe-tanが登場しました。記事自体はティム・ロジャース特派員による日本の[[メイド喫茶]]についてのもので、Wikipediaとは何の関連もないものでしたが、紙面の半分をWikipe-tanが埋めました。


2006年10月12日、香港の[[蘋果日報 (香港)|蘋果日報]]のリ・シェンシュン氏がWikipe-tanについての短い記事を掲載し、GFDLライセンスによってWikipe-tanの利用がWikipedia内で広がっていることを紹介しました。
2006年10月12日、香港の[[蘋果日報 (香港)|蘋果日報]]のリ・シェンシュン氏がWikipe-tanについての短い記事を掲載し、GFDLライセンスによってWikipe-tanの利用がWikipedia内で広がっていることを紹介しました。

2020年12月17日 (木) 13:28時点における版

ウィキペたん、Kasuga~jawiki

ウィキペたん (Wikipe-tan) は、ウィキペディアの非公式擬人化キャラクターです。

説明

Wikipe-tan(ウィキペたん)は画像から分かるように日本発祥で、萌え擬人化がされています。よくWikipediaを利用する人以外には、あまり有名ではありません。

ウィキペたんは、2006年1月に行われた ウィキペディア・マスコット投票(すでに終了しており、「ウィキピード」が選ばれています。なお、ウィキペたんは27候補中3位、マスコット不要論も含めると4位でした)にエントリーされていることから、それ以前には知られていたものと思われます。

初出の場所は明らかになっていません。一説にはOSたんコンビニたんなどと同様、「ふたば☆ちゃんねる」であるといわれています。ウィキペディア・マスコット投票期間中の2006年1月5日、マスコット投票ページにおいて、とある IPユーザーが「OS-tan」のような「Wikipe-tan」というマスコットを作ればどうか、と書き込んだことをきっかけに、1月8日に日本のウィキペディアンである Kasuga~jawiki氏が「ふたば☆ちゃんねる」に最初の画像を投稿し、この後に別のユーザーの手により ウィキペたんの画像が投票ページに登場したといわれています。

2006年6月頃、OS-tan(「OSたん」の英語版記事)に「その他の擬人化」として登場しました。同時期、英語版 WikiProject Anime and manga においてマスコットキャラクターとして採用され、同ウィキプロジェクトアイコンになりました。それまで同ウィキプロジェクトのアイコンには漫画『美鳥の日々』の美鳥のイメージが使われていましたが、著作権侵害の疑念を払拭するためにオリジナルのキャラクターが求められていました。このとき挙げられていた複数の候補から、すでにウィキメディア・コモンズにて公開されていた Kasuga~jawiki氏の筆による「ウィキペたん」が支持を集め、採用されました。

ウィキペたんは初出こそ明らかにされていないものの、よく取り上げられるイラストの多くは海外コミック事情への造詣も深い Kasuga~jawiki氏の手によるものであり、GFDL 下で提供され、日本国外に受け入れられていきました。2006年8月には、「萌え擬人化」を紹介する画像として英語版ウィキペディア:Featured picture の候補に推薦されての議論の結果、2006年10月2日に英語版ウィキペディアのトップページの「 Picture of the day 」となりました。ただし、この急速な広がり方には戸惑いもあり、日本語版ウィキペディアでは2006年6月に「ウィキペたん」の記事を削除するべきかどうかの議論が行われました(Wikipedia:削除依頼/ウィキぺたんを参照)。

2007年6月、改変されたウィキペたんの画像が英語版のロリコンの記事(英語版ウィキペディア:Lolicon)に使われそうになりましたが、ジミー・ウェールズはこれを「コミュニティのマスコットが少女性愛のシンボルとして利用されるのは許されない」として、改変された画像はウィキメディア・コモンズから削除されています。なお、該当記事の画像については、ウィキペたんとは無関係の別画像を用いるということで解決されました。

Wikipedia 外での利用

2006年9月、イギリスのゲーム雑誌「games™」のissue 48, page 30においてWikipe-tanが登場しました。記事自体はティム・ロジャース特派員による日本のメイド喫茶についてのもので、Wikipediaとは何の関連もないものでしたが、紙面の半分をWikipe-tanが埋めました。

2006年10月12日、香港の蘋果日報のリ・シェンシュン氏がWikipe-tanについての短い記事を掲載し、GFDLライセンスによってWikipe-tanの利用がWikipedia内で広がっていることを紹介しました。

2006年秋に香港大学の二人のウィキペディアンがWikipe-tanのコスプレを行い、うち向映晴("Heung Ying Ching" Serene LAU) 氏が地元誌「Easy Finder」(壹本便利)のインタビューを受け[1][2]、さらに蘋果日報にも紹介されました。ただし、両紙ともこのコスプレがWikipedia公式のものであるかのような事実誤認をしています[3]

2007年6月15日、ドイツ・ドレスデンの新聞「Dresdner Neueste Nachrichten」がマンガの多様性に関する特集記事を掲載しましたが、フロントページの目次欄に記事概要とともにWikipe-tanの画像が登場しています

2008年6月1日、イギリス・オブザーバー紙が、「Girl geeks find manga haven」(オタクの女の子、マンガの避難港を見つける、World, Page 35, 2008-06-01, by Justin McCurry)と題して、女性向けオタク市場の拡大についての東京特派員ジャスティン・マッカリー氏による記事を掲載しました[4]。記事内にはセーラー服のWikipe-tanの画像の一部が使われましたが、WikipediaやWikipe-tan、GFDLライセンスについての言及は特にありませんでした。

ウィキメディア香港では、ウィキペたんのイメージとコスプレをマスコットとしてイベントや宣伝に用いていることがあります。

ギャラリー

コモンズのリンクも参照。

各言語版での採用状況

関連項目