概要
心が病み、承認を求め、悲しい愛に溺れていた頃の実話です。
この物語は、私自身が実際に体験した事を元に書きました。多少の脚色はあるもの、このお話に書いたのは全て実話です。
うつ病を発症しながらも働いていたマサトの職場に、音信不通になっていった友人シゲちゃんから一本の電話がかかってくる。
事情を聞くと”スマホを失くしたから、連絡できなかった”との事。
シゲちゃんのあっけらかんとした態度にマサトは軽い怒りを覚えた。
何故ならそのスマホはマサトがシゲちゃんの為に契約し、月々の利用料金はマサトの口座から引かれていたからだ。
承認と病気に苛まれるマサトは、酒と女に溺れるシゲちゃんを自分に依存させる事で、自分の存在意義を保っていた。
それは真心でもなんでもなく、ただ『悲しい愛』に過ぎない……。
うつ病を発症しながらも働いていたマサトの職場に、音信不通になっていった友人シゲちゃんから一本の電話がかかってくる。
事情を聞くと”スマホを失くしたから、連絡できなかった”との事。
シゲちゃんのあっけらかんとした態度にマサトは軽い怒りを覚えた。
何故ならそのスマホはマサトがシゲちゃんの為に契約し、月々の利用料金はマサトの口座から引かれていたからだ。
承認と病気に苛まれるマサトは、酒と女に溺れるシゲちゃんを自分に依存させる事で、自分の存在意義を保っていた。
それは真心でもなんでもなく、ただ『悲しい愛』に過ぎない……。