ウーピー・ゴールドバーグ、『ディアブロ IV』をどうかMacで遊ばせてほしいとBlizzardに懇願
ウーピー・ゴールドバーグは「ディアブロ」の大ファン
『ディアブロ IV』はBlizzard史上最速で売れたゲームとなった。それなのに、1人の消費者がゲームをプレイできないでいる。
その消費者とは、映画『天使にラブ・ソングを…』で知られる女優、ウーピー・ゴールドバーグだ。彼女は『ディアブロ IV』を、前作と同じようにMacでプレイすることができると思い購入した。ところが、ゴールドバーグにとっては気の毒なことに、『ディアブロ IV』はPC、PlayStation、Xboxでしかプレイできないのだ。
この件を最初に報じたのはEntertainment Weeklyだった。Instagramに投稿された動画の中で、ゴールドバーグはBlizzardに対し、『ディアブロ IV』をどうかMacでリリースしてほしいと懇願している。
「Blizzardさん、お願いしたいことがあります」とゴールドバーグは言う。「ウーピーです。私がどれだけ『ディアブロ』を愛しているかご存知でしょう。Appleを使う私たちにプレイさせてほしい……Appleでプレイさせてください。『ディアブロ IV』を手に取って、どうか私たちにプレイさせて、素晴らしい時間を過ごさせてください」
続いてこう語った。「私に『ディアブロ IV』をください。お金は払ったのですから。私はすっかり興奮して、プレイしようとしたんです。そしたらね、本当にむかついちゃいましたよ」
苦労して稼いだお金を支払う前に、ゴールドバーグが対応プラットフォームの一覧を読んでいなかったのは明らかだ。
『ディアブロ IV』はスマッシュヒットを記録している。ゲーム内課金の価格に対する懸念もあるが、批評家からもプレイヤーからも好評だ。また、ローンチ自体も比較的スムーズであった。だがここへきて、“不満なことリスト”の中に「Mac版がない」という項目を加えることができそうだ――といっても、この不満は特定の1人の有名なファンからのものであるが。
「ディアブロ」の開発チーフであるロッド・ファーガソンは、Twitterでゴールドバーグの苦情に言及。「私の『ディアブロ IV』ローンチ・ビンゴカードには、“Instagramでウーピー・ゴールドバーグに怒られる”なんてものはなかった」と、当惑を隠しきれないようすだ。
ゴールドバーグがどうしてもMacで『ディアブロ IV』をプレイしたいなら、Appleが発表した「Game Porting Toolkit」に興味を持つかもしれない。これはWindowsのゲームをMacのコンピューターに移植するプロセスを効率化することが目的のツールだ。Redditユーザーのjust-reload_itは、M2 MaxチップとmacOS Sonoma(別名macOS 14)を搭載したMacで、『ディアブロ IV』を動作させる動画をアップロードしている。
『ディアブロ IV』の評価についてはIGNのレビューをチェックしてみよう。