元TBSアナ・39歳「スーパーの半額刺身で…」地元に出戻った私のリアルな食事情
2010年にTBSに入社し、『朝ズバッ!』『報道特集』などを担当したのち、2016年に退社したアンヌ遙香さん(39歳・以前は小林悠として活動)。
連載「アンヌ遙香の北海道シングルライフ」を読む
第4回となる本記事では、自身の“日々の食事事情”をおおくりします(以下、アンヌさんの寄稿)。
私が生活する北海道。どこで何を食べてもおいしいと道外の方にもよく言われますし、実はどさん子である私たちもその自負は強いといえます。
先日は秋の一大イベント、札幌大通公園で開催された「さっぽろオータムフェスト」に繰り出してきました。本格的なお食事の数々をオープンスペースで賑やかに楽しむことができるというのが売り。ビアガーデンも最高ですが、実はこちらのほうが好き! という方も私の周りに多くいらっしゃいます。
蟹の甲羅焼きやら、ジューシーで大きなこだわりの柔らかザンギ、なんと白子の天ぷらまで食べられてしまうなんて、さすが食の王国。これこそが北海道に住んでいる醍醐味だと満喫してきたわけですが……。
仲良しとこうしたイベントやら外食に繰り出し美味しいものをたらふく食べることは、もはや私にとって趣味であり、かつ貴重な栄養摂取の場といっても過言ではないかもしれません。と言いますのも、私が直面する“おひとり様の食問題”、非常に根深いものがあるのです。
同居の父は自由なアメリカ人。食事は自分の好きなものを好きなように作りたいというこだわりがあるようで、食事については「毎食一人分を自炊」が我が家の独自ルール。私は家事が好きだという自負はありますが、お掃除や整理整頓などに比べて、圧倒的に料理に対して情熱が持てないという悩みがありまして……。
同居しているパートナーや家族のために料理を作るという生活に慣れると、例えば急に「今夜は晩御飯いらないから!」と電話がかかってきたら……その日の自分のためのご飯は非常に簡単なもので済ませようとする現象、あるあるではないかと思うのです。いかがでしょうか?
おひとり様の私は、この現象が毎日続くわけです。はっきり言います。自分だけのためにしっかりとしたお食事を作ろうとどうしても思えないのです!
実は以前こちらのエッセイ連載で、自分だけのために、例えばおひたしなんて作る気は起きない……と記したところ、一部からお叱りの声をいただきました。
「毎回外食にするつもりですか!? どんだけ贅沢なんですか!」というようなご意見を賜ったのですが、全然そういう意味ではないのですよ。
やっぱり、誰かに作ってあげるという目的があるからこそ、きちんと味見もするし、彩りも考えるし、栄養バランスのことを考えて多くの野菜を購入したりするということ、現実的に絶対あると思うんですよね。
もちろん、お料理がもともと好きで、自分一人であってもしっかりと美しく栄養バランスが優れたものを作ることが得意だという方もいらっしゃるのも事実です。それは重々承知しているのですが!! 私はなかなかそのレベルに達せられないのですよ。
だからといって、あまりにも手を抜きすぎた食生活をしていると、如実に肌に現れるのがアラフォーの切ないところ。
TBS退社後は一般男性と結婚、アナウンサーとしての活動を休止し、表立った活動はほとんどありませんでした。2024年8月31日、自身のインスタグラムで婚姻関係の解消を報告。故郷である北海道に“出戻り”、38歳で再スタートを切ったアンヌさんが、北海道での生活のようすや心境をつづる連載をスタートしました。
【過去記事】⇒さっぽろオータムフェストで“栄養摂取”
自分のためだけに栄養満点メニューを作る難しさ
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