SWIFT、北朝鮮の全銀行を接続停止に 国連制裁に対応

SWIFT、北朝鮮の全銀行を接続停止に 国連制裁に対応
 3月16日、ベルギーに本部を置く銀行間決済ネットワーク運営の国際銀行間通信協会(SWIFT)は、北朝鮮のすべての銀行に対して銀行間の決済に必要な通信サービスの提供を停止すると明らかにした。写真は北朝鮮紙幣。北朝鮮との軍事境界線近くにある韓国坡州市で2013年2月撮影(2017年 ロイター/Lee Jae-Won)
[ロンドン 16日 ロイター] - ベルギーに本部を置く銀行間決済ネットワーク運営の国際銀行間通信協会(SWIFT)は、北朝鮮のすべての銀行に対して銀行間の決済に必要な通信サービスの提供を停止すると明らかにした。
ベルギー当局は先週、国連の制裁対象となっている北朝鮮の3銀行について、SWIFT接続に関する認可を停止したと発表。
国連は2月に公表した報告書で、北朝鮮が国際的な金融システムに引き続きアクセスし、核開発計画に関して科した経済制裁から逃れていると指摘していた。
SWIFTは今回、北朝鮮の残り4銀行についてネットワーク接続を停止すると発表。銀行名は明らかにしていない。
専門家はこの措置について、欧州連合(EU)による制裁対象にはなっておらず、外交的な圧力がSWIFTにかかった可能性があるとの見方を示した。

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab