米下院ジョンソン議長の続投可決、必要最小票 共和党最終的に結束
[ワシントン 3日 ロイター] - 米連邦議会下院は新議会初日の3日に議長選を実施し、共和党のジョンソン議長が再選された。ジョンソン氏は必要最小限の218票で続投が決定。結果が出るまでに交渉が必要になるなど、共和党議員の間で分裂が続いていることが浮き彫りになった。
ジョンソン氏は当初、続投に必要な票数を確保できない見通しだったが、交渉の末に2人の議員が支持に転じた。
ジョンソン氏は続投決定後、第1次トランプ政権下の2017年に導入された減税措置の延長や、規制緩和の実施などを確約した。
今回の投票は、大統領に返り咲くトランプ氏が減税や国境管理強化などの政策を推進する上で、共和党が結束できるかを試す初期の試金石となった。一部の共和党議員がトランプ氏に抵抗する姿勢を見せる中、トランプ氏の議会への影響力も試された。
共和党は下院で219対215という僅差で多数派を維持している。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」