ニュース

Amazon上のレビューが「やらせ」かどうか分析するアプリ「サードモール」

 crispyは、スマートフォン向けアプリ「サードモール」の提供を開始した。Amazon.co.jpで扱われる商品のレビューに対し、いわゆる「やらせ」があるかどうか分析する。利用料は無料。

 「サードモール」は、ユーザーがAmazon.co.jp上の商品URLを入力すると、不審なレビューが存在するかどうか分析してくれるアプリ。分析結果は「安心」「確認」「注意」の3段階で示される。たとえばレビュー情報で「確認」と示されたときには、あわせて「購入したユーザーのレビューが少ない」といった表記が添えられる。

 同社によれば、分析は「商品情報」「販売元情報」「レビュー評価自体の情報」を軸に実施される。商品情報については、商品名や商品の説明文の文言を確認。販売元は、Amazon.co.jpによるものか、マーケットプレイスなのか、あるいは販売店舗のレビュー、電話番号の掲載の有無などをチェックする。レビュー評価については、評価分布や推移などを確認している。もし「やらせ」が確認された場合は、ブランドやメーカー、販売店がブラックリストに追加される。

 こうした分析について、同社では「一般的にAmazon.co.jpで購入する際、よく注意すべきポイント」と説明している。

 ユーザーは、「サードモール」を利用する際、ログインなどの手続きはせず、URLを入力するだけという流れで利用できる。Amazon.co.jpにはログインしないため、ユーザーのアカウントへの影響はないという。

 アプリはあくまでサードパーティのものとして提供される。「サードモールからのアクセスが禁じられる可能性についての考え方は?」という質問に、同社では「可能性はゼロではないが、理想論としては、本サービスがなくなり、Amazon側だけで解決されれば、消費者には一番幸せな状況。そうした状況になり次第、判断させていただくことになる」としている。

 収益として、crispyではAmazonのアフィリエイトプログラムを利用している。