ノルウェー皇太子妃がインドに極秘渡航、友人の子どもを世話

ノルウェー皇太子妃がインドに極秘渡航、友人の子どもを世話
12月3日、ノルウェーのホーコン皇太子の妻であるメッテ・マリット妃が密かにインドを訪れ、王室職員と契約した現地の代理母が出産した双子を世話していたことが分かった。写真は1月、ダボスで撮影(2012年 ロイター/Arnd Wiegmann)
[オスロ 3日 ロイター] ノルウェーのホーコン皇太子の妻であるメッテ・マリット妃が密かにインドを訪れ、王室職員と契約した現地の代理母が出産した双子を世話していたことが分かった。王室が3日明らかにした。
それによると、メッテ・マリット妃は10月末、友人である王室職員とそのパートナーがインドのビザを取得できなかったことから、新生児の入院先であるニューデリーの病院を数日間訪問。インド当局に警備を依頼しなかったため、病院スタッフは同妃を乳母だと思ったという。
その後、11月になって職員とパートナーがビザを取得できたため、赤ちゃんを迎えに行き、ノルウェーに連れ帰ったという。インドを訪問している間、王室の行動予定表にはメッテ・マリット妃の名前が記され、議会関係者との夕食会に欠席した際も理由は明かされていなかった。
ノルウェーでは代理出産の是非をめぐって激しい論争があり、政府も国民に対し、代理出産のために金銭を支払うことはやめるよう訴えている。
今回の問題について、メッテ・マリット妃は「私にとっては、2人の赤ちゃんの問題だった。できることをしてあげたかった」と話し、代理出産に賛成しているわけではないと釈明した。

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