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パナソニック、給水なしで加湿や換気もできるエアコン「エオリア LX」

ルームエアコン「エオリア LXシリーズ」

パナソニックは、換気や除湿に加えて加湿機能を備え、新「ナノイーX」も搭載したルームエアコン「Eolia(エオリア) LXシリーズ(2022年モデル)」を11月中旬より順次発売する。ラインナップは14〜29畳用の全6機種で、価格はオープンプライス。店頭予想価格は352,000円~473,000円前後。

室外機

暖房時に外気から取り込んだ水分を、室内へ送って、給水レスで加湿できるルームエアコン。

室外機に、水分を吸湿させる素材として「高分子収着材」を搭載。高い吸湿力を持つ同素材を備えることで、取り込んだ外気の水分を、室内へ送り込む。そのため加湿器のように給水することなく、室内の加湿を可能にし、エアコンの暖房時の不満点である室内の乾燥を防ぐとする。なお「高分子収着材」は、膜素材が膨らむことでたっぷりと水分を吸湿。一般的な吸湿素材に比べて低温でもしっかり水分を放出できる特徴を備えている。

除湿時には乾燥させた外気を室内へ送る「ドライ給気制御」のほか、換気機能も搭載。温度と湿度をコントロールしながら、新鮮な空気を部屋の中に取り込むという。

暖房時に外気から取り込んだ水分を、室内へ送って、給水レスで加湿する
室外機に「換気・除加湿」ユニットを搭載
「換気・除加湿」ユニット内には、吸湿素材として「高分子収着材」を採用している

同社独自のイオン、新「ナノイーX」も搭載する。ナノイーとは、空気中の水に高電圧を加えることで生成されるナノサイズの微粒子イオンで、除菌・脱臭などに効果があるとしている。今回のLXシリーズでは、ナノイー史上最速で部屋の有害物質を抑制できるとする。また、新「ナノイーX」を活用した内部クリーン運転により、エアコン内部のカビ菌も除菌する。

エアコン内部のカビ菌も新「ナノイーX」により除菌するという

無線LAN(Wi-Fi)を内蔵し、スマートフォンアプリ「エオリア アプリ」での操作が可能。同アプリでは、新たに「シーン推定自動運転機能」を追加。スマートフォンのGPSや本体センサーのデータを活用し、帰宅前や就寝時のシーンを推定、それぞれに合わせた最適な運転を自動で行なうとする。

そのほか、室内の熱交換器にセンサーを追加し、冷媒の状態を見ながら冷媒圧を調整。熱交換器に「冷やす部分」と「冷やさない部分」を作ることで、湿度が高く気温が低い梅雨の時期などに、「ドライ給気制御」と組み合わせて、部屋を冷やし過ぎずに湿度を下げる快適な除湿を実現。

冷房時には猛暑でも素早く部屋を冷やしながら、排熱を有効活用する「エネチャージシステム」で、省エネでサラッとした快適な冷房を実現。暖房時には、霜取り中でも暖房が止まらないノンストップ暖房を可能にしている。

14畳用「CS-LX402D2」の室内機のサイズは799×385×295mm(幅×奥行き×高さ)で、重さは15.5kg。室外機は849×319×802mm(同)で、重さは54kg。暖房時の運転音は、室内機が68dBで、室外機が61dB。

付属リモコン