ドコモ、スマートフォン向けISP「spモード」概要を発表
NTTドコモは、スマートフォン向けに9月より提供を開始する予定の「spモード」について、概要を明らかにした。利用料は月額315円で、利用には申し込みが必要。既存ユーザーについてはドコモショップおよびコールセンターで申し込みを受付ける。
「spモード」は、ドコモの「スマートフォン」カテゴリに分類される端末向けに提供されるサービス。インターネット接続サービスに加えて、iモードど同じメールアドレスのメールサービス、「ドコモマーケット」における決済サービスの3つが、サービスの主な柱となる。
対応機種は、7月13日の時点でXperia SO-01B、LYNX SH-10B、dynapocket T-01B、T-01A、SC-01Bの5機種。
spモードでは、インターネット接続サービスとしてspモード用の接続先(APN)が用意される。これにより既存ユーザーはmopera Uの契約が不要となるが、moperaの契約を継続すれば、moperaのAPNやメールアドレスを引き続き利用することが可能。
spモードの大きな特徴は、iモードのメールアドレスと同じ「●▲■@docomo.ne.jp」のメールアドレスを利用できる点。すでにiモードを契約しているユーザーは同じアドレスをスマートフォン上で利用できるほか、iモード未契約のユーザーも新たに「●▲■@docomo.ne.jp」のメールアドレスを申し込める。メールは、専用アプリが提供され、自動受信に対応。メールの送受信は1件につき最大10MBで、アプリ上で絵文字、デコメール(デコメアニメを除く)に対応したメールを送受信できる。
コンテンツ決済サービスは、コンテンツの代金がドコモの利用料に合算して支払えるというもの。「ドコモマーケット」のアプリについて、一部が対応する予定。詳細なタイトルや規模は検討中としている。
spモードではこのほか、別途申し込むことで「メールウイルスチェック」サービス、「アクセス制限サービス」も無料で提供される。「メールウイルスチェック」サービスは、メール送受信時にウイルスチェックと駆除を行うサービス。「アクセス制限サービス」は、「spモードフィルタ」として未成年ユーザー向けに有害サイトへのアクセス制限を提供するサービス。フィルタリングのカテゴリをカスタマイズできる「spモードフィルタカスタマイズ」も提供される。
2010/7/13 16:32