米ボーイング、第4四半期は大幅赤字見通し、市場予想よりも悪化

米ボーイング、第4四半期は大幅赤字見通し 市場予想よりも悪化
 1月23日、米ボーイングは、28日発表予定の2024年10―12月の第4・四半期決算で1株当たり損失が5.46ドルとなり、市場予想よりも大幅悪化するとの見通しを開示した。パリで2018年撮影(2025年 ロイター/Benoit Tessier)
[23日 ロイター] - 米航空機大手ボーイング(BA.N), opens new tabは23日、28日発表予定の2024年10―12月の第4・四半期決算で1株当たり損失が5.46ドルとなり、市場予想よりも大幅悪化するとの見通しを開示した。LSEGがまとめたアナリスト予想平均は1.84ドルの損失で、株価は時間外取引で一時2.6%下落した。
大幅赤字は、防衛部門の損失計上に加え、ジェット旅客機の納入減少や大規模ストライキによる損失が響いた。
同社は売上高を152億ドルと予想。市場予想の162億7000万ドルを下回った。
商用機部門の売上高は48億ドルで、売上高営業損失率は43.9%になる見通しだ。
24年8月に最高経営責任者(CEO)に就任したケリー・オルトバーグ氏は声明を発表し、「目先の課題に直面しているものの、第4・四半期のうちに事業安定化の重要措置を講じた。その中には国際機械工労働組合(IAM)従業員との合意や、バランスシート改善の増資を成功したことが含まれる」と述べた。さらに旅客機737、767、777X型機などの生産も再開したと強調した。

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