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M95 (天体)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
M95
Messier 95
M95
M95
仮符号・別名 NGC 3351[1]
星座 しし座
見かけの等級 (mv) 9.73[1]
視直径 4.797' × 4.221'[1]
分類 SB(r)b(棒渦巻銀河[1]
発見
発見日 1781年3月20日[2]
発見者 ピエール・メシャン[2]
発見方法 望遠鏡による観測
位置
元期:J2000.0
赤経 (RA, α)  10h 43m 57.733s[1]
赤緯 (Dec, δ) +11° 42′ 13.00″[1]
赤方偏移 0.002595[1]
視線速度 (Rv) 777 km/s[1]
距離 3800万光年[2](約12Mpc)
M95の位置
M95の位置
Template (ノート 解説) ■Project

座標: 星図 10h 43m 57.733s, +11° 42′ 13.00″ M95(NGC 3351)はしし座にある棒渦巻銀河である。

概要

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左がM95、右がM96

M95とM96は40'離れ低倍率で同視野に入る。M95は双眼鏡で極めて微かに見える。口径10cmの望遠鏡でも空の条件にもよるが、中心部と周辺の拡散部が微かに見える程度である。棒渦巻構造の腕をはっきり確認するには口径50cm程度の望遠鏡を必要とする。

観測史

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M96とともに、1781年3月20日にピエール・メシャンによって発見された[2]

シャルル・メシエは「53番星の上にある星のない星雲。微光」と記した[3]ジョン・ハーシェルは「明るく大きくまるい。中央に核があり、徐々に明るくなっている」とした[3]。スミスは「視野のNfとSfの間にただ2個の星がある澄んだ白い色をした星雲。星雲はまるく明るく北よりも南の方がはっきりとしている」とした[3]ロス卿は「2個の楕円形。中心部はおそらく分解できる」とした。

2012年3月16日に、IIP型超新星SN2012aw」が発見された。偶然、超新星が発生する直前のM95の写真が撮影されており、超新星の最初期の状態の観測が可能であった[4]

出典

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  1. ^ a b c d e f g h SIMBAD Astronomical Database”. Results for NAME M95. 2016年1月20日閲覧。
  2. ^ a b c d Hartmut Frommert,Christine Kronberg (2012年3月20日). “Messier Object 95”. SEDS. 2016年1月20日閲覧。
  3. ^ a b c Hartmut Frommert, Christine Kronberg (2006年5月21日). “Messier 95 - Observations and Descriptions”. SEDS. 2016年1月20日閲覧。
  4. ^ 輝きを増す超新星、近くの銀河で発見”. ナショナルジオグラフィック (2012年3月21日). 2016年1月20日閲覧。

参考文献

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  • 中野繁『星雲星団の観測』恒星社厚生閣、1978年。ISBN 978-4769900559 
  • 浅田英夫『星雲星団ウォッチング』地人書館、1996年2月。ISBN 978-4805205013 
  • 渡部潤一『メシエ天体のすべて - 夜空に光るM1からM110まで』ニュートンプレスニュートン別冊〉、2007年1月。ISBN 978-4315517910