テニス=ベルギー、デビス杯で物議醸すアクシデント 予選勝利も
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男子テニスの国別対抗戦デビス杯は2日、各地で予選1回戦を行い、ベルギーが物議を醸す形でチリを下して勝ち上がった。写真は選手同士が衝突するアクシデントが起きた後のシーン(2025年 ロイター)
[2日 ロイター] - 男子テニスの国別対抗戦デビス杯は2日、各地で予選1回戦を行い、ベルギーが物議を醸す形でチリを下して勝ち上がった。
ベルギーは2勝1敗とリードして第4試合のシングルスを迎え、ジズー・ベルスがクリスティアン・ガリンと対戦。最終セットで5─5と拮抗した展開の中、ベルスがブレークに成功した際にアクシデントが起きた。
ベルスが喜びながら走っていると、コートチェンジで移動してきたガリンと衝突。転倒したガリンは医療処置を受けて試合続行の許可が下りたものの、3回のタイムバイオレーションを宣告されてゲームペナルティを科され、ベルスが7─5でこのセットを制したことになった。この結果、ベルギーが3勝1敗で2回戦進出となった。
国際テニス連盟(ITF)は異例の結末について、「これは非常に珍しく、不運で、デリケートな状況だった。全ての関係者が規則に基づき慎重に対応した。感情的な反応は理解するが、最終判断は事実と状況を総合的に考慮したもの」との声明を出した。
そのほかでは、デビス杯で10回優勝を誇り、2017年以来のタイトルを目指すフランスはブラジルを4勝0敗と圧倒した。2回戦では18年決勝で戦ったクロアチアと対戦する。
スペインは3勝1敗でスイスを下し、22年大会優勝のカナダはハンガリーに2勝3敗で敗れた。
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