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I just wrote something.

よしなしごとを書いてみた

気忙しくなってきた…

基本ガサツな人間なので、季節の移り変わりに合わせてしつらえるなんてことはしない(なんか日々に追われるさみしい生活だなぁ…)それでもまぁ年末年始ぐらいはってことで、遅ればせながらツリーを飾った。

気合いを入れて大掃除するわけじゃないし、年賀状もやっつけ仕事なんだけど、忙しい忙しいとバタバタする12月。なんでだろうね。

夕食後に軽く飲みながら、ろうそく灯して、その揺らぎを見ているだけで和むわ。

 

 

Fluctuat nec mergitur(たゆたえども沈まず)

ノートルダム大聖堂の火災後の再建が終わり、修復後初のミサのニュースを見た。マクロンさんが主張した現代的なビジョンを反映させたデザインではなく、従来の伝統的なバロック建築としてよみがえって本当に良かった。マクロンさんからは、なんとなくにじみ出る、この再建事業で名を残したいといういやらしさを感じていたから。この大聖堂は、著名な観光地だけど祈りの場なのだから、ここをよりどころにしてきた市民の願いを優先させないとね。

タイトルは、パリ市の紋章にある言葉。セーヌ川に浮かぶシテ島にあるこの寺院にふさわしい。

 

8年ほど前、母と行った最後の海外旅行がパリで、その時が最後に訪れたノートルダム。母も私もパリは初めてではなくノートルダムも行ったことがあったけれど、やっぱり行こうかと向かった。青空へ高みを目指すファサードやバラ窓は美しく、人々の祈りとそれがもたらす力によって作られた聖堂は、何回見ても素晴らしく圧倒されたことを覚えている。

個人旅行だったので、すべてを私が仕切らねばならず、イラっとして口げんかしたな。オルセーでカメラを失くしたとがっかりしていたけど、lost and foundに預けられていて大喜びしていた母。ジヴェルニーのモネの家で、絵のままの庭に感激していた母。ブランドショップで買い物しようとしたら、「まだブランド物がほしいの、無駄遣いばかりして」と小言を言われむくれていたら、「この旅のお礼よ」とプレゼントしてくれた母。デパートの食品フロアで「あら、おいしそう」と目を輝かせるので、生ハムやチーズ、デリ、ワインを調達してホテルで食べ、レストランよりおいしいと満足げだった母。旅行中はずーっと天気が良いのは「私が晴女だからよ」と自慢していた母。

よみがえった大聖堂を見ていたら、なんか感傷的になってしまった。

あぁ、パリに行きたい。

Kyoto Weekend Trip 6

あのお寺にもこの庭園にも行きたいと欲張りだったけど、最近は1~2か所を回るだけとなった。私は歴女と言って差し支えない程度の歴史好きなので、京都ならどこへ行っても何回行っても楽しいけど、生粋の理系オットは、何か所もお寺巡りするとかなり混乱するらしい。禅寺の枯山水なんてほぼ同じに見えているんじゃないかなぁ(笑)

 

3枚の写真、同じ日とは思えないぐらい空模様が違う。時折しぐれる初冬(晩秋?)らしい、京都の空。

今年の京都は紅葉は12月に入ってからが美しいみたい

八坂の塔を望む。高台寺から

旧三井家下賀茂別邸。ここは人が少なかった

 

うどんも食べたかったな、カフェでまったりしたかったと心残りも多い。大好きなお揚げも買い忘れてしまった。

ツーリストが多くてローカルの方は大変だと思うけど、京都には人を惹きつける魅力が多くある。来年はゆっくり滞在したい。AirBチェックしてみよう。

帰りの新幹線でかぶりついたLe Petit Mecのサンドイッチ

 

 

 

 

食べ比べたいな

友人からのお土産、東京豚饅。551蓬莱の創業者のお孫さんがスタートしたお店とのこと。
早速蒸かしていただく。甘みのあるもっちりした皮としっかりした肉質の餡。551の豚まんと似ているようで違う。皮の触感や味は551に近いかなと思ったけど、餡は551のほうが玉ねぎ感が強くてジューシーという印象。あと箱に入った状態で、あたりに漂う豚まん臭は551のほうが強いと思う。
肉まん(豚まん)と言えば、コンビニで3年に1回程度しか買わない存在感の薄い食べ物だし、東京在住の私は、あれこれ語るほど551の豚まんも食べていない(笑)551を食べなれている関西人の感想を聞きたいわ。ごちそうさまでした。

 

 

Kyoto Weekend Trip 5

四条河原町近くの「そば 酒 まつもと」は、最終日のお昼に訪問。酒好きのためのそば屋という口コミを見て、オットも興味を示し行ってみようということになった。予約可とのことなので、何回か電話したのだがつながらなかった。高島屋の地下でふたばの豆餅と鳴海餅の栗赤飯を買って、開店40分以上前に突撃(すでに並んでいる人がいてビックリ)


12時にのれんがかけられ入店。カウンターのみなので、並んでいたけれど断られていた方も多い。カウンターだけといっても駅そばとは違い(当たり前だ)落ち着いた空間。待っている間に冷えたので、お任せで燗酒をオーダー。そば前はアナゴの焼き、きずし、鶏肝に卵黄とにら添え、大根の炊いたん。

 

あて、うまっ。実は私はレバーが若干苦手。そんな私が今までで一番と思う鶏肝。肝を黄身に絡めて一口。レバー特有の癖も気になない。そして燗酒をいただく、たまらん。きずしは酢は控えめで鯖のうま味が口で溶ける。

 

刺身のグラデが美しい

一押しのそば前、鶏肝

しゅんでる大根。久しぶりにいりこ食べた

あなごの焼き加減は良く、身はふっくら、

 

そばは細く滑らかそしてもっちり。出汁の効いたつゆは甘みはなし。

ご亭主は寡黙。訪ねたこと(お酒に関して)に対してはきちんと答えてくれる。一人で切り盛りされているせいか、時折かかる電話も無視されていた。これじゃ予約取れなかったはずだ(笑)

 

遊び心のある箸置き。裏をかえすと素面

入店する際に、お酒飲みますかと確認される。もちろんと食い気味に答える私は酒好き。そば前と日本酒を楽しみ、そばで〆る。良きかな。

Kyoto Weekend Trip 4

予約したのは一軒のみで、あとはその時の気分でお店を選んだ。三食ガッツリ食べる年齢でもないので、志津屋の大好きなカルネとビールでも十分ハッピー。

 

有名ラーメン店は久しぶりの再訪。スープや麺の味はそう変わったふうではないのだけれど、なんだろう、いまいちだった。スープの温度のせいかな。私の味覚が変わったのかもしれない。いずれにしても残念。

 

唯一予約を入れたカウンター割烹は、コロナ以降初の訪問。コロナ前と同じ価格のコースなので、人件費、材料費すべてが上がっている今、あの頃と同等の内容を期待する私が間違っているのはわかる。お店ももちろん努力はされているので、はっとする一皿もあるし、それぞれも美味しいのだけれど、大満足また行こうという気にはなれず。

気になったのが、刺身をはじめ餡が多用されていたこと。料理に合わせて餡自体工夫されていたのだけれど、なんにでもとろみ付けなくてもいいのでは…インバウンドツーリストを意識したからかなと、うがった見方してしまった。ほらとろみがあるとよく絡んで、和食に慣れていない(詳しくない)人でもわかりやすいのかなぁって…はい、素人考えなので、ご容赦を。お店の目指す方向が、私の求めているものと違ったのだろう。

中国本土からの観光客(おそらく)が4人、そのうちの日本語が達者な一人がこの店を贔屓にしている様子。高級店ほどインバウンドツーリストパワーを感じる京都(笑)

 

Kyoto Weekend Trip 3

秋の京都お約束の夜間拝観は平等院鳳凰堂。予約制だし市内より人も少ないのではと思いここに決めた。風も無く冷え込みも穏やかでライトアップ日和だった。

鳳凰堂と言えば、「光る君へ」を毎週楽しみにしている一年だった。本棚の源氏物語を引っ張り出し拾い読みして、やっぱり光源氏は好きになれないヤツだと再確認。ドラマは少女漫画みたいだし、ツッコミどころもあるけれど、源氏物語を思わせる仕掛けやストーリー展開にワクワクした。加えて平安貴族の住居や室礼、調度品、衣装などが三次元化されて見ることができたのが何よりうれしかった。セットとはいえある程度の考証に基づいて作られただろうし、本を読んで得た情報を頭の中でこんな感じかなと思い描いていたことが形になって、あぁこれなのねと納得できた時のうれしさといったら。もう12月、まひろさん刀伊の入寇に立ち会うなんて、どう終わるのこのドラマ(笑)

閑話休題
夜は見たくないものを隠してくれるから、素人でも様になる写真が撮れる。鳳凰堂は左右対称なので、正面から撮ると本当に絵葉書のよう。水鏡にくっきり映るお堂や木々も鮮やか。信心なんて関係ない俗っぽい日々を送っているのだけれど、阿弥陀如来様のお顔は厳かで尊く、平和な世となることを祈らずにはいられなかった。