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選び方・特集

《2024年》おすすめ中古車7選!安く買うコツや故障が少ない中古車の選び方を徹底解説

クルマがほしいけれど、新車は高くて手が出せない。そんな人におすすめしたいのが「中古車」です。中古車は、新車よりも安く購入できるのが大きな魅力ですが、心配なのが故障ですよね。そこで、当記事では故障が少ない中古車を安く買う方法や購入の際に確認しておきたいポイント、安心できるお店の選び方やおすすめの中古車などをご紹介いたします。

新車は高くて手が出せない、そんな方におすすめなのが「中古車」です。中古車の選び方や安く購入するためのコツ、信頼できる店の見極め方、現車確認のポイントなどを詳しく解説します

新車は高くて手が出せない、そんな方におすすめなのが「中古車」です。中古車の選び方や安く購入するためのコツ、信頼できる店の見極め方、現車確認のポイントなどを詳しく解説します

<監修> 自動車ジャーナリスト 渡辺陽一郎氏
1985年に自動車雑誌を中心に扱うアポロ出版株式会社に入社。その後、同社で複数の自動車雑誌やアウトドア雑誌を手掛け、1989年に自動車購入ガイド誌「月刊くるま選び」の編集長に。1997年にはアポロ出版株式会社の取締役も兼任。2001年6月にフリーランスへ転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も大切と考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心掛けている。

中古車と新車の違い、それぞれのメリットやデメリットは?

新車は未使用車ですので故障の心配が少なく、ほしいクルマのグレードやボディカラー、装備などを自由に選べるのがメリットです。いっぽう、新車のデメリットは価格が高いこと。特に、最近の新車は先進的な安全装備の採用が進んでおり、価格が高騰しています。現在と15年ほど前の新車価格を比べると、およそ1.2〜1.5倍ほどに上昇しています。

たとえば、15年ほど前のホンダ「ステップワゴン」やトヨタ「ノア」は、最も安いグレードなら200〜220万円ほどで販売されていました。しかし、今は「ノア」で最も安い「X」が267万円、「ステップワゴン」で最も安い「エアー」は316万9,100円に達します。

新車価格が年々上昇しているなか、おすすめなのが安く購入できる「中古車」です

新車価格が年々上昇しているなか、おすすめなのが安く購入できる「中古車」です

そこで注目したいのが、新車よりも安く買える中古車です。たとえば、7〜9年落ちの「ステップワゴン」や「ノア」の中古車なら180〜200万円になります。つまり、15年前の新車価格と同等か、それよりも安く手に入れられるのです。

中古車のメリットは価格が安いことですが、デメリットは車両によってコンディションが異なることです。新車と違って、中古車はボディのキズや車内の汚れなど目に見える部分だけでなく、見えない部分も劣化していることがあります。また、中古車は在庫車の中から選ぶため、希望するボディカラーやグレードなどがないことがあります。

中古車のメリット:価格が安い、納期が早い
中古車のデメリット:車両のコンディションにバラつきがある、希望するグレードやボディカラー、装備を選べないことがある
中古車はこんな人におすすめ:クルマを安く買いたい人、早く乗りたい人

新車のメリット:故障の心配が少ない、希望するグレードやボディカラー、装備を選べる
新車のデメリット:価格が高い、納期が遅い
新車はこんな人におすすめ:クルマの仕様を自分で選びたい人

中古車の選び方

ここからは、中古車を安く買うコツや故障しにくい中古車の選び方、販売店の見極め方や実車のチェックポイントなどを解説します。

1.目的に応じた中古車を選ぼう

中古車の購入を考えているけれども、まだ具体的な車種が決まっていないという人は、「クルマをどんな目的で使いたいのか」を最初に考えてみましょう。

家族で買い物や送迎、レジャーなどがメインなら「ミニバン」がおすすめです

家族で買い物や送迎、レジャーなどがメインなら「ミニバン」がおすすめです

たとえば、通勤や買い物など主に市街地で乗るのか、もしくは長距離を移動して遠方までドライブに出かけたいのかなどです。もし、市街地が中心なら軽自動車やコンパクトサイズのクルマが扱いやすいですし、長距離を移動するならもう少し大きめのSUVなどのほうが適しています。

また、ふだんから乗る人の人数も中古車選びに大事なことのひとつです。2人でしたら、後席が狭くても問題ありませんが、3〜4人乗るのであれば、後席もそれなりの広さが必要になります。

キャンプなどアウトドアがメインなら「SUV」を選ぶとよいでしょう

キャンプなどアウトドアがメインなら「SUV」を選ぶとよいでしょう

また、自転車のような大きな荷物を積むことがあるのなら、ミニバンなど大きな荷室を備えたクルマがよいでしょう。今は、軽自動車でも全高が1700mmを超えるスーパーハイトワゴンなら、後席をたためば自転車も積み込めます。アウトドアで使う機会が多いのなら、泥などで汚れたアウトドアツールを積む機会も多いでしょうから、汚れを落としやすい荷室を備えたSUVがよいでしょう。

価格.comの中古車検索サイトが便利

価格.comの中古車検索サイトは、「グーネット」「車選びドットコム」「オークネット.JP」大手3社の中古車サイトに掲載されている約58万台の掲載台数から中古車を探せて便利です。

価格.comの中古車検索サイトは、大手3社の中古車サイトから約58万台以上の中古車情報を掲載。メーカー、ボディタイプ、販売地域など、こだわりの条件で中古車をまとめて検索、比較できます。また、人気中古車ランキングや中古車の相場情報も掲載されていて便利です

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価格.comで中古車を「国産メーカー別」で探す

※以下のメーカーをクリックすると車種を選べます
トヨタレクサス日産ホンダマツダスバルスズキダイハツ三菱

価格.comで中古車を「ボディタイプ別」で探す

※以下をクリックすると、メーカー、車種を選べます
軽自動車コンパクトカーミニバンSUVワゴンセダンクーペオープンカー

2.中古車を安く買うには

できるだけ人気の低い車種やグレード、ボディカラーを選ぼう

中古車は、需要と供給によって価格が大きく左右されます。中古車の流通台数に対してほしい人が多ければ価格は上がりますが、逆に少なければ価格は下がります。また、新車時に販売台数が多いクルマは中古車の流通台数も多くなるため、一般的には価格が下がりやすい傾向にあります。

たとえば、新車時の販売台数が多いコンパクトカーで、さらにベースグレードや定番のボディカラーは中古車市場に大量に流通されるため、価格が下がります。逆に、スポーツカーなどは新車時の販売台数が少ない割に、古い中古車でもほしいという人が一定数居るために、価格が下がりにくいのです。

流通台数の多いクルマのベースグレードや定番のボディカラーは、価格が比較的下がりやすい傾向にあります

流通台数の多いクルマのベースグレードや定番のボディカラーは、価格が比較的下がりやすい傾向にあります

中古車を安く買うには、できるだけ人気の低い車種やグレード、ボディカラーを選ぶことが大切です。たとえば、スズキ「スペーシア」の7年落ち程度の中古車価格は新車時のおよそ65〜70%ですが、OEM車のマツダ「フレアワゴン」は新車時のおよそ55〜60%と安くなります。「スペーシア」も「フレアワゴン」も、中身はまったく同じクルマなのですが、「フレアワゴン」は知名度が低いために中古車価格が安くなっているのです。

ですが、もしほしいクルマがあるのでしたら無理に妥協して車種を変えずに、希望するクルマの中で人気が少し低めのグレードやボディカラーを探しながら予算内に収めるように調整するとよいでしょう。クルマは、移動手段という側面だけでなく趣味性も持ち合わせているからです。

車検が残っている中古車を探そう

中古車を安く買うには、車検が残っている中古車を探すのがおすすめです。車検は、中古車なら通常2年ごと(新車は初回3年)に受ける必要があり、車検がない(切れている)場合には、車検費用が車両価格とは別途必要になります。車検の金額はクルマによって異なりますが、普通車ならおよそ8〜10万円ほど。車検がない中古車は、車検費用がかかるため、車検が残っているか、車検整備付のクルマを探すと購入時の出費が安く済みます。

ちなみに、価格.comの中古車検索サイトでは車検が残っているクルマを絞り込んで探せるので便利です。

価格.comの中古車検索サイトの左にある、「車検残あり」にチェックを入れることで、車検が残っているクルマだけを表示させることができます

価格.comの中古車検索サイトの左にある、「車検残あり」にチェックを入れることで、車検が残っているクルマだけを表示させることができます

車検が残っているクルマは赤丸部分に「年月」が、車検は切れているけれども車検を通して納車してくれる場合には「車検整備付」と記載されます。また、車検切れの場合は「なし」と記載されます

車検が残っているクルマは赤丸部分に「年月」が、車検は切れているけれども車検を通して納車してくれる場合には「車検整備付」と記載されます。また、車検切れの場合は「なし」と記載されます

3月、9月の決算期前後や年初の初売り、GWを狙おう

中古車店によって異なりますが、毎年3月や9月の決算期、年始の初売り、GW前後などにはセールが行われたり、値引きされたりすることが多くなります。これらの時期が近づいたら、販売店のウェブサイトなどでお得な情報がないか確認してみるとよいでしょう。

価格.comで中古車を「価格帯別」で探す

50万円以下50〜100万円100〜150万円150〜200万円200〜250万円250〜300万円

3.中古車選びで重要なのは「年式」「走行距離」「修復歴」の3つ

「年式」は6〜8年落ちなら価格が安くて故障も少ない

中古車選びが難しいのは、年式や走行距離を問わなければ、激安な車両が流通していることです。安い中古車なら、わずかな金額で買えてしまうクルマもあります。ですが、それらの激安車はおおむね年式が古いか走行距離が多く、故障のリスクが高いのでおすすめできません。極端に安い中古車は、買った後に高額な修理費用が発生することが考えられるからです。

おすすめできるのは、年式が6〜8年くらい前の中古車です。3年くらい前の比較的新しい中古車は、価格があまり下がらないために中古車を買うメリットは薄れます。逆に、10年を超えたクルマは、経年劣化などから故障が増え始めます。さらに、10年落ちの中古車は3年ほど乗ると初度登録から13年を超えますので、自動車税が増額されるというデメリットもあります。

上記から、6〜8年落ちくらいの中古車であれば、車両の状態と価格のバランスが取れている車両が多くあります。

「走行距離」は3〜5万キロ程度がおすすめ

日本における乗用車の平均走行距離は、1年間でおよそ6〜7千キロほど(通勤、通学を除く)と言われています。それを目安として、6〜8年落ちの中古車なら3〜5万キロ程度の走行距離がよいでしょう。

10万キロを超えるようなクルマは故障が多くなるので避けたいのですが、極端に走行距離が少ないクルマも長年放置されたクルマの可能性があり、腐食などが進んでいることがありますので注意が必要です。

「修復歴あり」の中古車は避けよう

「修復歴あり」の中古車とは、クルマの骨格に損傷を受けて修理が施されたクルマのことをさします。たとえば、電柱にクルマを少し擦ってバンパーなどの外装を交換したくらいでは「修復歴あり」にはなりません。つまり、「修復歴あり」は大きな事故を起こしたクルマになります。「修復歴あり」の中古車には修理は施されているのですが、完全に元には戻らないため、走るために重要な部分が損傷を受けていて、走行中にトラブルに見舞われるかもしれませんのでおすすめできません

価格.comの中古車検索サイトでは「修復歴なし」のクルマだけを絞り込んで探すことができます。

価格.comの中古車検索サイトの左にある、「修復歴なし」にチェックを入れることで、修復歴のないクルマを表示させることができます

価格.comの中古車検索サイトの左にある、「修復歴なし」にチェックを入れることで、修復歴のないクルマを表示させることができます

4.信頼できる中古車店の見極め方

諸費用が高額な中古車店には注意しよう

中古車の注意点として、店によっては納車整備費用などの名目で高額な諸費用を徴収することがあります。一般的な中古車でしたら、諸費用はおよそ10〜15万円前後ですが、店によっては30万円を超えることも。中古車は、コンディションが同程度でも店によって金額が大きく異なります。車両価格が安くても、諸費用が割高な店には注意しましょう。

価格.comの中古車検索サイトでは、諸費用は赤丸部分に記載されています

価格.comの中古車検索サイトでは、諸費用は赤丸部分に記載されています

来店してスタッフと話してみる

よく言われるのが、「中古車はクルマではなく店で選ぼう」です。今は、インターネットで中古車を検索してWeb商談もできますが、できれば実際に来店して検討しましょう。信頼できる中古車店かどうかを確かめるために、実際に来店してスタッフと話をしてみるのも大事なことです。

もし、店を慎重に選ぶのなら、周囲の複数の中古車店へ訪れて、ほしい中古車を扱っている店の評判をさり気なく尋ねてみるのもよいでしょう。競争相手ですのでベタ褒めすることはないでしょうが、周囲の複数の店からよい評判があれば問題ありませんが、万が一あまりよくない評判が複数聞かれるようでしたら、少し慎重になる必要がありそうです。

5.安心して中古車を買うには「保証」が大事

「新車ディーラー系」の中古車店なら保証が手厚い

中古車は故障のリスクが伴うため、「保証」が付帯されているかどうかも大切な条件のひとつです。保証があれば、万が一の修理費用を抑えられますので、より安心して中古車を購入できます。

また、保証とともに修理工場が併設されているような大きな店舗なら、故障などの際の対応も早いので安心です。そして、そのような条件を満たす典型的な店は「新車ディーラー系」の中古車店になります。新車ディーラー系の中古車店なら、品質が高く保証の手厚い中古車が用意されているのが魅力的です(その代わり、車両価格は少々高めです)。保証を充実させたいなら、「新車ディーラー系」の中古車店で購入しましょう。

6.現車のチェックポイント

試乗してチェックしてみる

もし、買いたい中古車が見つかったら、購入前に実際に乗ってみて確認することも大事です。中古車を試乗させてくれる店は少ないですが、敷地内を動かせるサービスなどは一部の中古車店で実施しています。短い距離を時速30km程度で走るだけですが、それだけでも、ハンドルやアクセル、ブレーキに違和感がないか、気になるノイズや振動がないか、各種の装備が正確に作動するか、といった点を確認できます。

エンジンをかけてチェックする

また、試乗できなくても停止している状態でクルマのエンジンを始動させてもらうことはできるはずですので、エンジンがスムーズにかかるかどうか、アイドリングが不安定ではないか、変な振動はないかを確認してみましょう。また、エンジンルームを開けて、異音が聞こえないか、液体が漏れているような跡がないか、オイルの匂いがしないかを確認することで、オイル漏れなどの故障のリスクを減らすことができます。

外装や下回りをチェックする

外装は、傷やへこみなどを確認するほか、フロントガラスに飛び石によるヒビ割れが入っていないかを確認しましょう。また、クルマを下から覗き込んでみて、オイルなどの汚れが付着していたり、錆びていたりしないかを確認しましょう。また、購入後の出費を抑えるために、4本のタイヤの残り溝を確認しておきましょう。もし、1本でもスリップサインに近いほど減っているタイヤがあれば、スタッフへ確認してみましょう。

車内やエアコンをチェックする

以前の所有者が乱雑に扱っていなかったかを確認するために、車内に大きな傷がないか、操作系やボタンがしっかり動くかをチェックしましょう。もし、大切に扱われていたクルマなら外装だけでなく内装の傷や不具合も少なく、そのようなクルマはメンテナンスがしっかりと行われていることが多いからです。また、車内ではエアコンもかけてみましょう。エアコンは、特に故障しやすい冷房がしっかりと効くかどうかを確認するほか、匂いも嗅いでみます。エアコンの匂いは、タバコ臭がしないかなどもありますが、万が一水没したクルマはエアコンから異臭がすることが多いため、その確認のためもあります。

以上のように、たとえクルマに詳しくなくても、丹念にチェックすれば不具合を見つけられる可能性は高まります。中古車は、納車後のトラブルは基本的に受け付けてもらえないため、もし少しでも違和感を覚えたら、何度でも販売店の担当者に聞いて確認するようにしましょう。

手ごろな価格で買えるおすすめの中古車7選

ここからは、「軽自動車」「コンパクトカー」「ミニバン」「SUV」の4つのボディタイプごとに、手ごろに買えるおすすめのクルマをご紹介します。年式は、商品力と価格のバランスがよい6〜8年落ち前後、走行距離は3〜5万キロ前後、修復歴なしの中古車になります。

軽自動車でおすすめの中古車

マツダ「フレアワゴン」(先々代)

子育てなど日常生活で便利に使えて価格も経済的
マツダ「フレアワゴン」

マツダ「フレアワゴン」

軽自動車は、全高が1,700mmを上まわるスライドドアを装着したスーパーハイトワゴンがおすすめです。代表車種は、国内販売1位のホンダ「N-BOX」ですが、中古車価格も高めです。そこで推奨したいのが、マツダ「フレアワゴン」。スズキがマツダに供給している「スペーシア」のOEM車になります。収納設備も豊富で、後席を格納すれば広い荷室になるなど実用性の高いクルマです。

エンブレムなどを除けば「スペーシア」と同じクルマですが、「フレアワゴン」はOEM車のために知名度が低く、インターネットでも検索されにくい傾向にあります。そのために価格も安く、タマ数は少なめですが2017年式のNAガソリンエンジン搭載車が70〜90万円になります。同年式の「スペーシア」に比べると、15万円ほど安く、新車価格の55〜60%に収まります。

コンパクトカーでおすすめの中古車

ホンダ「フィット」(先代)

街中から高速道路まで運転しやすくてお買い得

ホンダ「フィット」

ホンダ「フィット」

コンパクトカーは価格の安さが大切なので、需要に対して中古車市場の流通台数が多い車種を選びましょう。また、根強いファンがいるようなクルマは価格が高めな傾向にありますので、できれば趣味性の弱い実用指向のコンパクトカーのほうが安く購入できます。

そこでおすすめしたいのが、先代型の3代目ホンダ「フィット」1.3Lノーマルガソリンエンジン搭載車です。ホイールベースは現行型と同じで、車内の広さやシートアレンジも同等です。後席は広くて、身長170cmの大人4名が乗車して、後席に座る乗員の膝先空間は握りコブシ2つ半に達します。全長は4m前後で、全高を立体駐車場が使いやすい高さに抑えたコンパクトカーとしては車内が最も広く、価格は2017年式が90〜120万円と割安です。

スズキ「ソリオ」(先代)

使い勝手がよく中古車価格も安くておすすめ

スズキ「ソリオ」

スズキ「ソリオ」

車内が広く、ミニバンのようにスライドドアが装着されている便利なクルマに乗りたいというユーザーニーズに応える人気車が「スーパーハイトワゴン」です。全高が1,700mmを超えるので車内が広く、後席の居住性もすぐれています。さらに、後席を格納すると自転車なども積める大容量の荷室になるなど高い実用性ももちあわせています。スーパーハイトワゴンは、ミニバンに比べると新車価格が安いため、中古車も購入しやすい価格帯となっていることにも注目です。

コンパクトハイトワゴンで注目したいのが、先代のスズキ「ソリオ」です。7年落ちの中古車価格は、NAエンジン搭載車の売れ筋グレードで80〜100万円前後になります。

「ソリオ」の走行性能や乗り心地、シートの座り心地などは、先代型でも現行「ルーミー」に比べてすぐれています。ですが、スズキは軽自動車メーカーのイメージが強いため、「ルーミー」よりも人気が低く中古車価格が安いのでねらい目の車種になります。

ミニバンでおすすめの中古車

トヨタ「シエンタ」(先代)

3列シートを採用した手ごろな価格のコンパクトミニバン

トヨタ「シエンタ」

トヨタ「シエンタ」

ファミリーカーで人気が高いのが、3列シートを備えたミニバンです。価格を安く抑えたいなら、1.5Lエンジンを搭載したコンパクトミニバンが狙い目でしょう。3列目シートは少々狭いものの多人数乗車は可能で、3列目シートを格納すれば荷室を広く使えます。
おすすめの車種は、先代トヨタ「シエンタ」の1.5L NAガソリンエンジン搭載車です。ボディがコンパクトで運転しやすく、3列目シートを2列目の下に格納すれば、スッキリと広い荷室になります。

中古車価格は120〜140万円で、新車価格の70〜80%です。「シエンタ」は人気が高いため、中古車価格も少々高めですが、ライバル車のホンダ「フリード」は中古車価格が150〜160万円と、さらに高くなります。

ホンダ「ステップワゴン」(先代)

車内が広く荷室も使いやすい快適なミニバン

ホンダ「ステップワゴン」

ホンダ「ステップワゴン」

ミドルサイズミニバンの中古車は、先代のホンダ「ステップワゴン」がよいでしょう。7年落ち程度の中古車価格は、1.5Lターボエンジン搭載車でおよそ180〜200万円前後になります。

「ステップワゴン」は車内が広く、3列目シートを床下に格納できるので広大な荷室になります。売れ筋グレードなら、リヤゲートに縦長のサブドアが内蔵しているので、狭い場所でも荷物を出し入れできます。さらに、サブドアから乗員の乗り降りも可能。1.5Lターボエンジンは動力性能に余裕があり、多人数が乗車しても使いやすいミニバンです。

SUVでおすすめの中古車

スバル「XV」

日常使いもアウトドアにも使いやすく、取り回しも良好

スバル「XV」

スバル「XV」

SUVは、スバル「XV」に注目です。ボディは比較的コンパクトで、全長は4,500mm以下に収まり、SUVながら全高は1,550mmに抑えられていますので立体駐車場も使いやすいクルマとなっています。後席が広いので、ファミリーカーにも適したモデルです。さらに、「XV」は四輪駆動なので走破性も抜群です。SUVならではの走行安定性の高さに日常での使いやすさを凝縮させた「XV」は、中古車価格も170〜200万円前後と手の届きやすい価格となっています。

マツダ「CX-5」

クリーンディーゼル搭載の人気SUVが割安で手に入る

マツダ「CX-5」

マツダ「CX-5」

ミドルサイズSUVは、マツダ「CX-5」に注目です。「CX-5」は車内が広く、4名で乗車したうえでラゲッジルームへ荷物を十分に積み込めます。

さらに、2.2L直4クリーンディーゼルターボエンジンなら実用回転域の駆動力が高く、その割に燃費も良好。さらに、クリーンディーゼルエンジンが使う軽油の価格も安いので、燃料代を抑えられるというメリットもあります。

現行「CX-5」は2017年の初頭に発売されたので、7年落ちでも現行型が手に入ります。中古車価格は、クリーンディーゼルターボエンジン搭載車の7年落ちでおよそ180〜200万円前後なので、新車時の60%程度。人気の高いSUVの現行型としては、中古車価格が低めに抑えられていて買い得です。

桜庭智之(編集部)
Writer / Editor
桜庭智之(編集部)
自動車専門メディアで編集者として10年間勤務した後「価格.comマガジン」へ。これまで、国産を中心とした数百の新型車に試乗しており、自動車のほかカーナビやドラレコ、タイヤなどのカー用品関連も担当する。
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