米連邦議会周辺でカーチェイス、運転の女を警察が射殺
[ワシントン 3日 ロイター] - 米ワシントンの連邦議会議事堂近くで3日、女の乗った車が警察車両とカーチェイスとなり、女は警察に射殺された。
女の車はホワイトハウス近くでバリケードを突破しようとした後、猛スピードで連邦議会議事堂方面へと向かった。カーチェイスの末、警察は車を制止しようと議会周辺で発砲、女は死亡が確認された。
警察当局によると、女の年齢は34歳。名前など詳しい情報は明らかにされていない。運転していたのは黒のセダンで、車内には1歳の女の子が乗っていた。女の子は病院に搬送されたという。
このほか、女の車にはねられるなどしてシークレットサービス1人が負傷、警察官1人もカーチェイス中にけがをした。
観光でワシントンを訪れていた13歳の少年は、「ホットドッグを食べていたら4─5発の銃声が聞こえた。何台ものパトカーがサイレンを鳴らしながら到着した」と語った。
捜査当局によると、容疑者が銃を所持していた様子はなく、全て警察側による発砲だった可能性が高い。また、テロとの関連性もみられないという。
事件当時、議会上下院では政府機関の閉鎖などをめぐる審議が行われていた。
*内容を追加します。
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