【社説】終戦宣言、韓米連合体制を毀損してはならない
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2018.04.21 13:52
4・27南北首脳会談に向けて韓半島(朝鮮半島)終戦宣言が推進されている。文在寅(ムン・ジェイン)大統領は青瓦台(チョンワデ、大統領府)で先日開いた報道機関社長団との懇談会で、「65年間続いてきた停戦体制を終わらせ、終戦宣言を経て平和協定の締結に進まなければいけない」と述べた。これに対し米国務省は「休戦(停戦)協定の公式的な終息を見たい」とし、トランプ米大統領は17日の安倍首相との首脳会談で「終戦問題の議論を祝福する」と話した。中国も外務省の華春瑩報道官を通じて「韓半島の平和体制構築を支持する」と論評した。
文大統領の発言や米国・中国の希望通り停戦体制を平和体制に転換するのは祝福を受けることに違いない。停戦協定は民族の悲劇である韓国戦争(朝鮮戦争)を中断するために1953年に締結し、その結果、韓半島は今まで休戦状態を維持してきた。にもかかわらず北朝鮮は江陵(カンヌン)武装共産軍事件、韓国哨戒艦「天安」爆沈、延坪島(ヨンピョンド)砲撃など多くの挑発を続けてきた。今はもう核兵器まで開発して脅威を与えている。韓国の国民は北朝鮮の挑発に絶えず苦しめられ、韓半島に永久的な平和が定着することを強く望んでいる。したがって「停戦体制」の「平和体制」転換は重要であり原論的に正しいことだ。