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小惑星探査機『はやぶさ2』実物大模型展示

 10月26日から中之島の京阪なにわ橋駅アートエリアB1で展示されてる小惑星探査機『はやぶさ2』実物大模型、この日最終日は前日までとは打って変わって、朝から冷たい風が吹き大阪での「木枯らし一番」だそうで、枯れ葉が乾いた音を立て風に舞っています。

 会期中には、JAXA・田中教授の講演なども有ったんですが最終日に成って結構慌ててアートエリアB1に来てます。

 実は前日に来る予定でしたが、アメリカ大統領選挙の結果発表がいつもと違って手際よく日本の選挙並みのスピードで進んでいて、大勢が決まるのは早くても夜中辺りかなと思ってましたが・・、アメリカの選挙も進化してるんですね。

 

京橋・二人地蔵尊の『地蔵盆』

 夏休みも残り僅か、8月24日と25日 地蔵菩薩の縁日のころ、関西方面では町内に祀られてる地蔵尊の前で「地蔵盆」が行われます。

 昔から関西方面独特の仏事で、京都などでは今でも盛んに行われていて子供連れだとお供えの御菓子を頂けたりします。

 処で、この地の霊験あらたか「二人地蔵尊」とは、右側小柄の方は交通災害の身代り地蔵さんで、左側の方は長寿と厄除けの護り地蔵さんと言う事で、扁額に記された由緒謂われ書きを少し長く成りますが記して置きます。

右側小柄の方は交通災害の身代り地蔵さんで 左側の方は長寿と厄除けの護り地蔵さんであります。
身代り地蔵さんは昭和二十年八月大東亜戦争の終末を告げる頃 当地京橋付近の大空襲の際に どこからともなく現われた不思議な方で たまたま本年春頃 この路上に於て自動車の激突事故が発生し 双方の車は接触したまま鯰江川に向って二転三転したにもかかわらず 運転手にはかすり傷一つなく エンジンがかかっているのに火災も起らず 気のついた時はこの地蔵さんの首だけが飛散していたのであります。
目に見えないこのお加護と人徳に対して 住民は勿論特に運転をされる者からは生き仏様として尊敬されるに至ったのであります。
護り地蔵さんは幾度ともなく傷つかれたこの身代り地蔵さんをたすけて 鯰江川の埋めたて 新京橋駅と商店街建設工事などに絶対無事故であることを祈願し 併せて野田町から片町へと町名の変更 世紀の万国博覧会の開催 明治百年祭にあたるなど もろもろを記念して奉祀されたのであります。
爾来住民は この両地蔵さんは願いごとを必ず果たして下さるものと信仰し地蔵菩薩十福の恩恵に浴すためにも七月二十四日の祭典日にこだわらず 老若男女 事あるごとに感謝祭をおこなうことになったのであります。           合掌 

 以上が扁額に記された由緒謂われですが、京都と違って大阪では年々見かけなく成って来ていて、些か寂しい限りですね。

 

西高野街道

 大阪公立大・中百舌鳥キャンパスでの「お江戸カフェ」の帰り、公立大前国道310号線を渡った所のレストランでオムライスを頂き大阪メトロ・中百舌鳥駅まで西高野街道を歩いて帰る事にします。

 レストランに立ち寄ったのはお腹が空いたと言うより、空に成ったペットボトルの補充が主たる目的でしたが、オーナーさんと少しお話をしたらやはり大阪公立大学生数の減少が今後の懸案事だそうで、様々な人々の暮らしに影響して来ますね。

 レストランを後に国道310号線を西に少し歩くとそれらしい脇道に入ると西高野街道です。

 西高野街道とは「五つの旧街道の一つで、平安時代天皇・貴族中心の高野山詣から、その後高野聖の納骨や庶民の参詣の道となりました。江戸時代は町人等の米・酒・綿などの通商幹線、堺と高野山の物資輸送の主要道。」 と言う事なんですが、久しぶりの1万歩越え1万3千歩のまち歩きで足が上がらなく成ってます。

 

堺市立中百舌烏小学校です。

私は此処で右に曲がり中百舌鳥駅に向かいますが、此処まま道なりに行くと大仙古墳(仁徳陵)から堺市役所方面に成ります。

中百舌鳥地下通路を通って南海高野線をくぐり大阪メトロ・中百舌鳥駅に向かいます。

【ピースおおさか】6月のウィークエンドシネマ『ワルシャワ蜂起』

 「ワルシャワ蜂起」と言っても日本人は知らない方の方が多いと思いますが、1944年8月ポーランドの首都ワルシャワで起こったポーランド国内軍の大規模な武装蜂起で、期待していた数キロ先まで到達していた赤軍の支援は全く受けられず、それどころか米英などの支援に対する妨害行為なども散見され2万以上を数えたポーランド国内軍は壊滅、市民20万以上が犠牲になるという悲惨な結果に終わった武装蜂起ですが、その戦闘中ワルシャワ市内でポーランド国内軍の映画班が撮影したニュース映像を軽く着色して85分にに纏めたのが本作品で、DVD化もされて無い様で見れる機会もそう無いと思う貴重なドキュメント映画だと思います。

 「ワルシャワ蜂起」の映像化と言うとアンジェイ・ワイダ監督の「地下水道」が有名で、カンヌで審査員特別賞を受賞した名画なんですが子供の頃見た記憶が有り、最後の方に出てくる今で言うとドローン戦車とでも言うのかなドイツ軍の親子戦車「ゴリアテ」の記憶だけが鮮明に残ってます。

 本作品でも捕獲したへッツァー戦車の修理場面や、英軍が投下した支援物資の中のピアット対戦車擲弾発射器やその擲弾を組み立ててる様子なども映されてて興味深くは有るんですが、戦死した兵士や市民、虐殺されたと思われる折り重なった数百の遺体映像なども挿入されていて、攻撃部隊にはカミンスキー旅団や第36SS武装擲弾兵師団といった戦闘より略奪や暴行虐殺にしか興味の無い素行の悪い部隊が加わっており、国内軍側もそれに対する報復として捕虜のうち武装親衛隊員や外国人義勇兵はその場で射殺されると言う凄惨な戦いだった様で、淡々とした映像中にも緊張感が感じさせられます。

 「ピースおおさか」では、4月16日から7月14日まで「ワルシャワ。灰の中から蘇る不死鳥」と題した特別展示が継続中で、ウィークエンドシネマも5月から7月までポーランド関連が続きます。

 

【東洋陶磁美術館】国宝『飛青磁 花生』

 4月に来た折は少し端折った東洋陶磁もう一つの国宝「飛青磁 花生」

 なんで4月は端折ったかと言うと、ここの展示室は自然光を取り入れた展示がされ、国宝「飛青磁 花生」はその展示ケースに入れられていて、日を改めてゆっくり来たかったからです。

 この日は小雨模様で柔らかい光が天窓から伺え、真夏の陽光が展示ケースに届くのならまた来て見なければとも、秋の秋陽では如何かなとか思いが巡って来ます。

 紫外線の影響なんかも有るだろうし、天窓は閉じられるのかななんて考えが浮かんで来ますが、四季折々楽しみでは有ります。

 

自然光を取り入れる天窓が展示ケースの上に開いてます。

雨に洗われたクスノキの新緑。

【東洋陶磁美術館】リニューアルオープン記念特別展『シン・東洋陶磁―MOCOコレクション』Part 2

 4月に尋ねた折り端折ったと言うか、展示室が3階に有って気付かず見損なってた李秉昌コレクション韓国陶磁「優艶質朴(ゆうえんしつぼく)」を鑑賞。

 李博士のコレクションは別室で中国陶磁「陶花爛漫(とうからんまん)」が設えられていて2室で展示されて居ますが、3階は李秉昌コレクションの常設展示室で2階の中国陶磁は特集展示と言う事の様です。

 今回は入館前表で事故ってしまい集中力に欠けて、しかもカメラのバッテリー切れで思う様に鑑賞出来ずで、次の機会に落ち着いて鑑賞しようと思ってます。

 

【東洋陶磁美術館】国宝『油滴天目茶碗』

 リニューアル前は一般展示物と同じ扱いでした、国宝「油滴天目茶碗」。

 専用展示ケースの中に納まって茶碗内面へのスポット照明、紫励起LEDによるベース照明、透明度の高い高透過ガラスなどで大変目立つ展示方法に変更されて居ます。

 

【東洋陶磁美術館】リニューアルオープン記念特別展『シン・東洋陶磁―MOCOコレクション』

 約2年間の改修工事が終了、4月12日にリニューアルオープンした「大阪市立東洋陶磁美術館」の記念特別展「シン・東洋陶磁―MOCOコレクション」

 私個人的には、2021年12月の「加彩婦女俑に魅せられて」以来に成るので2年半ぶりに成り、待ちに待ったリニューアルオープンに成ってます。

 オープン記念特別展と言う事で、東洋陶磁美術館の原点ともいえる「安宅コレクション」と「李秉昌コレクション」を中心に約380件が展示されていて、東洋陶磁美術館珠玉の収蔵品を堪能でき東洋陶磁の世界観にたっぷりと浸れる展示内容に成ってます。

 

入口が南側に移ってます。

ミュージアムショップ。
帰りは此処に出て来ます。

新しいエントランスホール。
受付を済まして2階に上がります。

2階通路奥の職員にチケットチェックを受けて入館。

館内案内役「mocoちゃん」の元ネタは右の壺。
「青花 虎鵲文 壺」朝鮮時代・18世紀、「虎鵲文」と有るので猫では無く虎の様です。

箱に手を突っ込んで中の茶碗端末を触ると、スクリーン上で天目茶碗が体感出来ます。

天目茶碗型端末。

ミュージアムショップを通って表に出ます。