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高橋敦のヲタ家電!

俺らの最大最強の敵は「湿度」! ヲタクが「除湿機」の選び方を本気で考えてみた

家電は誰の生活にも必須なもの。ヲタクのシングルライフも例外ではありません。しかし同じ家電でも「ファミリー」と「ひとり暮らしヲタ」では、何を基準にどんな製品を選ぶべきかはもうぜんぜん違います!

というわけで、ヲタクの自由なシングルライフに役立つ家電情報を、ヲタク目線でお届けする連載「ヲタ家電!〜ヲタクのお宅に推せる家電〜」。今回は「ヲタルームにおける除湿機の必要性と、その選び方」をお届けします。来たるべきあの季節に向けて……ヲタシングルならではの「除湿機選びのポイント」をチェック!

【連載】
高橋敦のヲタ家電!〜バックナンバーはこちら〜

ヲタにとってホコリより恐ろしい最大最強の敵……「湿度」!

本連載は、第1回で空気清浄機第2回で掃除機と、ヲタクの健康とヲタクアイテムの保管保全の大敵となるホコリへの対策家電を紹介してきました。しかし実は、特にアイテム保管保全においての最大最強の敵はホコリではありません。

「湿度」! 特にジメジメとした高湿度! それこそがアイテム保管保全の最大最強の敵! 大問題! 湿度滅すべし! なのです。弥生の穀物庫から東大寺の正倉院まで、それらが高床式である大きな理由のひとつは、風通しをよくして地面から遠ざけることで、湿度をできるだけ低く保つためです。自分、不器用ですから。

さすがに現代ヲタアイテムは、穀物や宝物ほど湿度に弱くはありません。しかし、湿り気を吸いやすい紙製品や木製品、書籍や楽器などはもちろん、カメラなどの精密機器、テレビやオーディオなどの電子機器にとっても、高湿度は望ましい環境ではありません。すぐに壊れたりはしないでしょうが、長期的な製品寿命を考えると不安があります。

古来より、重要な書物はその良好な保管に手間がかかるものであり、そして手間をかけるべきもの

古来より、重要な書物はその良好な保管に手間がかかるものであり、そして手間をかけるべきもの

マジでカビるらしいレコードはもちろん、CD等の光学ディスクも実は経年劣化するので、保管コンディション大切 #ドルつか

そしてここ日本には、アレがあるのです……。

梅雨! あの梅雨がもうすぐやってきます!

あの湿度はヤバいです。何の対策もしない場合、その湿気を吸ってしまってギターのネックが明らかに反ったりします。そういうレベルの湿度なのです。ギターのネックほど目に見える影響がすぐに出ることはないにしても、あらゆるアイテムへの影響を憂慮すべきレベルなのです。まだ年度が明けたばかりだし……なんてうかうかしてると、すぐに来ますよ梅雨!

ギターのネックは多湿にも乾燥にも影響を受けやすいので、ジメジメはもちろんエアコンの乾燥風直撃もまずい……

エアコンの除湿運転だけじゃ梅雨は乗り切れないの?

というわけで、梅雨の時期にはお部屋の除湿は必須! ……なのですが、だったらエアコンにも「除湿運転/ドライ運転」がありますよね。実際のところ、湿度を下げるだけであれば、その目的はエアコンの除湿運転で達成できます。ですが、場合によっては問題もあるのです。

エアコンって、カバー開けると「強制排熱モード」的なかっこよさがありますよね。フィルター清掃もお忘れなく!

除湿運転自体はもちろんエアコンの標準装備

除湿運転自体はもちろんエアコンの標準装備

エアコンの除湿運転には大きく分けると2種類あります。ひとつはシンプルな「除湿」。こちらの実態は「冷房と同じ動作を、温度ではなくて湿度を下げること目的に運用するもの」なので、湿度とともに室温も下がります。

もうひとつは「再熱除湿」。こちらは同じく「冷房動作で空気から湿度を除去しつつ、その空気を再度温めてから室内に放出することで室温の低下を防ぐもの」となります。

細かく見るとそのほかに、運転を緻密に制御したり、除湿で冷えた空気と室内の空気をイイ感じに混ぜてから放出したり、さまざまな手法で室温低下を抑制するモードもありますが、いずれにしてもポイントは以下の2点です。

●湿度を下げつつ室温低下を抑えられる再熱除湿モードは、古めのエアコンや安めのエアコンには搭載されていなかったり、上位機種に搭載のモードと比べてイマイチな効果だったりする。
●そして梅雨の時期だと、室温低下を伴う除湿運転で部屋が肌寒くなってしまう場合も多い。

たとえば、“空調王者”ダイキンの家庭用エアコンの場合、エントリーモデルの除湿運転に用意されているのは「セレクトドライ」機能。これは、弱冷房運転と停止を緻密に制御し、こまめにオン/オフすることで、室温をあまり下げないようにしつつ湿度を下げるものです。

筆者の自宅エアコンがまさにそれで、たしかに旧来の単純除湿運転と比べれば問題は緩和されます。しかし設定をいろいろ試しても、湿度がいまひとつ下がり切ってくれなかったり、逆に肌寒いほど室温が下がってしまったりと、除湿と室温維持の完璧な両立は難しいなあというのが実感。でも単純な除湿運転よりは確実に快適なので、お宅のエアコンにこういった機能が搭載されている場合はぜひ活用してください!

ダイキン「セレクトドライ」は室温「+」設定で「除湿力控えめ/室温低下控えめ」、「ー」設定で「除湿力高め/室温低下大きめ」になる

対して同社の上位モデルは、前述のイイ感じに混ぜる「ハイブリッド方式」を搭載しています。実際に試すことはできていませんが、きっとイイ感じのはずです。ダイキンは空調の鉄板!

というわけで、梅雨時期の除湿をエアコンの除湿運転で乗り切れるかは、あなたのお部屋のエアコンの除湿モードの機能次第。除湿もエアコンで済ませるパターンには「壁面設置のエアコンだけで済ませれば、ヲタ部屋の貴重な床面積を消費しない」という大きな優位性があるので、それが可能ならそれに越したことはないかもしれません。とはいえ、そのためにエアコンを買い替え&交換設置するには費用も手間もかかる……。

除湿器併用とエアコン一点突破、どちらのパターンがよいかは、あなたのお部屋のエアコンの現状、あなたの考え方やお部屋の環境によります。そこはみなさんそれぞれで判断してください。なお梅雨が明けて夏になったら、普通に室温を下げるために普通にエアコンを冷房運転していれば自然と湿度も下がります。

そもそも、部屋の湿度ってどれくらい下げればいいのか問題

……ん? そういえば「湿度って具体的にはどのくらいまで下げればいいの?」という話を忘れていました。「一般的な湿度計で測れる相対湿度で45〜55%の範囲」あたりに収めることを目安にしておけばよいかと思います。湿度は下げ過ぎても、空気が乾燥してアイテムにも健康にもよろしくありません。

人間の身の回りで使われるものはだいたい、人間が快適と感じて健康に過ごせる温度や湿度で正常に機能し、保全されるように作られているものです。なので、おおまかには「あなたのお部屋があなたにとって快適な温度や湿度に保たれていれば、それはアイテムにとってもイイ環境」と考えておけば大丈夫はなず。

お部屋の湿度管理には、信頼できる湿度計が必須! 設置場所もしっかり検討するべし。なお春先にエアコンで暖房運転を行うと、湿度は低めになりがち

ヲタ部屋の除湿器選びは静かさ! 静かさ! 静かさ重視!

では、梅雨に向けて除湿機の導入を決めた場合、ヲタ部屋にはどういった製品を選べばよいのでしょう? いきなり結論から言い切ります。

静音性に最大限にすぐれた製品を選んでください!
静かなやつ! とにかく静かなやつです!

というのも、除湿機って基本的にうるさい家電なんです。「除湿機としては静かな部類=家電一般としては十分にうるさい部類」です。ほかの家電とはうるささのレヴェルがちげぇえんだよ!!

そして連載初回の空気清浄機のときにも強調したように、生活と趣味の空間を兼ねるヲタシングル部屋に置く家電には、コンテンツ鑑賞や睡眠の妨げにならない「静音性」が強く求められます。「アニメを見ようと思ったけど、部屋の空気がジメジメしてて不快で集中して楽しめないから除湿機を稼働させたら、今度はその音がうるさくてやっぱりアニメに集中できない」なんてことでは困るのです。

そしてヲタシングルの部屋環境は、たいていの場合、その部屋が同時に寝室でもあります。そして夜は昼よりさらに湿度が上がるから、寝てる間も除湿したい!

除湿機とテレビやオーディオ、さらにベッドまでもが近接するのがヲタシングル環境

除湿機とテレビやオーディオ、さらにベッドまでもが近接するのがヲタシングル環境

なので我々には、「除湿機としてはトップクラスに静かな除湿機」が必要です。トップクラスに静かな除湿機でさえ、やや気になる程度にはうるさいのですが、「梅雨の不快さ大幅解消>少しうるさい」と、快適さのほうが上回るまで落とし込めればヨシとしましょう。

ヲタ部屋の除湿機は、静かさで「デシカント」一択!

さて、除湿機の運転音の大小に対して最も決定的に影響する要素は、除湿方式です。除湿方式には大きく分けて、以下3つがあります。

●コンプレッサー式:エアコンの除湿とほぼ同じ仕組み
●デシカント式:乾燥剤とヒーターを使った仕組み
●ハイブリッド式:上記の両方式を適時切り替えて運用する方式

ほかに「ペルチェ式」というのもありますが、そちらは押入れやお風呂場などせまい空間のピンポイント除湿向けの小型製品が主。部屋全体を除湿できる能力は備えていないので、今回は対象外です。で、その3方式のポイントを表にまとめると下図のような感じです。

青くした部分は一般論的に長所、赤くした部分は一般論的に短所と考えられる個所で、その中間が黄色です。ハイブリッド式は中間的な評価になるところが多いのでだいたい黄色。コンプレッサー式とデシカント式の長所と短所の多い少ないを見ると、コンプレッサー式がやや優位か? といったところでしょうか。

しかしこの色分けは「一般論的な」長所短所。一般論ではなくて、今回のテーマである「ヲタ部屋の梅雨対策として導入する場合」に限定して考えた際の長所短所はどうなるでしょう? それが下図です。

デシカント式の一般論的短所である「室温上昇」も、そもそも肌寒かったりする梅雨においては決定的というほどの短所にはなりません。「除湿性能」も「おまえの部屋ってそんなすげえ除湿力が必要なほど広いの?」と考えると、さほどの弱みにはなりません。全体的に見て、デシカント式の不利な点があまり気にならなくなることがおわかりいただけるでしょう。

……だがしかし、「全体的に見て」どうだとかそんなことより「運転音」だ! とにかく何よりも運転音の大小を気にしてください! コンプレッサー式のそれはもうヲタ部屋にとっては致命的なのです!

コンプレッサー式の仕組みはエアコンと似たもの。つまりコンプレッサー式除湿機の中にはエアコンの室外機みたいなものが入っているわけです。そりゃあうるさいよ! もちろんエアコンの室外機よりは小型ですし、室内で使う家電ですから、各メーカーできる限りの静音対策は施しています。しかし根本的に動作音が大きい仕組みであることはどうにもなりません。

たとえば、コンプレッサー式除湿機の中では静音性とコンパクトさ、ともに特にすぐれる製品を提供しているメーカーのひとつがシャープです。

コンプレッサー式の中では推せる! シャープの2019年モデル

コンプレッサー式の中では推せる! シャープの2019年モデル

そのシャープのコンパクトモデルの2019年最新製品が「CV-J71」なのですが、こちらの運転音・その他のカタログスペックが、以下の通り。

●運転音:除湿強→38dB/除湿弱→36dB
●除湿能力:6.3または7.1L/日 ※50Hz/60Hzの数値
●消費電力:除湿時175W/190W ※同じく

僕がチェックしている範囲では、これほど高性能なコンプレッサー式でこれより静かなモデルは見かけられません。ヲタシングル部屋という特殊環境ではなく、普通の家庭で除湿機を買う人には超おすすめです。しかしそれでも運転音は36dBに達します。

対して、デシカント式で同じく大手家電メーカー製品で、サイズ感や除湿能力が近いモデルとしては日立「HJS-D562」があります。

去年発売の製品なのでお値段もよいこなれ具合

去年発売の製品なのでお値段もよいこなれ具合

こちらの運転音・その他のカタログスペックは、以下の通り。

●運転音:自動除湿→約50dB/静音→約31dB
●除湿能力:5.6L/日
●消費電力:290W(静音時280W)

デシカント式の中でも特に静音性にすぐれたこちらの製品の運転音は、最小時で31dB! 空気清浄機のときにも触れましたが、空調家電の静音性スペックにおいて「30dBちょい程度まで」というのはひとつの大きな目安です。運転音がその程度までなら、体感的にはだいたい「エアコンの室内運転音と同程度かそれ以下」くらいの感じです。だったらあんまり気にならないですよね?

運転音は計測の距離や角度の設定でも違ってきますし、音圧で示される音の大きさだけではなく、高い音なのか低い音なのか、うなるような周期があったりするのか、床を揺らすような振動もあったりするのかなどによっても、実際の不快度はぜんぜん違ってきます。

なのでカタログスペックだけでの判断は難しいのですが、でもカタログスペックの時点で明らかに運転音が大きい製品が実際には意外と静か! なんてことはあまりありません。まずはカタログスペック上の静かさからチェックしましょう。

筆者が実際に選んだ、日立の除湿機の実力!

では最後に、ここまでに述べてきたような選択基準、つまり静音性第一で筆者が実際に「これだ!」と選んで使っている、前述の日立「HJS-D562」をサンプルに、その実際の性能や使い心地について紹介していきましょう。

これまでの連載の写真でもちょいちょい見切れていたこいつが、ついに主役におどり出る!

これまでの連載の写真でもちょいちょい見切れていたこいつが、ついに主役におどり出る!

▼除湿性能

まずは実際の環境での除湿っぷり。条件としては……

・前述のようにこの製品の除湿能力は5.6L/日
・メーカーが示している目安は
 木造〜7畳/プレハブ〜11畳/鉄筋〜14畳
・筆者の部屋は約8帖の鉄筋コンクリートマンション

といったところですが、その除湿能力に不満を感じることはありません。何もしないと室内の湿度が70%に迫るような梅雨時でも、こいつはまず「自動除湿」モードでスタートさせておけば、小1時間で湿度60%を切ってくれます。あとは「静音」モードで50〜60%あたりを静かにキープ!

補足情報として、このモデルは内蔵湿度センサーによる計測と連動しておおよそ45〜50%の湿度を維持する機能を搭載。「湿度がそれより下がったらいったん停止」という動作になります。除湿機では一般的な機能のひとつです。

ですが、目標湿度の設定値やセンサーの内蔵位置などによっては、「いやまだ湿っぽいだろ!」という早い段階で自動停止してしまう製品もあります。というか筆者が以前に使っていた製品がそうでした。目標湿度は55%なのに、実際には部屋の湿度計の表示が60%くらいになった時点で停止してしまう感じ。

ということもありますので、この手の自動モードについては「目標湿度が低めに設定されている製品」を推奨しておきます。

▼運転音

前述のように筆者は、この除湿機を「スタートダッシュを決めたらその後は静音モードで長時間稼働」という運用で使っています。なので運転音の評価は静音モードのそれが基準です。なおこの製品の静音モードは、通常モードと消費電力はほとんど変わらないので、単純に空気の吸入&排出を行うファンの回転速度を遅くするだけのモードと推察されます。

ボタンひとつで静音モード! 機能の1つひとつにボタンとインジケーターが用意されている明快なインターフェイス設計

30cm程度離したこんな距離感で、騒音計アプリを使って実測。スマホアプリでの計測はそれほど正確なものではないが参考にはなる

実際に平均30dBちょいに収まる優秀さ!

実際に平均30dBちょいに収まる優秀さ!

そして実測で30dBちょいという優秀さ! 1年ほど利用した実感としても、我が家の歴代除湿機の中でトップの静音性です。就寝時も、設置場所からベッドの枕までの直線距離約2.5mという条件で、「静かとは言わないけど不快ってほどでもない」くらいの感触。問題なく眠れています。

▼サイズ

スペックとしては、本体サイズ269(幅)×445(高さ)×174(奥行)mm、重量約5.3kgですが、実物写真の方がイメージしやすいでしょう。

BDボックスやギターとの相対サイズはこんな感じ

BDボックスやギターとの相対サイズはこんな感じ

メインルーム全体の除湿に対応できる除湿機としてはコンパクトな部類で、設置場所の自由度は十分に高いですし、軽量なので移動も簡単です。

床が弱くて除湿機の振動が床に響いてしまうような場合は、振動を吸収してくれそうなものを除湿機の下に敷くと低減できます。我が家では牛革を貼ったオーク板という重装備ですが、がっしりした製本の雑誌などでもそれなりの効果は得られるでしょう。ヤワな雑誌やふかふかのタオルとかは除湿機の設置の安定性を損ねるので安全性等の面から不可!

我が家の場合、室内干しポイントの真下が基本ポジション

我が家の場合、室内干しポイントの真下が基本ポジション

振動が床に伝わるのを避けるため、手近にあった頑強なオーク板の底面に手近にあった牛革を貼ったものを除湿機下に敷いている

▼室温上昇

除湿器を使うことによる室温の上昇。これは正直あります。部屋の広さや通気との兼ね合い次第でしょうが、筆者の部屋だと梅雨どきの利用で+3〜5℃くらいは室温が上昇します。

たとえば何もしない状態が「室温22℃/湿度65%」だとしたら、除湿機を使うことで「室温26℃/湿度55%」になるイメージです。その場合、室温上昇は暑いってほどではない範囲なので、湿度が下がることでの快適さのほうが勝ちます。

しかしこれが「室温25℃/湿度65%」→「室温30℃/湿度55%」だと話は違ってきますよね。そこが、除湿機による除湿からエアコンによる除湿への切り替え時期というわけです。その境目あたりの時期の運用が難しいのですが。

▼タンク排水

タンクが満水になって排水が必要になるまでの時間、つまり排水なしでの連続運転が可能な時間ですが、湿度マックスな去年の梅雨の夜でも、「寝る前に排水しておけば朝起きるまではいける!」感じでした。

除湿能力5.6L/日、タンク容量は自動停止まで約1.8Lというスペックから割り出せる数値としても、満水までおおよそ7.7時間。そのスペック通りの性能を実際に叩き出しています!

タンクを横に引き出して流しとかに持っていって排水。引き出す側にはその分の空きスペース確保が必要

タンクを横に引き出して流しとかに持っていって排水。引き出す側にはその分の空きスペース確保が必要

ちなみに日立の2019年モデル「HJS-DR601」は、除湿能力や静音性、消費電力などのスペックは従来モデル(HJS-D562)とおおよそ同等。その上でサイズが少し大きくなってタンク容量が1.8Lから2.5Lへと大幅増量されています。家を空ける時間が長くなりがちな方は、こちらも要注目。そのほか、液晶ディスプレイ搭載で運転モードや各種の機能を把握しやすいのも強化ポイント。

日立の2019年モデル「HJS-DR601」は、タンク容量が増えて液晶ディスプレイも搭載! こちらも要チェック!

日立の2019年モデル「HJS-DR601」は、タンク容量が増えて液晶ディスプレイも搭載! こちらも要チェック!

今年の新製品含めて除湿機に注・目!

というわけで、ヲタルームの梅雨対策に極めて有効な除湿機! 梅雨になるまでに余裕を持って検討していただきたくて早めの掲載としたので、こちらの記事では今年の梅雨向けの新製品すべてはフォローできていません。ですが、特定製品のおすすめよりも「選び方のポイント」を解説する内容となっておりますので、これから発表されるであろう新製品も含めて、除湿器選びのお役に立てるかと思います。ヲタのみなさま、除湿器の導入がまだでしたらぜひご検討を!

高橋 敦
Writer
高橋 敦
イヤホンやヘッドホンといったポータブルオーディオ、あるいはデスクトップオーディオなど、ひっくるめてパーソナルオーディオ分野を中心にライティング活動。国内最大級オーディオビジュアルアワード「VGP」では、同分野を含め幅広い製品を対象とするライフスタイル分科会の審査員を務める。オーディオのほか、同じく趣味性の強いパーソナルアイテムであるおひとりさま家電やエレクトリックギターの記事、アーティストインタビュー記事も執筆。ギターはストラトキャスター派。
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